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クラボウ---1Qは増益、環境メカトロニクス事業と食品・サービス事業が2ケタ以上の増益に

*14:29JST クラボウ---1Qは増益、環境メカトロニクス事業と食品・サービス事業が2ケタ以上の増益に
クラボウ<3106>は7日、2026年3月期第1四半期(25年4月6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比0.4%減の357.44億円、営業利益が同4.4%増の21.59億円、経常利益が同3.9%増の30.23億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同167.1%増の51.78億円となった。

化成品事業の売上高は151億円(前年同期比5.8%減)、営業利益は8億円(同26.0%減)となった。高機能樹脂製品は、AI用途以外の半導体市況の低迷により、半導体製造装置向けの受注が減少し、減収となった。機能フィルムは、太陽電池向けの受注が堅調であったが、北米の自動車向けの受注が減少し、減収となった。産業マテリアルは、自動車内装材向け軟質ウレタンの受注が堅調に推移し、また、自動車フィルター向け不織布の受注が順調で増収となった。

繊維事業の売上高は118億円(前年同期比4.6%減)、安城工場の閉鎖準備に伴う異常操業費用の計上もあり、営業損失は2.5億円(前年同期は営業利益0.8億円)となった。糸は、原料改質技術を活用した高機能製品「NaTech(ネイテック)」の販売が順調に推移し、増収となった。ユニフォームは、顧客の在庫調整の影響を受けてユニフォームアパレル向けの定番生地の受注が減少し、減収となった。カジュアルは、国内SPA向けの生地の受注が減少し、減収となった。

環境メカトロニクス事業の売上高は53億円(前年同期比25.9%増)、営業利益は11.5億円(同127.6%増)となった。ライフサイエンス・テクノロジーは、撹拌脱泡装置や遺伝子抽出装置が低調に推移したが、子会社のFA設備の受注が増加し、増収となった。エレクトロニクスは、半導体業界向け液体成分濃度計が堅調に推移し、また、鉄道業界向けインフラ検査システムや膜厚計なども順調で増収となった。エンジニアリングは、排ガス処理設備などが低調に推移したが、子会社のウェハー洗浄装置やフィルター洗浄装置に加え、医薬品製造業界向け設備の受注も好調で、増収となった。

食品・サービス事業の売上高は24億円(前年同期比10.1%増)、営業利益は1.3億円(同77.9%増)となった。食品は、即席麺具材の拡販が順調に進んだことなどにより、増収となった。 ホテル関連は、国内旅行やインバウンドの旺盛な需要により宿泊部門が順調で、増収となった。

不動産事業について、不動産賃貸は、賃貸物件の新規開店により売上高は9億円(前年同期比5.0%増)となったが、修繕費の増加などにより営業利益は6億円(同2.1%減)となった。

2026年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比4.4%減の1,440.00億円、営業利益が同22.4%減の80.00億円、経常利益が同19.4%減の95.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同5.4%増の95.00億円とする期初予想を据え置いている。



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