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紀文食品 Research Memo(7):長期経営戦略で2038年営業利益175億円を目指す

*11:07JST 紀文食品 Research Memo(7):長期経営戦略で2038年営業利益175億円を目指す
■紀文食品<2933>の中期経営計画

1. 長期経営戦略
同社は、「革新と挑戦と夢」という経営理念に基づき、強みを武器に「世の中を“すこやかなおいしさ”で満たしつづける。」ミッションに向け、「日本の食の力でWell-beingな世界に貢献する食の総合グループ。」に進化するというビジョンの実現に取り組んでいく考えである。こうした取り組みのメルクマールとして、創業100周年を迎える2038年を目標に長期経営戦略を策定し、おいしさとともに健康に貢献する「総合食品グループ」、新たなおいしさと楽しさを創造する「開発型企業」、おいしさで世界の食文化に根付く「グローバルカンパニー」を目指す。特に人口減少が続く国内市場では、DX(デジタルトランスフォーメーション)を活用して健康やおいしさを消費者個々に届けるとともに、春夏秋冬の気温変化に影響されず1年を通して様々な食シーンで喜ばれるアイテムを充実させることで、健康やおいしさ、利便性の面で付加価値を創出し、ブランド力を向上していく考えである。海外市場では、得意のタンパク加工技術を使ったアイテムなどにより広く健康とおいしさを提案し、魚食を中心とした日本食材を、食べ方など食文化と共に一層広めていく方針である。これにより、2038年に売上高2,500億円、営業利益175億円(営業利益率7.0%)を目指す。このため、長期目標からバックキャストして5段階の3ヶ年中期経営計画を策定し、目標に向けて着実に実績を積み上げていく計画である。

2. 中期経営計画
長期経営戦略の第1段階として、同社は2024年5月に第1次中期経営計画(2026)を策定した。中期経営計画では、既存領域の拡大を図る一方で、温度帯を含め商材の幅を様々に広げることで新たな価値を創造する考えである。これにより、2027年3月期に売上高1,203億円、営業利益60億円を目指す。また、KPIとして売上高成長率、海外売上高比率、営業利益率、自己資本比率、ROE、ROIC、営業キャッシュ・フローの7項目を定めた。なお、売上高成長率は既存事業の着実な成長に加え新規事業領域への展開、海外売上高比率は新製品の投入と市場拡大、営業利益率は生産性の向上と業務の効率化、調達力の向上、自己資本比率とROEは利益志向への体質転換、ROICは営業利益の拡大と資本の効率化、営業キャッシュ・フローは利益の拡大と資産の効率化を進めることで目標を達成する考えである。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)



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