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テリロジーHD Research Memo(4):ソリューションサービス部門は同社グループ開発のRPAなどを展開
2025/07/24 11:04
*11:04JST テリロジーHD Research Memo(4):ソリューションサービス部門は同社グループ開発のRPAなどを展開
■テリロジーホールディングス<5133>の事業概要
4. ソリューションサービス部門
ソリューションサービス部門は主にテリロジーサービスウェア、IGLOOO、クレシード及びログイットが展開している。主要商材は、同社グループ開発ソフトウェアRPAツール「EzAvater」、訪日外国人観光客と円滑にコミュニケーションを取るための多言語リアルタイム映像通訳サービス「みえる通訳」、中堅・中小規模の法人向けクラウド管理型マネージドVPNサービス「MORA VPN Zero-Con」や、中小企業におけるセキュリティリスクの高まりに対応した「Zero-Con SASE」(2024年7月提供開始)などである。またIGLOOOは欧米豪向け訪日インバウンドメディア「VOYAPON(ヴォやポン)」を活用したプロモーション事業、クレシード及びログイットはシステム受託開発を展開している。
RPAツール「EzAvater」は誰でも簡単に、定型業務自動化ロボットを作成できることが特徴である。販売代理店を活用した拡販戦略で認知度が高まり、業界・業種・規模を問わず契約件数が増加基調となっている。なお主要な販売パートナーはパナソニックソリューションテクノロジー(株)、(株)レゾナゲート、ウチダエスコ(株)、(株)日立システムズ、シーイーシー<9692>などである。
多言語リアルタイム映像通訳サービス「みえる通訳」はタブレットやスマートフォンを利用し、いつでもどこでもワンタッチで通話オペレーターが接客等をサポートするサービスである。2024年6月にはENGAWA(株)が運営するOMOTENASHI NIPPONにおいて「OMOTENASHI SELECTION(おもてなしセレクション)」を受賞した。訪日外国人旅行客・インバウンド需要の増加に伴い、百貨店・小売店舗、駅・空港、宿泊施設など1件当たりID数の多い施設での導入が進展し、ID数は増加基調である。最近の導入事例としては、2024年5月に(株)三井不動産ホテルマネジメントが運営する「ザ セレスティンホテルズ」「三井ガーデンホテルズ」「sequence」のホテルブランドのうち国内27施設、同年6月に東京都北区の水害対応避難所12ヶ所、同年11月にトヨタモビリティ東京(株)が運営するレクサス販売店(東京都内25店舗)、2025年4月に(株)西武・プリンスホテルズワールドワイドが運営する全国17ヶ所の西武プリンスホテルズ&リゾーツ施設、同年6月にふくおかフィナンシャルグループ<8354>傘下の福岡銀行・熊本銀行・十八親和銀行のうち外国人の利用が多い26店舗に導入された。
IGLOOOは観光関連のプロモーション事業を展開している。訪日外国人観光客・インバウンド需要の増加に伴って観光地PR動画制作が増加基調であり、2023年以降に山梨県、大分県、四国などの魅力を紹介するPR動画を制作している。また同年10月には中東市場向けインバウンドプロモーションを必要とする事業者や自治体向けに、中東地域向けPRサービスを開始した。
クレシードは企業向け情報システム業務支援やシステム受託開発など、ログイットはCX(カスタマー・エクスペリエンス)に特化した企業向けコンタクトセンターソリューションなどの情報システム事業を展開している。2025年5月に資本業務提携したPeaSoftについては、クレシードのシステム開発ソリューション事業においてPeaSoftのIT人材を活用するほか、ベトナムにおける日系企業向けシステム開発の拡大を推進する。今後はシステム構築などITサービス分野を新たな収益柱に育成する方針だ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
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■テリロジーホールディングス<5133>の事業概要
4. ソリューションサービス部門
ソリューションサービス部門は主にテリロジーサービスウェア、IGLOOO、クレシード及びログイットが展開している。主要商材は、同社グループ開発ソフトウェアRPAツール「EzAvater」、訪日外国人観光客と円滑にコミュニケーションを取るための多言語リアルタイム映像通訳サービス「みえる通訳」、中堅・中小規模の法人向けクラウド管理型マネージドVPNサービス「MORA VPN Zero-Con」や、中小企業におけるセキュリティリスクの高まりに対応した「Zero-Con SASE」(2024年7月提供開始)などである。またIGLOOOは欧米豪向け訪日インバウンドメディア「VOYAPON(ヴォやポン)」を活用したプロモーション事業、クレシード及びログイットはシステム受託開発を展開している。
RPAツール「EzAvater」は誰でも簡単に、定型業務自動化ロボットを作成できることが特徴である。販売代理店を活用した拡販戦略で認知度が高まり、業界・業種・規模を問わず契約件数が増加基調となっている。なお主要な販売パートナーはパナソニックソリューションテクノロジー(株)、(株)レゾナゲート、ウチダエスコ(株)、(株)日立システムズ、シーイーシー<9692>などである。
多言語リアルタイム映像通訳サービス「みえる通訳」はタブレットやスマートフォンを利用し、いつでもどこでもワンタッチで通話オペレーターが接客等をサポートするサービスである。2024年6月にはENGAWA(株)が運営するOMOTENASHI NIPPONにおいて「OMOTENASHI SELECTION(おもてなしセレクション)」を受賞した。訪日外国人旅行客・インバウンド需要の増加に伴い、百貨店・小売店舗、駅・空港、宿泊施設など1件当たりID数の多い施設での導入が進展し、ID数は増加基調である。最近の導入事例としては、2024年5月に(株)三井不動産ホテルマネジメントが運営する「ザ セレスティンホテルズ」「三井ガーデンホテルズ」「sequence」のホテルブランドのうち国内27施設、同年6月に東京都北区の水害対応避難所12ヶ所、同年11月にトヨタモビリティ東京(株)が運営するレクサス販売店(東京都内25店舗)、2025年4月に(株)西武・プリンスホテルズワールドワイドが運営する全国17ヶ所の西武プリンスホテルズ&リゾーツ施設、同年6月にふくおかフィナンシャルグループ<8354>傘下の福岡銀行・熊本銀行・十八親和銀行のうち外国人の利用が多い26店舗に導入された。
IGLOOOは観光関連のプロモーション事業を展開している。訪日外国人観光客・インバウンド需要の増加に伴って観光地PR動画制作が増加基調であり、2023年以降に山梨県、大分県、四国などの魅力を紹介するPR動画を制作している。また同年10月には中東市場向けインバウンドプロモーションを必要とする事業者や自治体向けに、中東地域向けPRサービスを開始した。
クレシードは企業向け情報システム業務支援やシステム受託開発など、ログイットはCX(カスタマー・エクスペリエンス)に特化した企業向けコンタクトセンターソリューションなどの情報システム事業を展開している。2025年5月に資本業務提携したPeaSoftについては、クレシードのシステム開発ソリューション事業においてPeaSoftのIT人材を活用するほか、ベトナムにおける日系企業向けシステム開発の拡大を推進する。今後はシステム構築などITサービス分野を新たな収益柱に育成する方針だ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
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