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ジェイ・エス・ビー Research Memo(7):2025年10月期の配当予想を大幅に上方修正

*12:07JST ジェイ・エス・ビー Research Memo(7):2025年10月期の配当予想を大幅に上方修正
■株主還元策

ジェイ・エス・ビー<3480>は、株主に対する利益還元を経営の最重要課題の1つと位置付け、持続的な成長と企業価値向上のための積極的な事業展開や様々なリスクに備えるための財務健全性のバランスを考慮したうえで、業績に応じた利益配分を行うことを基本方針としている。配当については、安定的かつ継続的な配当と業績に応じた利益還元の両立を重視する。従来は総還元性向((配当支払額+自社株買い)÷当期純利益)20%を目標に毎期の配当額を決定する方針であったが、2025年10月期より株主への利益還元をさらに充実させるために「連結配当性向40%」を目標に毎期の配当額を決定する方針に変更した。

同社では、株式の流動性を高めるとともに、投資家層の拡大を図ることを目的に、2023年11月1日に1株につき2株の割合で株式分割を実施した。また、2024年10月期の期末配当は、普通配当52.0円とグランユニライフケアサービス譲渡に伴う特別配当20.0円の合計72.0円(前期比40.5円増)とした。2019年10月期以降は、目標としていた総還元性向20%を達成している。

2025年10月期については、期初は期末配当金78.0円(前期比6.0円増)を計画していたが、中間期決算発表時に新方針に基づいて105.0円(前期比33.0円増)への大幅増配を発表したことで、予想配当性向は前期の20.3%から40.5%に上昇する。これは、最新データである2024年3月期の東証プライム市場不動産業平均の31.7%を大きく上回る。推進中の中期経営計画に基づいて成長が見込まれる事業分野に経営資源を投入することで、引き続き持続的成長と株主価値増大の両立が可能であると弊社では見ている。

同社株式は、2022年4月の東証市場区分見直しに伴い、グローバルな投資家との建設的な対話を中心に据えた企業向けの市場である「プライム市場」に移行した。従来から実績PBRはプライム市場平均を上回っていたが、予想PERも2025年6月25日現在、14.3倍に上昇し、プライム市場平均の15.3倍に迫る勢いである。2025年10月期の業績が好調に推移する見通しや、大幅増配の発表が好感されたものであろう。同社では2024年10月期も決算説明会、スモールミーティング、個人投資家向け説明会を開催し、個別面談や施設見学会を行うなど、IR活動に積極的に取り組んでおり、特に施設見学会は好評だった。こうした取り組みの結果、同社の中期経営計画に沿った順調な業績拡大や、株主還元に対する前向きな姿勢への理解が深まるに伴い、投資家からの評価もさらに高まるものと弊社では考える。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希)



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2025/09/11 15:30 現在

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