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Chordia Therapeutics---3Qはrogocekibにおいて第1/2相臨床試験の第1相パートが進行
2025/07/16 09:56
*09:56JST Chordia Therapeutics---3Qはrogocekibにおいて第1/2相臨床試験の第1相パートが進行
Chordia Therapeutics<190A>は14日、2025年8月期第3四半期(24年9月-25年5月)決算を発表した。事業収益は該当なし(前年同期は該当なし)、営業損失が14.20億円(同11.80億円の損失)、経常損失が13.97億円(同11.75億円の損失)、四半期純損失が13.99億円(同11.77億円の損失)となった。
同社は、CLK阻害薬CTX-712、国際一般名称はrogocekibを中心とした5つのパイプラインの研究開発を進めている。 rogocekibについては、2023年に米国において開始した再発または難治性の急性骨髄性白血病および骨髄異形成症候群の患者を対象にした第1/2相臨床試験の第1相パートを進めており、2025年2月末時点での29症例から当第3四半期において3症例が追加され、2025年5月末時点では合計32症例が登録されている。週2回投与スケジュールの検討が終盤を迎えており、現在は更なる試験の進捗に向けて慎重に進めている。MALT1阻害薬CTX-177(以下、CTX-177)については、米国および日本において、再発または難治性の非ホジキンリンパ腫もしくは慢性リンパ性白血病の患者を対象に第1相臨床試験を実施していたライセンス供与先の小野薬品工業<4528>から、2025年4月28日に、戦略上の理由により開発を中止する旨の連絡を受けた。現在、ライセンス契約の終了に向けて協議を行っている状況だが、今後、同社がCTX-177の全世界での全権利を有することとなり、開発の再開に向けての選択肢を検討していくとしている。現在非臨床段階にあるCDK12阻害薬CTX-439(以下、CTX-439)、及びGCN2阻害薬(以下、GCN2)については、AMED等からの助成金を活用した自社研究を進めており、その結果は、2025年4月25日から30日まで米国シカゴで開催された米国癌学会年次総会で発表した。CTX-439とGCN2に関しては、研究リソースをrogocekibに注力している現状に鑑み、早期のパートナリングも含めた幅広い可能性の検討も前向きに行っている。特許については、CTX-712の物質特許では、1カ国で追加登録されて、現在51カ国で登録済み、MALT1の物質特許では、7カ国で追加登録されて、現在16カ国で登録済み、CTX-439の物質特許では、46カ国で追加登録されて、現在50カ国で登録済み、GCN2の物質特許では、43カ国で追加登録されて、現在49カ国で登録済みとなっている。また、CTX-712に関しては、固形がんにおけるバイオマーカー特許(WO2023/190967)が公開されたことに加え、2024年1月に新たな特許出願を行っている。さらに、MALT1については、1カ国で製法に関する特許が登録されている。
2025年8月期通期の業績予想については、事業収益は計上なし、営業損失が24.34億円、経常損失が23.78億円、当期純損失が23.80億円とする期初計画を据え置いている。
<AK>
Chordia Therapeutics<190A>は14日、2025年8月期第3四半期(24年9月-25年5月)決算を発表した。事業収益は該当なし(前年同期は該当なし)、営業損失が14.20億円(同11.80億円の損失)、経常損失が13.97億円(同11.75億円の損失)、四半期純損失が13.99億円(同11.77億円の損失)となった。
同社は、CLK阻害薬CTX-712、国際一般名称はrogocekibを中心とした5つのパイプラインの研究開発を進めている。 rogocekibについては、2023年に米国において開始した再発または難治性の急性骨髄性白血病および骨髄異形成症候群の患者を対象にした第1/2相臨床試験の第1相パートを進めており、2025年2月末時点での29症例から当第3四半期において3症例が追加され、2025年5月末時点では合計32症例が登録されている。週2回投与スケジュールの検討が終盤を迎えており、現在は更なる試験の進捗に向けて慎重に進めている。MALT1阻害薬CTX-177(以下、CTX-177)については、米国および日本において、再発または難治性の非ホジキンリンパ腫もしくは慢性リンパ性白血病の患者を対象に第1相臨床試験を実施していたライセンス供与先の小野薬品工業<4528>から、2025年4月28日に、戦略上の理由により開発を中止する旨の連絡を受けた。現在、ライセンス契約の終了に向けて協議を行っている状況だが、今後、同社がCTX-177の全世界での全権利を有することとなり、開発の再開に向けての選択肢を検討していくとしている。現在非臨床段階にあるCDK12阻害薬CTX-439(以下、CTX-439)、及びGCN2阻害薬(以下、GCN2)については、AMED等からの助成金を活用した自社研究を進めており、その結果は、2025年4月25日から30日まで米国シカゴで開催された米国癌学会年次総会で発表した。CTX-439とGCN2に関しては、研究リソースをrogocekibに注力している現状に鑑み、早期のパートナリングも含めた幅広い可能性の検討も前向きに行っている。特許については、CTX-712の物質特許では、1カ国で追加登録されて、現在51カ国で登録済み、MALT1の物質特許では、7カ国で追加登録されて、現在16カ国で登録済み、CTX-439の物質特許では、46カ国で追加登録されて、現在50カ国で登録済み、GCN2の物質特許では、43カ国で追加登録されて、現在49カ国で登録済みとなっている。また、CTX-712に関しては、固形がんにおけるバイオマーカー特許(WO2023/190967)が公開されたことに加え、2024年1月に新たな特許出願を行っている。さらに、MALT1については、1カ国で製法に関する特許が登録されている。
2025年8月期通期の業績予想については、事業収益は計上なし、営業損失が24.34億円、経常損失が23.78億円、当期純損失が23.80億円とする期初計画を据え置いている。
<AK>




