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株式会社CRI・ミドルウェア×著名投資家DAIBOUCHOU氏対談動画文字起こし(3)

*15:13JST 株式会社CRI・ミドルウェア×著名投資家DAIBOUCHOU氏対談動画文字起こし(3)
CRI・ミドルウェア<3698>

●DAIBOUCHOU
そうすると、生成AIにもある程度関わっていらっしゃる、という理解でよろしいでしょうか。

■CRI・ミドルウェア 櫻井様
生成AI自体は開発しておりませんので、あくまで生成AIを活用する側として、必要に応じて取り入れていくというスタンスです。

●DAIBOUCHOU
わかりました。次に、5月8日に業績予想の上方修正を発表されましたが、当初の予想と比較して状況がどのように変わったのか、また上方修正の要因についてお聞かせいただけますでしょうか。当初から上期は好調が見込まれていたのか、それとも実際には想定を超える好決算となったのでしょうか。

■CRI・ミドルウェア 櫻井様
資料を使いながらご説明いたします。

前回発表した資料をご覧いただければと思いますが、結論としては上期の業績が予想以上に良好だったことが挙げられます。1Qの時点でも良好でしたが、2Qもさらに上振れした結果、当初発表していた通期の営業利益を上期の半年間で達成してしまいました。これを踏まえ、通期の業績予想を修正する判断に至りました。

修正の要因についてですが、資料にも記載のとおり、まず1つ目はカラオケ関連の一括許諾収入が1Qで予想を大きく上回って入ったことです。2つ目は、2Qにリアルカジノ向けの許諾料が予想を超えて大幅に増加したことです。さらにもう1つの大きなトレンドとして、モビリティ向けのメーターグラフィックス製品の採用が予想を大きく上回り、これも上期の業績を押し上げる要因となっています。

よくご質問をいただく点ですが、通期の業績予想を修正したことで、下期の予想値も算出されます。そのため、修正後の資料には下期の見通しも記載しておりますが、数字としては上期ほどの高い業績は見込んでおりません。特に、カラオケ関連やリアルカジノ向けの許諾収入が下期には見込めないことが大きな要因です。また、モビリティ関連の事業についても、上期の好調を受けてそのまま強気の見通しにしているわけではありません。

●DAIBOUCHOU
もしモビリティ事業が上期と同様に好調であれば、さらなる上方修正の余地もあるということでしょうか。

■CRI・ミドルウェア 櫻井様
そうですね、それについては現時点ではまだ何とも申し上げにくい部分があります。

●DAIBOUCHOU
それでは、カラオケやリアルカジノ以外にも、新たな許諾案件などがあれば、下期の業績も引き続き好調になる可能性がある、という理解でよろしいでしょうか。

■CRI・ミドルウェア 櫻井様
おっしゃる通りです。当社ではさまざまな取り組みを行っておりますので、他の分野で成果が出る可能性は十分にあります。下期の業績見通しについては、上期と比べると控えめに見えるかもしれませんが、例年の下期と比較すると、決して小さい数字ではなく、一定の水準を保っていると考えています。

●DAIBOUCHOU
なるほど、よく分かりました。ということは、許諾収入については一時的な性格が強く、いわゆるサブスクリプションのような、月額で継続的に入ってくるタイプの収益ではない、という理解でよろしいでしょうか。

■CRI・ミドルウェア 櫻井様
そうですね、分野ごとに契約の形態が異なっております。たとえば、画面に表示されているカラオケについては、一括で契約金をいただく形式を採用しています。また、リアルカジノについても現在は1年分を一括でご請求させていただいており、次回は来年の2Q頃に再び収益として計上される見込みです。

一方で、ゲーム分野については少し複雑です。ゲームに関しては、タイトル単位で一括契約を行うケースもあれば、最近主流となっているスマートフォン向けの基本プレイ無料型ゲームの場合、運営を継続しながらガチャやアイテム課金などによって収益を上げるビジネスモデルもございます。このような場合には、売上規模に応じて毎月一定額をいただく月額課金型の契約形態となります。複数の契約形態が並行して存在しており、継続的に収益をいただくものと、一括での収益計上となるものが混在している状況です。

●DAIBOUCHOU
つまり、製品によってはスポット契約となる場合もあれば、継続的な契約となるケースもあるということですね。

それでは次の質問に移らせていただきます。新製品「Glassco」の立ち上がりや、オートモーティブ領域における「ADX-AT」の採用増加が、モビリティ事業の増収に寄与していると理解しておりますが、今後の見通しについてお聞かせいただけますでしょうか。

■CRI・ミドルウェア 櫻井様
はい、採用台数については今、画面に表示している資料をご覧いただければと思いますが、左側にあるのが「ADX」車載向け音声製品の累積出荷台数のグラフです。

このグラフは累積値を示しており、現在の累計では約1,289万台となっています。下部の横軸をご覧いただくとわかるように、これは2Qと4Qの年2回のタイミングで数字を反映している形式です。そのため、このグラフを見る限り1年で600万台程度が出荷されているという状況になります。見通しに関しては何とも言えないところではありますが、最近では半年で300万台前後を推移しているため、維持する方針で想定しています。

●DAIBOUCHOU
この出荷台数が今後さらに増えていけば、モビリティ事業の増収要因となるという理解でよろしいでしょうか。

■CRI・ミドルウェア 櫻井様
はい、そのとおりです。この「ADX-AT」の場合は、生産台数に応じて「1台あたりいくら」という形でライセンス料をいただいております。そのため、採用いただいている車両の生産台数が増えるほど、当社の収入も増加するという仕組みになっています。

●DAIBOUCHOU
なるほど。まだ採用の余地はかなり大きいという認識でよろしいでしょうか。

■CRI・ミドルウェア 櫻井様
はい、まだ余地はあると考えております。現在は主に日系メーカー様とお取引をさせていただいており、日系メーカー様の年間生産台数はおおよそ2,000万台から2,500万台程度と認識しています。その範囲内では、まだ十分な採用の余地があると思います。ただし、車種ごとにさまざまな条件があるため、すべての車種に一律で搭載されるというわけにはいかないのが現状です。また、今後大きく成長させていくためには、海外メーカー様への採用拡大が重要なポイントになると考えています。

●DAIBOUCHOU
「ADX-AT」と「Glassco」はどのような違いがあるのでしょうか。また、「グラスコ」の方が非常に勢いよく成長しているように見受けられますが、その理由を教えていただけますか。

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