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IXナレッジ Research Memo(6):2025年3月期通期は、4期連続の増収・営業増益
2025/07/17 13:06
*13:06JST IXナレッジ Research Memo(6):2025年3月期通期は、4期連続の増収・営業増益
■アイエックス・ナレッジ<9753>の業績動向
1. 2025年3月期通期の業績概要
2025年3月期通期の業績は、売上高が前期比5.0%増の22,828百万円、営業利益が同12.8%増の1,867百万円、経常利益が同12.2%増の1,950百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同4.0%増の1,326百万円と4期連続の増収・営業増益となった。
売上高については、コンサルティング及びシステムインテグレーションサービスで大手ベンダー経由の金融関連システムや社会公共関連システムの開発案件が堅調に推移した。一方で、総合物流企業や通信事業者向けの案件は開発フェーズ進行に伴い縮小した。進行期(主に上期)は、不採算案件が発生し、人員を投入して収拾を図ったため、売上の機会損失もあった。運用サービス(システムマネージメントサービス)においては、社会公共分野の基盤・環境構築案件が堅調に推移した。エンドユーザー業種別では、金融・証券業界及び社会公共・土木建築業界向けが伸びた。顧客別ではNTTデータグループ、日立グループ、NECグループなどの売上高が上昇するとともに、顧客別売上高ランクで21位以降の顧客の売上構成も伸びた(前期比2.7ポイント上昇)。事業環境としては、企業のビジネス変革や働き方改革に向けたDXの取り組みが継続しており、それを支えるIT需要は堅調に推移している。内部組織としては、これまで進めてきた人的資本経営施策などにより、人材の確保やパートナーとの連携が充実しており、事業機会をタイムリーに捉えることができている。
営業利益については、前期比12.8%増、営業利益率で0.6ポイント上昇の8.2%となった。増収による売上総利益の増加、技術者の育成による単価の向上、継続的な販管費の抑制などが利益の増加の要因である。販管費率は同0.7ポイント低下した。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
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■アイエックス・ナレッジ<9753>の業績動向
1. 2025年3月期通期の業績概要
2025年3月期通期の業績は、売上高が前期比5.0%増の22,828百万円、営業利益が同12.8%増の1,867百万円、経常利益が同12.2%増の1,950百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同4.0%増の1,326百万円と4期連続の増収・営業増益となった。
売上高については、コンサルティング及びシステムインテグレーションサービスで大手ベンダー経由の金融関連システムや社会公共関連システムの開発案件が堅調に推移した。一方で、総合物流企業や通信事業者向けの案件は開発フェーズ進行に伴い縮小した。進行期(主に上期)は、不採算案件が発生し、人員を投入して収拾を図ったため、売上の機会損失もあった。運用サービス(システムマネージメントサービス)においては、社会公共分野の基盤・環境構築案件が堅調に推移した。エンドユーザー業種別では、金融・証券業界及び社会公共・土木建築業界向けが伸びた。顧客別ではNTTデータグループ、日立グループ、NECグループなどの売上高が上昇するとともに、顧客別売上高ランクで21位以降の顧客の売上構成も伸びた(前期比2.7ポイント上昇)。事業環境としては、企業のビジネス変革や働き方改革に向けたDXの取り組みが継続しており、それを支えるIT需要は堅調に推移している。内部組織としては、これまで進めてきた人的資本経営施策などにより、人材の確保やパートナーとの連携が充実しており、事業機会をタイムリーに捉えることができている。
営業利益については、前期比12.8%増、営業利益率で0.6ポイント上昇の8.2%となった。増収による売上総利益の増加、技術者の育成による単価の向上、継続的な販管費の抑制などが利益の増加の要因である。販管費率は同0.7ポイント低下した。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
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