フィスコニュース


サニーサイド Research Memo(10):配当性向30%程度を目安、5期連続増配となる見込み

*16:10JST サニーサイド Research Memo(10):配当性向30%程度を目安、5期連続増配となる見込み
■株主還元策とサステナビリティへの取り組み

1. 株主還元策
サニーサイドアップグループ<2180>は株主還元策として配当を実施している。配当の基本方針としては、健全な財務体質の維持や積極的な事業展開のための内部留保の充実等を勘案したうえで、配当性向30%程度としている。また、収益目標の早期達成が見込める場合は、還元充実を検討するとしている。2025年6月期は前期より2円増額の22円(配当性向34.2%)となり、5期連続での増配となる見込みである。

2. サステナビリティへの取り組み
同社のサステナビリティに関する取り組みは、「たのしいさわぎをおこしたい」という経営理念に基づいている。「人の心が動けば、行動が変わり、やがて世の中全体が変わっていく」というPRが持つ普遍的な力を信じ、事業活動を通じて各種取り組みを進めている。

サステナビリティ関連のリスク及び機会への取り組みとして、次の2点を重点課題として挙げている。

1) 人的資本経営の実現
2) ソーシャルグッドに関する事業活動の推進

1) については、「人的資本経営ガイドライン」を定め、性別・国籍等を超えて全員が活躍できる組織づくり、教育投資の拡充、従業員のエンゲージメント・スコアの向上を目指している。

同社は、性別・国籍等の属性に関わらず、機会を等しく提供することを基本方針としているが、特に女性活躍を推進している。ライフプラン上のキャリアが中断する可能性を考慮し、若手女性社員を対象とした経営幹部育成研修を実施している。また、連結子会社間の吸収合併等のグループ再編が加速するなかで、従業員及び組織の満足度をエンゲージメント・スコアとして定期的に測定し、改善をするようにしている。

定量目標としても、取締役女性比率30%超、管理職女性比率50%目途を目標として掲げるが、2024年6月期において取締役女性比率は50%、管理職女性比率は44.4%まで上昇しており、すでに目標達成を視野に入れている。同社の代表取締役社長である次原悦子氏は、上場企業の女性社長として業界でも先駆け的な存在であるが、サステナビリティにおける女性活躍推進に対しても社内外で積極的に発信を継続している。同社の取り組みは、顧客企業にとっても参考事例になる面が多く、ブランドコミュニケーション事業においても好循環を及ぼしている。

2) ソーシャルグッドに関する事業活動の推進については、女性のヘルスケア、キャリアとの両立など、ライフデザインを啓発するプロジェクトに長期的にコミットしていく方針である。長期的な視点で社会的課題をテクノロジーで解決する「サステナブルテック」にも取り組んでおり、テクノロジー投資枠において、女性のウェルビーイングに関連するファンドに出資している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 三浦健太郎)



<HN>



 
【重要】株予報/株予報Proを装った偽サイト、偽アカウント、偽広告にご注意ください

株予報/株予報Pro等の当社サービスを装ったり、当社の名を騙った偽サイト、偽アカウント、偽広告が確認されております。

偽サイト及び偽アカウントは、不正サイトへの誘導、個人情報の取得及び悪用、投資詐欺に遭う可能性がございますのでアクセスされないようにご注意ください。

当社では投資勧誘は行っておりません。LINEなどのSNSを利用した投資詐欺にご注意ください。

株予報 トレンドシグナル ®

2025/06/06 15:30 現在

(更新タイミング:翌営業日8時頃)

買い   1,690 銘柄
1,414 銘柄   売り
 
 
 
7974 任天堂 売り転換
8316 三井住友FG 売り転換
7011 三菱重工業 売り転換
8031 三井物産 売り転換
6702 富士通 売り転換



 
本情報の正確性には万全を期しておりますが、情報は変更になる場合があります。 また、第三者による人為的改ざん、機器の誤作動などの理由により本情報に誤りが生じる可能性があります。 本情報は、情報の提供のみを目的としており、金融商品の販売又は勧誘を目的としたものではありません。 投資にあたっての最終決定は利用者ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。 本情報に基づいて行われる判断について、株式会社アイフィスジャパンは一切の責任を負いません。 なお、本情報の著作権は、株式会社アイフィスジャパン及び情報提供者に帰属します。 TOPIX及び東証業種別株価指数の指数値及びそれらに係る標章又は商標は、株式会社JPX総研又は株式会社JPX総研の関連会社の知的財産です。 本情報の転用、複製、販売等の一切を固く禁じております。
IFIS