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GセブンHD Research Memo(2):業務スーパー事業が売上高、経常利益の過半を占める収益柱(1)

*11:02JST GセブンHD Research Memo(2):業務スーパー事業が売上高、経常利益の過半を占める収益柱(1)
■G-7ホールディングス<7508>の事業概要

同社の事業セグメントは、車関連事業、業務スーパー事業、精肉事業、その他事業の4つで開示している。2025年3月期の事業別構成比を見ると、業務スーパー事業が売上高の57.8%、経常利益の65.9%を占める主力事業となっている。車関連事業は売上高の21.5%、経常利益の27.2%を、精肉事業は売上高の9.8%、経常利益の2.9%を、その他事業は売上高の10.9%、経常利益の4.0%を占めている。また業務スーパー事業、精肉事業とその他事業に含まれるこだわり食品・プライベートブランド事業やミニスーパー事業、アグリ事業を加えると、売上高の7割強が食品小売事業となる。

1. 車関連事業
車関連事業は、「オートバックス」のフランチャイジーでカー用品販売、メンテナンスなどを展開する(株)G-7・オート・サービスを中心に、バイク用品の販売・メンテナンス店「バイクワールド」を運営する(株)G-7バイクワールド、マレーシアで「オートバックス」のフランチャイジー展開及び「バイクワールド」を運営するG7 RETAIL MALAYSIA SDN.BHD.、自動車輸出販売事業を手掛ける(株)G-7.CrownTrading、自動車販売や鈑金・塗装事業を行う(株)G-7・シンワ・モビリティサービス(2025年4月に新和自動車から商号変更)の5社で構成される。

売上構成比の7割強を占めるG-7・オート・サービスでは、オートバックス関連店舗を2025年3月末時点で国内76店舗(オートバックス69店舗、オートバックスエクスプレス7店舗)の合計76店舗展開している。国内の出店エリアは兵庫県、京都府、福井県、岡山県、広島県、千葉県、茨城県で、なかでも兵庫県で38店舗と全体の5割を占める。オートバックスグループ(国内1,020店舗、海外148店舗)のなかで最大規模のフランチャイジーとなっており、従業員1人当たりの生産性や売上総利益率、在庫回転率などを重視した店舗運営により、グループのなかでも高い収益性を維持している。また、「BPセンター」(鈑金・塗装)7店舗、新車・中古車買取販売の「スズキカーズ大阪」1店舗のほか、「オートバックス」等の店舗敷地内でアウトドア用品専門店「FIELD SEVEN」5店舗、フランチャイジー展開としてコインランドリーショップ「マンマチャオ」6店舗、たい焼き専門店「やまや本舗」2店舗、洋菓子専門店「シャトレーゼ」2店舗を出店している。

売上構成比の1割弱を占めるG-7バイクワールドは、2025年3月末で国内15店舗の合計15店舗を展開しており、国内では資本業務提携先のバイク王&カンパニー<3377>とのコラボ出店も行っている。売上構成比の2割弱を占めるG-7.CrownTradingでは中古自動車の輸出販売を主に行っており、仕向け地別売上高ではマレーシアが約5割と主力販売先となり、次いで中近東が1〜2割を占める。

マレーシア子会社は、「バイクワールド」5店舗、「オートバックス」2店舗を運営しているが、売上規模はまだ数億円程度と小さい。2024年10月にグループ化したG-7・シンワ・モビリティサービスは新車・中古車販売や鈑金・塗装サービスを行う「ガイア」を京滋エリアで4店舗出店しており、売上規模は年間で20〜30億円と見られる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)



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2025/06/05 15:30 現在

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