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株式会社Gunosy:2025年5月期通期決算説明会文字起こし(7)
2025/07/23 11:47
*11:47JST 株式会社Gunosy:2025年5月期通期決算説明会文字起こし(7)
Gunosy<6047>
こちらは、コアキャッシュ領域における利益の推移を示したスライドです。
2025年5月期においては、当該領域から14億2,700万円のEBITDA(営業利益ベース)を創出いたしました。スライド上はEBITDA表記となっておりますが、本領域においては減価償却や原価負担が極めて軽微であるため、実質的にはEBITDA=営業利益とほぼ同義でご認識いただけます。
この3年間で、継続的なコスト改善と、事業ポートフォリオの選択と集中を進めてきた結果、安定的なキャッシュ・フロー創出体制を構築することができました。
Gunosy事業では、「グノシー」および「auサービスToday」における安定化が進んだことに加え、DX推進と一体となった徹底的なコストコントロールの実施により、大きな収益改善が見られました。
また、Game8事業においては、国内ゲームメディアNo.1のポジション確立により安定的な運営が実現し、さらに海外メディアの成長が利益面で大きく寄与する結果となりました。
こちらのスライドは、コアキャッシュ領域がグループ全体にもたらす利益貢献の構造を示したものです。
この領域で創出されたキャッシュ・フローは、グループ共通の管理コスト、新規領域への成長投資、そして株主還元の原資として活用されております。2025年5月期においては、コアキャッシュ領域からのEBITDAが14億円に達し、そのうち約6億円を共通コストに、約2億円を新規事業投資に充当いたしました。これらを差し引いた残余が、前期の連結営業利益として最終的に着地しております。
このように、コアキャッシュ領域は中長期的な成長投資および安定的な株主還元の原資をまかなっており、グループ全体の経営基盤を支えるインフラ的役割を果たしております。直近3年間での構造改革によって、安定的にキャッシュ・フローを生み出せる事業体制への転換が実現されました。今後は、投資家の皆様にもより安心してご支援いただける経営基盤を提供できるものと考えております。
はい、ここからは「キャッシュ・フロー積み上げ型」のM&A領域についてご説明いたします。
タイトルの通り、当社は「安定的なキャッシュ・フローの創出が見込める領域」、かつ「バリューチェーン強化につながるM&A」を、当面の基本方針として掲げております。
M&Aにおける戦略は企業ごとにさまざまかと存じますが、当社においては「資本効率の改善」と「EBITDA規模の拡大」を主要な課題として認識しております。
そのため、まずは事業成長を“買う”という考え方ではなく、資本効率の向上と株主還元の強化に資する、安定的にキャッシュ・フローを生み出せる案件への投資を優先的に検討してまいります。
なお、一定のキャッシュ・フロー基盤が構築された段階においては、将来的な成長性の獲得を目的としたM&Aについても積極的に検討していく方針です。
こちらがM&A実行における財務的なガイドラインになります。
M&Aはあくまで安定的なキャッシュ・フローを得ることを目的としておりますので、過度なリスクテイクをすべきではないと考えており、それに向けた財務ガイドラインを策定いたしました。記載のガイドラインを遵守しながら、資本効率の向上と財務の安定性を両立したM&Aを実施していきたいと考えております。
具体的な方針としては、スライド記載の3点がございまして、まず1点目が「投資可能枠の設定」についてです。中期経営計画でお示ししたとおり、2027年5月期まで残り2年ほどございますので、余剰キャッシュである30億円の範囲内と定めております。ただし、この30億円には借入は含まれておりません。
2点目が「案件の収益性」です。当面は、M&A実施2年後の想定でROICがWACCを上回るような案件を実施していきたいと考えております。
3点目が「財務レバレッジ制限」です。原則として、連結ベースでネットデット/EBITDAを3倍以内に制限しつつ、2倍を超える場合には財務の健全性を十分に確認のうえで判断していく方針です。
これら3点を主なガイドラインとして、グループのEBITDAに直結するような案件をまずは優先して行っていきながら、過度に財務リスクを取らないよう、資本効率と財務の安定性の確保を両立していきたいと考えております。
