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ワイヤレスゲート Research Memo(4):今後はデジタルマーケティング事業が成長をけん引する計画(2)

*11:04JST ワイヤレスゲート Research Memo(4):今後はデジタルマーケティング事業が成長をけん引する計画(2)
■ワイヤレスゲート<9419>の事業概要

(2) デジタルマーケティング事業
今後の成長をけん引する可能性が高いことから、2024年12月期から新たに区分されたセグメントである。

1) 主力商品:「e-SIM」の販売
訪日外国人観光客(インバウンド)が日本国内でWi-Fiを利用する場合には、Wi-Fiルーターのレンタルまたは物理的なSIMカードの購入が一般的である。しかし昨今、海外ではスマホに直接SIM機能をダウンロードする「e-SIM」が広まっている。同社では今後、この「e-SIM」の販売に注力していく方針で、これがデジタルマーケティング事業の中核となる。料金は利用期間やデータ量などによって決まるが、顧客当たり平均3,000円くらいである。

「e-SIM」は既に海外では広く普及しつつあり、特にインバウンドにとっては購入しやすいサービスとなっているが、一方で参入障壁が低いので、ある意味で「早い者勝ち」のビジネスとも言える。そこで同社では、インバウンド向け専用ECサイト「WG JAPAN eSIM」を11ヶ国語で立ち上げ、これにより差別化を図り拡販を図っている。

2) 訪日観光客向けメディア(ECサイト)の立ち上げ
日本の観光情報を多言語(英語・韓国語・中国語・タイ語・スペイン語など11ヶ国語)で提供する訪日客向けの自社メディアを立ち上げた。この主目的は、インバウンド向けに各種の情報発信をすることで、e-SIM販売につなげるためである。それとともに、国内ではこのECサイトを通じてWiMAX等のWi-Fiサービスを販売していく(直販を増やす)方針だ。

2. 主な競合サービス(企業)
インターネット通信サービス全体では、通信形態等により様々なサービスがある。主なものとして、光回線を使ったNTTフレッツ光、ドコモ光、SoftBank光、auひかり、NURO光などがある。モバイルルーター(持ち運び型Wi-Fi)では同社のWiMAXや楽天モバイル「Rakuten Wi-Fi Pocket」などがある。またホームルーター(置き型Wi-Fi)ではSoftBank Air、ドコモhome 5Gなどがある。

顧客のニーズは多様化しており、同社は付加価値(保険やオプションサービスなど)の提供により差別化を図っている。

3. 強み
(1) 通信の安定性
大手キャリア(au)の通信インフラを利用していることから、「通信の安定性は高い」ことが挙げられる。

(2) 販売力
既述のとおり主力の販売ルートとしてヨドバシカメラと提携しており、さらに今後はカメラのキタムラも加わることから、販売力は強いと言える。また、今後は自社のECサイト(直販)も強化する方針であり、販売力は一層強化されるものと見られる。

(3) 商品力
MVNOとして、主力のWiMAXをはじめ、クラウドルーターや各キャリアの通信サービスを仕入れることが可能であることから、様々なサービス(商品)の開発ができる点も同社の強みと言えるだろう。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)



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