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FB Research Memo(8):2025年4月期の業績予想を据え置き、成長投資を実行し、増収増益となる見通し

*13:08JST FB Research Memo(8):2025年4月期の業績予想を据え置き、成長投資を実行し、増収増益となる見通し
■フリービット<3843>の業績見通し

1. 2025年4月期の業績予想
2025年4月期の業績予想について同社は、期初予想を据え置き、売上高を前期比5.3%増※の54,000百万円、営業利益を同3.8%増の5,700百万円、経常利益を同2.6%増の5,500百万円、親会社株主に帰属する当期純利益を同12.0%減の3,000百万円と見込んでいる。なお、親会社株主に帰属する当期純利益が減益となるのは、上期同様、一過性要因(投資有価証券売却益等)のはく落によるものである。

※ 前期比については、上期同様、ギガプライズ等の決算期変更による影響を除いて算出している。

引き続きMVNO向け支援(MVNE)サービス(5Gインフラ支援事業)や集合住宅向けインターネットサービス(5G生活様式支援事業)、アフィリエイトサービス(企業・クリエイター5G DX支援事業)などの各事業の主力サービスが好調に推移し、増収に寄与する見通しである。

利益面では、前期からの投資(5Gデータセンター移設費用等)の持越し分に加え、「SiLK VISION 2027」の最終ゴールを意識した成長投資を投入するものの、増収による収益の底上げや業務効率の推進により営業増益を確保する想定となっている。

2. 弊社の見方
弊社でも、上期業績の進捗状況を始め、主力サービスが足元好調であることや積み上げ型の収益モデルがベースとなっていることから、同社の業績予想は十分に達成可能であると見ている。特に、利益面ではハイペースな進捗となっていることから、このまま主力サービスが順調に積み上がっていけば上振れる可能性も見えてくるだろう。もっとも、下期は新たな成長ドライバーへの戦略投資を加速する計画のようであり、それに伴う損益や財務への影響にも注意する必要がある。いずれにしても、新中期経営計画の最終ゴールに向けて、どのような分野に成長投資を投入し、具体的なweb3の社会実装につなげていくのか、その間、足元業績と成長投資のバランスをどのようにとっていくのか、今後の展開に注目したい。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)



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