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シンシア Research Memo(4):コンサルタンティング事業、システム事業を加え多角化を進める(2)

*13:04JST シンシア Research Memo(4):コンサルタンティング事業、システム事業を加え多角化を進める(2)
■事業概要

(2) その他
2022年11月、シンシア<7782>は薬事申請のノウハウを生かし、薬事申請支援コンサルティング及び選任製造販売業者(DMAH)サービスを開始した。いずれも、コンタクトレンズの品質保証部門においてサービスを提供するため、セグメント区分はコンタクトレンズ事業に含めている。また、同年12月には、医薬部外品製造販売業の許可を東京都より取得した。医薬品医療機器等法第12条第1項の規定により許可された医薬部外品の製造販売が可能となったことで、新しい事業を立ち上げる下地を整えた。

a) 薬事申請支援コンサルティングサービス
国内においてコンタクトレンズなど医療機器の製造販売を行うためには、PMDA(独立行政法人医薬品医療機器総合機構)や認証機関に対して申請を行い、厚生労働省の承認または認証を受ける必要がある。同社は、自社での承認申請ノウハウを生かして、申請書類の作成支援のみならず、照会事項対応サポート、社内体制構築のコンサルティングなどを行っている。

b) 選任製造販売業者サービス
外国医薬医療機器メーカーが日本で製造販売を行う場合には、外国特例承認制度により承認を取得するとともに日本において製造販売事業者を選任する必要がある。この選任製造販売業者は、日本で医療機器・医薬品などの製造販売業許可を取得していることが条件で、品質管理及び製造販売後安全管理業務などが外国メーカーから委託される。同社は選任製造販売業者として海外メーカーの日本進出のサポートを行っている。

3. コンサルティング事業
2022年11月に、フォー・アイズからクリニック運営に関するコンサルティング事業の事業譲渡を受け、同年12月より事業を開始した。同社が持つカラーコンタクトの10~20代向けのブランディングノウハウを活用して、医療法人緑風会(京都)が京都・福岡・広島に展開する医療脱毛「ヴァージンクリニック」のWebマーケティング、運営管理サポートを行っている。同社では、自由診療における美容医療の市場規模を4,000億円程度と見込んでおり、この分野で急成長しているアンチエイジングや医療脱毛での事業伸長を計画している。

4. システム事業
2023年11月に連結子会社化したタロスシステムズは、リユース業界向けのPOSパッケージシステムを開発・販売している。中古品の買取や単品在庫管理が必要なリサイクルショップ、リユース小売店・買取専門の店舗運営のための中古商材に合わせたAPI対応クラウドPOSシステム「タロスPOS」を展開している。創業は2019年と業歴は浅いが、国内の導入店舗数は既に1,600店を突破している。

「タロスPOS」の特徴は、買取時に画面上でリアルタイムのネット相場額が確認でき、そこから査定額を自動で算出し、買取する商品が自店で売れ筋か余剰かも一目でわかり、適正価格を提示できることだ。そのほか、入出庫・在庫の単品管理、原価管理、Amazon、楽天市場、メルカリなどECサイトへの出店管理などWeb連携なども対応できる拡張性の高いシステムだ。タロスシステムズは、リサイクルショップ、貴金属・ブランド買取販売、中古車パーツ業界、DVD・CD・ゲーム販売などあらゆるリユース業態に対応したシステムをカスタマイズして提供する業界シェアNo.1企業である。同社がコンタクトレンズ事業で培ってきたWebマーケティングノウハウとの融合により、新たな顧客拡大とサービス向上が期待される。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 松本章弘)




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