フィスコニュース

*10:00JST 個人投資家・有限亭玉介：ズバリ！大型株より個人投資家好みの個別株で利幅狙いの戦略【FISCOソーシャルレポーター】
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏（ブログ：儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」）が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

-----------

※2025年5月25日10時に執筆

グロース株の強さが目立ってきておりますな。トランプ大統領の発言による影響は避けられない部分はあるものの、大型バリュー株よりは小型グロース株が物色されやすいムードが強まっているようです。

改めまして株＆猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。

東証が発表している5月第3週(12〜16日)の投資部門別売買状況(二市場)によると、海外投資家は6232億円買い越しており、7週連続での買い越しとの事です。ちなみに6232億円という数字は昨年4月第1週以来の約1年ぶりの規模で、米中の対立を受けて行き場を失った海外投資家のマネーが日本に逃げ込んでいるような印象を受けます。

海外投資家であれば大型バリュー株を中心に投資を行うと思いきや、5月第3週に関してはプライム・スタンダード・グロースの3市場全てで海外投資家は買い越しとなりました。これは日本市場に幅広く分散投資したい気持ちの表れなんでしょうか。

国内個人および海外投資家に支えられ、5月初旬からグロース250は上昇してきました。しかし不思議な事に、同期間の日本の長期金利も同様に上昇する現象が見られます。金利が上がればグロース株は売られるのがセオリーです。そうならないのは、それだけ今のグロースは強いのかもしれません。トランプ相場では、過去のセオリーも通用しませんねぇ…。

トランプ大統領の「ハーバード大学の留学生受け入れ停止命令」は驚愕しましたが、石破首相が国会で「日本の財政はギリシャよりも悪い」という発言をした事も同じくらい驚愕でした。両者とも国のトップとして任期を全うできるのか…いずれにせよ、日本の株式市場に与える影響力が強いのは今後もトランプ氏という見方で間違いないはずです。さて、今回は直近でチェックしている個別株を中心にご紹介致します。

業績好調なミガロHD<5535>はDX関連として顔認証決済サービス「FreeiD Pay」が材料視されております。DX推進事業と併せてDX不動産事業も業績拡大しているようで、チャート(日足)は保ち合いから上放れしてきた模様。中長期でトレンドがどうなるか監視を強めて参ります。

衣料品や雑貨などの企画や小売、卸売を手掛けるyutori<5892>は5月9日取引終了後に好調な月次KPIを発表すると急動意しました。業績は3期連続で最高益を更新する見通しで、チャートもこのまま上場来高値を更新していけるか。

料理動画「クラシル」で知られるdely<299A>も、業績好調で上場来高値を更新しましたな。LINE ヤフー<4689>が同社の筆頭株主であり、およそ3分の１を保有している事も注目です。IPOから約半年が経過し6月16日でロックアップ期間が解除されるので、今後もチャートを注視して参ります。

3Dプリンターによる製品開発支援や試作品製作を手掛けるSOLIZE<5871>は、底値圏からじわじわと切り返してきました。自動車のSDV関連として思惑がある他、JAXAから部品製造の依頼を請け負うなど宇宙関連としてもチェックです。

安否確認サービスや法人向けクラウド事業を手掛けるトヨクモ<4058>は、5月14日の場中に決算発表がありました。決算発表の当日は利益確定売りが入ったものの、翌日からしっかり下値を切り上げて年初来高値を更新しました。25年4月度月次売上は前年同月比で54.1%増加し、25年12月期の業績見通しは過去最高益予想となっております。

最後はクラウド型プラットフォームを主力とするグローバルウェイ<3936>です。株価は昨年末から停滞しておりましたが、5月14日の上方修正を機に息を吹き返しました。26年3月期は黒字転換する見通しで、小型低位株の同社には個人投資家の物色が入りそうですな。

さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「アル」と共にお待ち申し上げております。

----

執筆者名：有限亭玉介
ブログ名：猫旦那のお株は天井知らず





＜HM＞