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室町ケミカル---25年5月期増収、化学品事業が順調に推移

*14:59JST 室町ケミカル---25年5月期増収、化学品事業が順調に推移
室町ケミカル<4885>は14日、2025年5月期決算を発表した。売上高が前期比4.5%増の66.53億円、営業利益が同2.5%増の4.32億円、経常利益が同0.5%増の4.30億円、当期純利益が同26.9%減の2.41億円となった。

医薬品事業の売上高は前期比1.2%減の32.17億円、営業利益は同0.5%減の4.73億円となった。自社製造原薬については、開発案件やテスト生産は増加したものの、既存製品における前年の一時的な需要増の反動により前年同期の売上を下回った。輸入原薬については、抗炎症薬用原薬などの売上増加や新規取り扱い原薬の販売開始などで売上が増加したが、事業全体としての売上は前年同期比で減少した。開発センター移転に関連する費用や減価償却費の増加等により開発費が増加したものの、売上品目構成の変化や為替変動に応じた価格設定が進んだことなどにより原価率が改善し、営業利益は前年同期並みとなった。

健康食品事業の売上高は同25.0%増の10.43億円、営業損失は0.98億円(前期は0.37億円の損失)となった。前年度に販売開始した新規の大型OEM案件や美容系製品を中心とした既存製品の売上が増加したため、前年同期比で売上が増加した。売上増加に伴い工場稼働率は向上したものの、外注加工等の製造費用も増加したこと。また、案件増加に対応するため開発部門を強化したことにより販売費及び一般管理費が増加した。これらの状況を踏まえ、同事業の今後の収益性や会社全体の成長等を勘案した結果、2025年6月の取締役会にて同事業の撤退を決議し、原材料の評価損や撤退に関する費用を計上したため、営業利益は大きく減少した。

化学品事業の売上高は同5.1%増の23.91億円、営業利益は0.57億円(同0.16億円の損失)となった。半導体向け市場の活性化等を背景に主力のイオン交換樹脂の売上が好調に推移したことに加え、受託加工案件において受託量が増加したことなどから、事業全体として前年同期の売上を上回った。原価率については、製造体制の見直しの効果等により改善した。PFAS等の新たな分野への進出を見据え開発体制及び販売体制を強化したことに伴い、開発費や販売費が増加したが、売上総利益増加により営業利益は増加した。

2026年5月期通期の業績予想については、売上高が前期比2.3%減の65.00億円、営業利益が同53.7%減の2.00億円、経常利益が同62.8%減の1.60億円、当期純利益が同58.6%減の1.00億円を見込んでいる。



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