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兵機海運---1Q増収、倉庫事業が順調に推移

*15:14JST 兵機海運---1Q増収、倉庫事業が順調に推移
兵機海運<9362>は30日、2026年3月期第1四半期(25年4月-6月)決算を発表した。売上高が前年同期比0.4%増の34.03億円、営業利益が同27.2%減の1.36億円、経常利益が同27.4%減の1.75億円、四半期純利益が同25.1%減の1.22億円となった。

海運事業における内航事業では、主要貨物である鋼材の輸送取扱量が減少傾向で推移し、事業全体の輸送取扱量も減少したが、主要荷主に対し運賃改定等の対応を行ったことにより、売上高は前年同期比3.0%増の17.15億円となった。一方で費用面では、定期傭船料の改定等による運航コストの負担増や、管理経費の増加等もあり、営業利益は同54.7%減の0.49億円にとどまった。外航事業では、前期に引き続き中国向けの建機・機械類の輸送、韓国、台湾向けの鋼材輸送を中心に営業展開を行ったが、建機輸送においてRORO船との集荷競争により取扱量が減少したこともあり、売上高は同37.3%減の2.54億円、営業利益は同42.1%減の0.33億円となった。

港運・倉庫事業における港運事業では、前期に引き続き、輸入では食品類や雑貨類、輸出では化学品や素材関連を中心に通関件数が順調に推移した。また、他のセグメントとの共同セールスを積極的に展開し、既存荷主以外からの新規案件・スポット案件の受注に注力した。その結果、売上高は同7.7%増の9.93億円となったが、管理経費の増加もあって営業利益は同11.8%減の0.24億円にとどまった。倉庫事業では、港運事業の売上高が順調に推移したことから、付随作業を行う神戸地区の一般倉庫と危険物倉庫の作業収入が増加した。また、兵庫埠頭物流センターにおけるISOタンクコンテナの保管収入も堅調に推移した。これらに加え、設備機材の償却が前年度で終了したことが利益面を押し上げた。その結果、売上高は同10.6%増の4.38億円、営業利益は0.28億円(前年同期は0.08億円の損失)となった。

2026年3月期通期の業績予想については、売上高が前期比2.0%増の140.00億円、営業利益が同5.8%増の5.80億円、経常利益が同1.9%増の6.30億円、当期純利益が同1.1%増の4.40億円とする期初計画を据え置いている。



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