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ミロク情報 Research Memo(3):2025年3月期はサービス収入の伸張で増収増益に

*14:03JST ミロク情報 Research Memo(3):2025年3月期はサービス収入の伸張で増収増益に
■ミロク情報サービス<9928>の業績動向

1. 2025年3月期の業績概要
2025年3月期の連結業績は、売上高で前期比5.0%増の46,160百万円、営業利益で同2.9%増の6,287百万円、経常利益で同1.3%増の6,390百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同3.4%増の4,381百万円と増収増益となり、売上高、営業利益、経常利益は過去最高を更新した。

顧客のDXに対する投資意欲が引き続き旺盛で、会計事務所及び中堅・中小企業向けの各種業務システムの販売が好調に推移した。クラウド・サブスク型への移行が進んでいるため、システム導入契約売上高は前期比0.2%減と前期並みの水準に留まったが、クラウド・サブスク利用の拡大によりサービス収入が同13.5%増と伸張したことが増収要因となった。

利益面では、新卒社員の積極採用(71名)や、3期連続の給与ベースアップ等を実施したことで、人件費を中心とする販管費が前期比900百万円増加したほか、売上総利益率が同0.5ポイント低下したものの、増収効果で吸収し営業利益は同176百万円の増益となった。売上総利益率の低下は、仕入販売となるパソコン等のハードウェア製品の売上構成比率が上昇したことが要因だ。なお、特別利益として投資有価証券売却益358百万円や関係会社株式売却益31百万円等を計上した一方で、特別損失として暗号資産売却損182百万円及び減損損失54百万円等を計上した。

会社計画比で見ると、売上高は1.5%上回ったものの、営業利益は6.7%、金額ベースで452百万円の未達となった。単体の営業利益は計画比で174百万円上回っており、子会社の収益悪化が未達要因となった。子会社で下期に見込んでいた大型案件を失注したことや、MJS Finance & Technologyで進めていた新サービスの開発中止を決定し、開発資産の早期償却等を実施したことが主因だ。なお、トライベックのDXプラットフォーム事業(Hirameki 7事業)については先行投資により約5.8億円の営業損失を計上したが、こちらは計画どおりとなっている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)



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2025/09/10 15:30 現在

(更新タイミング:翌営業日8時頃)

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8306 三菱UFJFG 買い転換
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