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株式会社フィル・カンパニー×著名投資家DAIBOUCHOU氏対談動画文字起こし(4)

*12:34JST 株式会社フィル・カンパニー×著名投資家DAIBOUCHOU氏対談動画文字起こし(4)
フィル・カンパニー<3267>

また、決算発表後のご質問の中で、特にご関心が高かった「粗利率の低下」について、この場をお借りしてご説明させていただきます。

このグラフで、折れ線グラフが各四半期の粗利率の推移を示しております。

今期第2四半期の粗利率は21.0%となり、前年同期と比較すると約9ポイント低下しています。この粗利率の低下は、収益を認識するタイミングに関する会計基準の影響によるものです。

当社の請負プロジェクトは、工事進行基準に基づいて売上を計上しておりますが、契約時には利益率の高い「企画部分」が計上されます。一方、プロジェクトの終盤、特に竣工時には、コストの割合が大きい「工事部分」が計上されるため、時期によって粗利率に変動が生じます。

今四半期は、竣工案件が前年同期よりも多かったため、一時的に粗利率が低下して見えているという状況ですが、通期では前年と同程度の粗利率で着地する見込みとなっております。

なお、前年同期は粗利率こそ高かったものの、営業赤字となっておりました。一方、今期は粗利率が21.0%であっても営業黒字を達成しております。四半期ベースで損益分岐売上高をクリアできたことは、当社にとって非常に大きな一歩であると考えています。

私からの企業説明は以上となります。

■質疑応答
▲フィスコ 白幡
金子様、ありがとうございました。それでは、ここからはDAIBOUCHOUさんに、金子様への気になるご質問をお願いしたいと思います。それでは、DAIBOUCHOUさん、よろしくお願いいたします。

●DAIBOUCHOU
はい、宜しくお願いします。まずお伺いしたいのは、なぜ今このタイミングで本対談動画にご登壇いただこうと思われたのか、その理由や背景についてお聞かせいただけますでしょうか。

■フィル・カンパニー 金子様
はい。先ほどもお伝えしましたように、当社はコロナ禍を経て、現在を「第三創業期」と位置づけ、昨年、中期経営計画を発表し、新たな成長ステージへと舵を切っております。

その一環として、現在はIR活動にも力を入れており、個人投資家の皆様に当社の魅力や事業内容をより深く知っていただくために、このような機会も積極的に活用させていただいております。

●DAIBOUCHOU
あと、気になる点として、経営体制の変化があります。外山社長が今年から新たに就任され、金子さんご自身も取締役として残られますが、この新体制によって、どのような変化や改善が期待できるのでしょうか。

■フィル・カンパニー 金子様
はい。大きく2点、期待できることがあると考えています。

まず1点目ですが、昨年は中期経営計画の初年度として、事業のスケール化に向けた道筋を整える期間となりました。おかげさまで進捗も順調に推移しております。

この中期経営計画を今後も確実に進めていくために、昨年までは会長の高橋と私の2名による代表体制を敷いておりましたが、今期からは外山に代表を一本化いたしました。これにより、執行のハンドリングや意思決定をより迅速に行える体制が整ったと考えております。

2点目は、中期経営計画の「第3の柱」として掲げている、事業ポートフォリオの変革についてです。この取り組みは現在「種まき」の段階であり、現時点では財務的な目標値である150億円には織り込んでおりません。ただし、中期経営計画後のさらなる成長を見据えると、業界の枠にとらわれず、幅広い知見と経験を持つ外山に、今の段階からバトンを渡すことで、より実行可能な成長戦略に着手できると考えております。

なお、外山が当社に関わり始めたのは昨年からとなりますので、当面は高橋と私の2名で外山を両側からしっかりサポートしながら、経営改革を力強く推進していく所存です。

●DAIBOUCHOU
わかりました。ありがとうございます。

あと、御社は女性の比率が非常に高い印象を受けました。従業員の約半数が女性であり、金子取締役ご自身も女性でいらっしゃいます。管理職でも約30%を女性が占めており、比較的高い水準かと思います。そこでお伺いしたいのですが、女性が活躍できる職場環境づくりにおいて、どのような工夫をされているのか教えていただけますでしょうか。

■フィル・カンパニー 金子様
はい、不動産・建築業界というのは、もともと男性の比率が非常に高い業界です。ただ、当社のパーパスやビジョンは、女性の共感を得やすい内容となっていることもあり、結果として女性の入社比率が高まり、現在では社員数の男女比がほぼ同等となっております。

また、ここでご覧いただいているように、当社では女性比率の高さだけでなく、新卒採用を継続的に行っていることから、20代の社員比率も高くなっています。加えて、多様なスキルを持ったシニア層も在籍しており、年齢層も非常に幅広いのが特徴です。

当社のようにユニークな事業を展開している企業においては、さまざまなバックグラウンドを持つ社員が必要不可欠だと考えており、そうした社員たちが安心して、そして満足感を持ってクリエイティブに働ける職場環境を整えることが重要だと考えています。

女性の働き方に関して言えば、ライフスタイルの変化に応じて柔軟な働き方ができるよう、時差出勤やリモートワークなどの制度整備も進めています。社員の声を反映しながら、より良い制度設計に取り組んでいるところです。

●DAIBOUCHOU
大変、若い方が多く、女性も多いという、そういった印象ですね。新卒の採用も多いということで、そういった背景があるのでしょうか。あとは、パーパスに共感される方が比較的多く入社されている、ということになりますかね。

■フィル・カンパニー 金子様
はい、そうですね。おそらくですが、当社の事業の切り口が、他の業界や他の企業とは少し異なっている点が、共感を得やすい要素になっているのではないかと感じています。

●DAIBOUCHOU
わかりました。ありがとうございます。

次の質問ですが、駐車場の上にテナントビルを建設するというのは、非常に経済合理性が高いと感じています。にもかかわらず、競合の参入が少なく、まだそれほど広く普及していない印象があります。

これはおそらく、比較的難易度が高い事業だからではないかと思うのですが、駐車場の空中活用における難しさや、御社の競合優位性について教えていただけますでしょうか。

株式会社フィル・カンパニー×著名投資家DAIBOUCHOU氏対談動画文字起こし(5)に続く



<KM>



 
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