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冨士ダイス Research Memo(1):人と素材と技術の力で感動体験を

*12:01JST 冨士ダイス Research Memo(1):人と素材と技術の力で感動体験を
■要約

冨士ダイス<6167>の創業は1949年に創業者の新庄鷹義氏が線引きダイスの修理に挑戦することから始まった。以来、超硬合金を主軸に耐摩耗工具や金型を製造してきた。超硬耐摩耗工具業界において長期にわたり30%以上のトップシェアを堅持し、創業以来黒字経営を継続しており、2025年3月期末時点で81.0%と高い自己資本比率を誇る。

2025年3月期の連結業績は売上高16,595百万円(前期比0.5%減)、営業利益488百万円(同39.7%減)、経常利益603百万円(同31.6%減)、親会社株主に帰属する当期純利益426百万円(同39.9%減)と2期連続で収益減となった。売上面では製缶金型や車載用電池向け金型、半導体製造装置向けの需要、中国向け超硬素材等の売上拡大も、自動車生産回復の遅れ、海外向け溝付きロールの在庫調整、半導体向け混錬工具などが低調に推移し、昨年11月に修正した予想比405百万円未達に終わった。利益面では生産性向上など一定の効果があったものの、売上横ばいでタングステンを中心とする原材料の高騰、IT投資や人財投資などの各種コスト増が利益を圧迫、営業利益で予想比191百万円未達となり減益となった。

2026年3月期の連結業績は売上高17,670百万円(前期比6.5%増)、営業利益600百万円(同22.9%増)、経常利益700百万円(同16.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益460百万円(同8.0%増)を見込む。売上面では自動車部品関連金型の回復に伴う需要増、新規営業拠点の東莞を足掛かりにした中国市場の深耕などで増収増益を見込む。

中期経営計画では、「変化に対応できる企業体質への転換」を方針に掲げ、売上高拡大をめざすというよりも収益性を重視し利益にこだわった経営に転換を図る。

■Key Points
・2025年3月期は自動車生産の回復遅れ、海外向け溝付きロール、半導体向け混錬工具の需要減で0.5%減収、利益は売上横ばいのなかで原材料高騰、IT投資・人材投資負担も加わリ39.7%営業利益減に
・2026年3月期は自動車部品関連金型の回復に伴う需要増、中国市場深耕等で6.5%増収、22.9%営業利益増予想
・「中期経営計画2026」では変化に対応できる企業体質への転換えを方針に掲げ、収益性を重視した経営に舵取りを転換

(執筆:フィスコ客員アナリスト 岡本 弘)




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2025/07/16 15:30 現在

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