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TOKAI Research Memo(5):自己資本比率が緩やかに上昇、フリーキャッシュ・フローは100億円を上回る
2025/06/24 13:05
*13:05JST TOKAI Research Memo(5):自己資本比率が緩やかに上昇、フリーキャッシュ・フローは100億円を上回る
■業績動向
3. 財務状況
TOKAIホールディングス<3167>の2025年3月期末の財務状況を見ると、資産合計は前期末比5,813百万円増加の211,114百万円となった。主な変動要因を見ると、現金及び預金が122百万円減少した一方で、受取手形、売掛金及び契約資産が3,036百万円、無形固定資産が2,860百万円、投資有価証券が1,477百万円それぞれ増加した。
負債合計は前期末比1,258百万円増加の115,259百万円となった。支払手形及び買掛金が2,068百万円、有利子負債が175百万円それぞれ減少した一方で、繰延税金負債及び資産除去債務の増加等により固定負債「その他」が1,561百万円、未払消費税及び設備未払金の増加等により流動負債「その他」が1,403百万円増加した。また、純資産合計は前期末比4,554百万円増加の95,855百万円となった。配当金支出4,466百万円があった一方で、親会社株主に帰属する当期純利益9,216百万円を計上したことにより株主資本が4,763百万円増加した。
財務の健全性を示す自己資本比率は、前期末比0.9ポイント上昇の44.3%となり、有利子負債依存度が0.7ポイント低下の21.8%になるなど財務体質はやや改善し、健全な状態を維持した。キャッシュ・フローの状況を見ると、営業キャッシュ・フローが25,769百万円、投資キャッシュ・フローが15,385百万円の支出となり、フリーキャッシュ・フローは10,384百万円となった。同社は継続取引顧客件数を毎期拡大し、月額課金収入を積み上げることで創出したフリーキャッシュ・フローを、株主還元や有利子負債、リース債務等の返済に充当しており、現金及び現金同等物の期末残高はここ数年、50億円前後と安定した水準が続いている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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■業績動向
3. 財務状況
TOKAIホールディングス<3167>の2025年3月期末の財務状況を見ると、資産合計は前期末比5,813百万円増加の211,114百万円となった。主な変動要因を見ると、現金及び預金が122百万円減少した一方で、受取手形、売掛金及び契約資産が3,036百万円、無形固定資産が2,860百万円、投資有価証券が1,477百万円それぞれ増加した。
負債合計は前期末比1,258百万円増加の115,259百万円となった。支払手形及び買掛金が2,068百万円、有利子負債が175百万円それぞれ減少した一方で、繰延税金負債及び資産除去債務の増加等により固定負債「その他」が1,561百万円、未払消費税及び設備未払金の増加等により流動負債「その他」が1,403百万円増加した。また、純資産合計は前期末比4,554百万円増加の95,855百万円となった。配当金支出4,466百万円があった一方で、親会社株主に帰属する当期純利益9,216百万円を計上したことにより株主資本が4,763百万円増加した。
財務の健全性を示す自己資本比率は、前期末比0.9ポイント上昇の44.3%となり、有利子負債依存度が0.7ポイント低下の21.8%になるなど財務体質はやや改善し、健全な状態を維持した。キャッシュ・フローの状況を見ると、営業キャッシュ・フローが25,769百万円、投資キャッシュ・フローが15,385百万円の支出となり、フリーキャッシュ・フローは10,384百万円となった。同社は継続取引顧客件数を毎期拡大し、月額課金収入を積み上げることで創出したフリーキャッシュ・フローを、株主還元や有利子負債、リース債務等の返済に充当しており、現金及び現金同等物の期末残高はここ数年、50億円前後と安定した水準が続いている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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