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AHCグループ Research Memo(7):2027年11月期に売上高7,563百万円、営業利益330百万円目指す

*11:07JST AHCグループ Research Memo(7):2027年11月期に売上高7,563百万円、営業利益330百万円目指す
■成長戦略・トピック

1. 中期経営計画(2025年11月期~2027年11月期)
AHCグループ<7083>は、中期経営計画(2025年11月期〜2027年11月期)を発表しており、福祉事業を中心に、新規事業所の開設及び既存事業所の収益改善等を重点施策として成長を図る。最終年度となる2027年11月期には、売上高で7,563百万円、営業利益で330百万円を目指す。

2. 2つの成長戦略
同社は、今後の成長戦略として、「事業の拡大」と「DXの推進」を掲げる。「事業の拡大」に関しては、福祉事業の事業所の新規開設を加速する。特に注力する事業所タイプは、需要が高まる「就労継続支援B型」「生活介護」「共同生活援助(グループホーム)」である。2025年11月期には、福祉事業所を6施設新設する計画だ。注目の施設としては、全国でも珍しいパソコンを使ったIT系の仕事が中心の就労継続支援B型事業所「パパゲーノ Work & Recovery」である(詳細後述)。M&Aによる事業の拡大も継続する。事業所展開以外にも、連結子会社が開発・販売するAI支援記録アプリ「AI支援さん」の販路開拓・拡大に取り組む。「DXの推進」では、IT活用が遅れている同業界において、運営支援システムの導入、基幹システムの連携強化、AIを活用した業務の改革などを先んじて行っていく。

3. パパゲーノのグループ化
2024年12月、同社はパパゲーノの発行済全株式を取得し、完全子会社化した。パパゲーノは福祉分野に特化した生成AIなどを活用して福祉事業所の業務効率化を支援するアプリ「AI支援さん」などを提供する。2024年5月に業務提携契約を締結し、その後同社の就労継続支援B型事業所でのIT系の作業受注や、「AI支援さん」による福祉事業所職員の業務効率化などDX推進の取り組みを進め、一定の成果が得られたことから、さらなる成長を目指しグループ化した。同社の保有する知見・ノウハウ・経営資源にパパゲーノの持つDX技術を掛け合わせることで「福祉事業所のIT活用による効率化」「多様なニーズに対応した事業所の開発」「DXの推進によるガバナンス体制の整備・構築」などの実現を目指し、障害福祉分野におけるDXの構造構築を加速させる。

2023年9月、東京都杉並区に開設した「パパゲーノ Work & Recovery八幡山」は、主に精神障害や発達障害のある人がパソコンを使ってITスキルを学び、自分らしく生きることを応援する就労継続支援B型事業所であり、1人1人の希望や体調に合わせて、自分のペースで働くことができる。開設から1年で利用者数が50名ほどになり稼働率も高まっている。企業の営業事務、Webデザイン、ライティング等を受託して、ITやAIを活用して障害のある人が活躍できる環境を整備している点では、全国でも数少ない事例である。2025年3月には2事業所目を世田谷区用賀エリアに開設予定である。今後数年間で5~10事業所の開設を目指し、パパゲーノの生成AIを活用した障害者支援サービスのさらなる拡充と、多様なニーズに対応した事業所の展開を強化する考えだ。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)



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