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ワコム---テクノロジーソリューション事業の成長とブランド製品事業の構造改革を両立し、25年3月期は増益

*18:50JST ワコム---テクノロジーソリューション事業の成長とブランド製品事業の構造改革を両立し、25年3月期は増益
ワコム<6727>は9日、2025年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比2.6%減の1,156.81億円となった一方で、営業利益が前期に計上した一過性の費用(売上原価への買付契約評価引当金や棚卸在庫評価減等)の影響が大幅に縮小したことやテクノロジーソリューション事業での需要拡大などを受けて同44.7%増の102.10億円、経常利益が同5.5%増の103.94億円、親会社株主に帰属する当期純利益も特別損失の計上(主にブランド製品事業での事業構造改革実施に伴い発生した特別退職金等の事業構造改善費用)の影響を加味しつつも同14.5%増の52.25億円となった。

テクノロジーソリューション事業の売上高は前期比2.3%増の869.36億円、セグメント利益は同12.2%増の184.95億円となった。AESテクノロジーソリューションは、市場環境の変化による影響を受けるなか、前期の売上高を小幅に下回った。EMRテクノロジーソリューションは、OEM提供先の需要が増加したことから、前期の売上高を小幅に上回った。セグメント利益は、増収などを受けて、前期を上回った。

ブランド製品事業の売上高は前期比15.0%減の287.45億円、セグメント損失は28.79億円(前期は45.20億円の損失)となった。主力のクリエイティブソリューションは、市場環境の変化による影響を受けるなか、ディスプレイ製品、ペンタブレット製品ともに販売が減少し、前期の売上高を下回った。ビジネスソリューションは、金融・医療・官公庁などの需要が堅調に推移したが、前期の売上高を僅かに下回った。セグメント損失は、前期に計上した一過性の費用の影響が縮小したことなどにより、前期から縮小した。

2026年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比4.9%減の1,100.00億円、営業利益が同12.6%増の115.00億円、経常利益が同10.6%増の115.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同62.7%増の85.00億円を見込んでいる。
なお、この見通しについては、営業利益で前期より円高(想定為替レート1ドル140円)に設定したことによるマイナス影響を約15億円、さらに米国の関税措置によるマイナス影響を約15億円程度織り込んでいるとしている。



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