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紀文食品---25年3月期は増収、国内食品事業と食品関連事業が増収に

*07:03JST 紀文食品---25年3月期は増収、国内食品事業と食品関連事業が増収に
紀文食品<2933>は15日、2025年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比2.2%増の1,089.12億円、営業利益が同4.4%減の45.13億円、経常利益が同4.6%減の41.91億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同8.5%減の25.87億円となった。

国内食品事業の売上高は769.82億円(前期比1.2%増)、セグメント利益は24.66億円(同15.5%減)となった。小売部門では、消費者の節約志向の高まりとメーカー間の価格競争の激化、さらに春夏期の高気温が続き、主力のスリミ製品は若干前年を下回った。その中ではSNSや店頭告知などのプロモーションを展開したはんぺんやカニカマが好調に推移した。また惣菜では、中華まんじゅうや餃子、玉子加工品が好調に推移し、前年同期比で売上を伸ばした。一方で、競争環境の厳しい麺状商品の売上は減少した。また商事部門では、水産物、大豆、油などが順調に売上を確保し売上増となった。

海外食品事業の売上高は117.90億円(同0.3%減)、セグメント利益は9.58億円(同20.6%増)となった。売上面では、各国市場で濃淡はあるものの、インフレの影響を受けて消費者の節約志向が高まった。その中で米国やタイでは、前年比でカニカマやおでんセットなどスリミ製品が伸長し、またTAKOYAKIや納豆、大福などの日本食材の販売が拡大した。また、中国では和食チェーン店向けにカニカマやはんぺんの導入が進んだ。一方でHealthy Noodle(糖質0g麺)の販売減少や、円安の影響を受けた農畜産物の輸出減などにより、全体では売上は前年同期比で減少した。

食品関連事業の売上高は201.39億円(同8.2%増)、セグメント利益は12.27億円(同23.8%増)となった。売上面では、同事業セグメントの中心である物流事業において、継続して注力してきた新規顧客の獲得や、料金改定、さらに販売好調な荷主様からの物量増により大きな伸長となった。また、情報事業で、「虹彩認証・入退出システム」が期末にかけて販売増となったことも貢献した。

2026年3月期通期の連結業績予想については、売上高は前期比6.2%増の1,156.26億円、営業利益は同11.2%増の50.20億円、経常利益は同6.2%増の44.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同15.9%増の30.00億円を見込んでいる。
また、2025年3月期の期末配当は公表予想通りの20 円、2026年3月期では23.5円を予定している。

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