株式会社Gunosy:2025年5月期通期決算説明会文字起こし(8)に続く
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Gunosy<6047>
こちらは、コアキャッシュ領域における利益の推移を示したスライドです。
2025年5月期においては、当該領域から14億2,700万円のEBITDA(営業利益ベース)を創出いたしました。スライド上はEBITDA表記となっておりますが、本領域においては減価償却や原価負担が極めて軽微であるため、実質的にはEBITDA=営業利益とほぼ同義でご認識いただけます。
この3年間で、継続的なコスト改善と、事業ポートフォリオの選択と集中を進めてきた結果、安定的なキャッシュ・フロー創出体制を構築することができました。
Gunosy事業では、「グノシー」および「auサービスToday」における安定化が進んだことに加え、DX推進と一体となった徹底的なコストコントロールの実施により、大きな収益改善が見られました。
また、Game8事業においては、国内ゲームメディアNo.1のポジション確立により安定的な運営が実現し、さらに海外メディアの成長が利益面で大きく寄与する結果となりました。
こちらのスライドは、コアキャッシュ領域がグループ全体にもたらす利益貢献の構造を示したものです。
この領域で創出されたキャッシュ・フローは、グループ共通の管理コスト、新規領域への成長投資、そして株主還元の原資として活用されております。2025年5月期においては、コアキャッシュ領域からのEBITDAが14億円に達し、そのうち約6億円を共通コストに、約2億円を新規事業投資に充当いたしました。これらを差し引いた残余が、前期の連結営業利益として最終的に着地しております。
このように、コアキャッシュ領域は中長期的な成長投資および安定的な株主還元の原資をまかなっており、グループ全体の経営基盤を支えるインフラ的役割を果たしております。直近3年間での構造改革によって、安定的にキャッシュ・フローを生み出せる事業体制への転換が実現されました。今後は、投資家の皆様にもより安心してご支援いただける経営基盤を提供できるものと考えております。
はい、ここからは「キャッシュ・フロー積み上げ型」のM&A領域についてご説明いたします。
タイトルの通り、当社は「安定的なキャッシュ・フローの創出が見込める領域」、かつ「バリューチェーン強化につながるM&A」を、当面の基本方針として掲げております。
M&Aにおける戦略は企業ごとにさまざまかと存じますが、当社においては「資本効率の改善」と「EBITDA規模の拡大」を主要な課題として認識しております。
そのため、まずは事業成長を“買う”という考え方ではなく、資本効率の向上と株主還元の強化に資する、安定的にキャッシュ・フローを生み出せる案件への投資を優先的に検討してまいります。
なお、一定のキャッシュ・フロー基盤が構築された段階においては、将来的な成長性の獲得を目的としたM&Aについても積極的に検討していく方針です。
こちらがM&A実行における財務的なガイドラインになります。
M&Aはあくまで安定的なキャッシュ・フローを得ることを目的としておりますので、過度なリスクテイクをすべきではないと考えており、それに向けた財務ガイドラインを策定いたしました。記載のガイドラインを遵守しながら、資本効率の向上と財務の安定性を両立したM&Aを実施していきたいと考えております。
具体的な方針としては、スライド記載の3点がございまして、まず1点目が「投資可能枠の設定」についてです。中期経営計画でお示ししたとおり、2027年5月期まで残り2年ほどございますので、余剰キャッシュである30億円の範囲内と定めております。ただし、この30億円には借入は含まれておりません。
2点目が「案件の収益性」です。当面は、M&A実施2年後の想定でROICがWACCを上回るような案件を実施していきたいと考えております。
3点目が「財務レバレッジ制限」です。原則として、連結ベースでネットデット/EBITDAを3倍以内に制限しつつ、2倍を超える場合には財務の健全性を十分に確認のうえで判断していく方針です。
これら3点を主なガイドラインとして、グループのEBITDAに直結するような案件をまずは優先して行っていきながら、過度に財務リスクを取らないよう、資本効率と財務の安定性の確保を両立していきたいと考えております。
株式会社Gunosy:2025年5月期通期決算説明会文字起こし(8)に続く
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