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株式会社オーケーエム:2025年3月期決算および中期経営計画説明会文字起こし(7)

*12:47JST 株式会社オーケーエム:2025年3月期決算および中期経営計画説明会文字起こし(7)
オーケーエム<6229>

この第1次中期経営計画では、脱炭素やクリーンエネルギーへの移行、環境対策の推進に注目しました。これらの新たなニーズに対応するために、新商品の開発や、工場を含むものづくりと販売体制の確立を基本とし、4つの戦略を展開してきました。

その結果はご覧の通りで、売上高・利益ともに目標には届きませんでした。背景としては、近年需要が伸びている船舶排ガス用バルブにおいて、海外メーカーとの競合による価格競争が激化し、計画どおりに販売が伸びなかったことが挙げられます。また、利益面では販売単価への価格転嫁を行ったものの、原材料価格の高騰がそれを上回り、利益を圧迫しました。

成果と課題のまとめです。

4つの戦略を展開してきましたが、まず戦略Iとして、アンモニアを燃料とする船舶エンジン用バルブの開発を進めてきました。燃料供給ライン用バルブのプロトタイプは完成し、すでにお客様へ納入しています。また、アンモニア燃料エンジンの排気ガス処理用バルブについては、実際の船に搭載し試験を行っています。課題としては、すでに販売しているLNG用バルブにおける品質の安定化とコストダウンへの対応が挙げられます。

戦略IIでは、品質の安定と生産性向上を目指し、既存製品の生産工程の見直しや仕組みの再設計を進めるためのプロジェクトを立ち上げ、本格的に取り組んでいます。課題としては、プロジェクト内で部門間の進捗に差が生じている点があります。外部知見も含め、サポート体制の強化に努めています。また、PDCAサイクルを迅速に回し、最終システムを確立することも課題です。

戦略IIIについては、ご覧のとおりです。

戦略IVでは、教育・育成システムの見直しの一環として社内アカデミーを開始しました。社内講師がものづくりの精神を取り入れながら若手社員に講義を行い、人材育成をさらに進めています。課題としては、体系的な教育・育成システムの整備を推進する必要があります。

ここから第2次中期経営計画の説明に移ります。

まず、目標値の概要を示します。最終年度である2028年3月期には、連結売上高132億円、営業利益率10%以上、そしてROE10%を目指します。

計画全体の構成について説明します。

頂点に「いい流れをつくる。」というパーパスを置き、その下に社是、中長期ビジョン、基本戦略を配置しています。第2次中期計画の基本戦略は3つあり、1つ目は既存領域の拡充、2つ目は海外市場の展開、3つ目は新領域への挑戦です。

株式会社オーケーエム:2025年3月期決算および中期経営計画説明会文字起こし(8)に続く



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