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ジェネレーションパス---温度調節×環境配慮型の次世代繊維素材に関する特許取得
2025/08/05 12:40
*12:40JST ジェネレーションパス---温度調節×環境配慮型の次世代繊維素材に関する特許取得
ジェネレーションパス<3195>は31日、子会社である青島新嘉程家紡等が「リヨセル繊維及びその製造方法」に関する特許を取得したと発表した。
特許番号は第7710203号。
本素材は、ユーカリやブナなどの持続可能な木材資源から得られるパルプを原料とした再生セルロース繊維であるリヨセルに、温度調節機能をもつ相変化材料(PCM)を内包させた植物由来の素材となる。
機能面では従来型の温度調節素材と比較して高エンタルピー(熱の吸収・放出する指標)を実現。潜熱性能は一般的な温度調節繊維が60J/g前後に対し、85J/gと約1.4倍に向上。マイクロカプセル化したPCMをリヨセル繊維の構造に固定することで繊維を一体化させ洗濯50回後も性能劣化が抑制される結果となった。
独自の研究開発の結果、マイクロ波処理による化学的固定とナノ材料の応用等により抗菌性・ホルムアルデヒド吸収性・洗濯耐性という複数機能の同時実現を可能にしている。
コスト面では、従来素材と比較して約40%のコスト削減が可能と試算されている。加えて、環境配慮製法であるNMMO法により、製造時の環境負荷も最小限に抑えられている。
今後は、寝具・アパレル・スポーツ・アウトドア・ヘルスケア分野への展開を進めるほか、OEM供給やライセンス提供も視野に入れている。
<NH>
ジェネレーションパス<3195>は31日、子会社である青島新嘉程家紡等が「リヨセル繊維及びその製造方法」に関する特許を取得したと発表した。
特許番号は第7710203号。
本素材は、ユーカリやブナなどの持続可能な木材資源から得られるパルプを原料とした再生セルロース繊維であるリヨセルに、温度調節機能をもつ相変化材料(PCM)を内包させた植物由来の素材となる。
機能面では従来型の温度調節素材と比較して高エンタルピー(熱の吸収・放出する指標)を実現。潜熱性能は一般的な温度調節繊維が60J/g前後に対し、85J/gと約1.4倍に向上。マイクロカプセル化したPCMをリヨセル繊維の構造に固定することで繊維を一体化させ洗濯50回後も性能劣化が抑制される結果となった。
独自の研究開発の結果、マイクロ波処理による化学的固定とナノ材料の応用等により抗菌性・ホルムアルデヒド吸収性・洗濯耐性という複数機能の同時実現を可能にしている。
コスト面では、従来素材と比較して約40%のコスト削減が可能と試算されている。加えて、環境配慮製法であるNMMO法により、製造時の環境負荷も最小限に抑えられている。
今後は、寝具・アパレル・スポーツ・アウトドア・ヘルスケア分野への展開を進めるほか、OEM供給やライセンス提供も視野に入れている。
<NH>




