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株ブロガー・さなさえ:日米政府の強力テーマ『造船』の思惑で上昇トレンドを駆け上る注目株【FISCOソーシャルレポーター】
2025/08/09 17:00
*17:00JST 株ブロガー・さなさえ:日米政府の強力テーマ『造船』の思惑で上昇トレンドを駆け上る注目株【FISCOソーシャルレポーター】
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「さなさえ」氏(ブログ:『さなさえの麗しき投資ライフ』)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2025年8月7日19時に執筆
皆様、おはこんばんちは。夏の風物詩でもある甲子園(高校野球)が始まって、日々、球児達に胸キュンしながら相場に向き合っていますが、そこは8月。しっかり夏枯れです。海外投資家達の勢いは感じられないものの、個人投資家の熱気はしっかりしていますね。来世こそは喫茶「南風」のオーナー・さなさえです。
さて、夕刊フジ主催・株1GPグランドチャンピオン大会・準優勝(21年度)の妙齢女性投資家が綴る当記事の連載も、はや133回目…今回も表題のコラムと共に、最近の注目株をご紹介していきます。
<造船関連株が注目されるワケ>
日米関税が合意に至った後も、その解釈についての問題が燻っているようですが、これまでの関税交渉の最中で切り札の一つとして挙げられたのが、米国が注力する造船業です。海運業で覇権を振るう中国をけん制する米国は、かつて世界最強と謳われた造船能力、産業基盤復活に向けて動き始めています。そこで日の目を見たのは日本の造船業です。
日本の造船業も1980年代まで世界最大規模を誇っていましたが、その後のコスト高で低迷…それでも非上場企業である今治造船を筆頭に、島国日本の造船業界はドッコイやってきた確かな地盤があります。特に直近では今治造船の子会社あるジャパンマリンユナイテッドは、ロシア、中国の勢力拡大に対抗しうる砕氷船の技術において注目されるなど、日米あげて造船業復活への動きが市場にも広がっているようです。
日本の上場企業で造船関連と言えば三菱重工業<7011>、川崎重工業<7012>、IHI<7013>が筆頭に挙げられますが、今回は夏枯れ相場で、個人の資金が思惑的に動く中小型株を中心に、しっかりとした上昇トレンドに入っている株をまとめてご紹介していきまっす♪
<上昇トレンドにある造船関連の中小型株>
まずは4月の当記事でもご紹介した三井E&S <7003>ですね。8月6日の決算も絶好調で投機資金の攻勢を受けています。日米における造船業への注力はまさにこれからでもあるので、同社の好調な船舶エンジンや港湾物流事業における思惑から、さらなる活気を帯びていくのではと期待しています。同様に船舶向けエンジンを手掛けるジャパンエンジンコーポレーション<6016>、赤阪鐵工所<6022>もしっかりした上昇トレンドを辿っていますので見ておきたいですね。
円高がたたって減益決算となった名村造船所<7014>は、それでもトレンドは堅調。むしろアク抜け的に上昇してきているようです。それに反して船舶事業の受注残高が前年同期比51.4%増と好調だったのは内海造船<7018>です。今週ストップ高から連騰していますが、個人好みの値の軽さからも、今夏はスポットが当たりそうです。
船舶向け配電制御システムを手掛ける寺崎電気産業<6637>も高値追い。官民向け航海計器で定評のある東京計器<7721>も8日の決算を通過してどのように動くか注目です。造船向け特殊鋼で思惑のある日本製鋼所<5631>、大同特殊鋼<5471>、そして大同メタル工業<7245>も決算は無事通過で買い安心感もありそうですね。
造船事業再生へ向けた日米ファンド設立への期待もあって、船舶向け融資において歴史と共に実績のあるひろぎんHD<7337>、いよぎんHD<5830>も見ておきたいですね。わたしとしては、「じっくり持ってそのニュースフローを待つ…」なんて投資の仕方も好きです。
最後はおまけで…4月19日に当記事でもご紹介したコメ不足関連に注目です。この記事を書いている本日の大引後に木徳神糧<2700>が絶好調な決算を出しています。そうともなればヤマタネ<9305>にも期待。さらに石破・自民党政権がコメ増産にやっとこさ、舵を切った(フリ?)ので日本農薬<4997>、井関農機<6310>を再度ピックアップしておきたいと思います。
今回は以上です。
ここ最近のわたしのブログでは、ご紹介した注目株以外にも「さなさえのひとり株1GP」として月毎の注目株をピックアップして、毎週末にその値幅を計測しています。ご興味があれば覗きに来て下さい。もちろん、株の情報以外のネタも…怖いもの見たさでもお気軽にどうぞ (笑)ではでは。Have a nice trade.
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執筆者名:さなさえ
ブログ名:『さなさえの麗しき投資ライフ』
<HM>
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「さなさえ」氏(ブログ:『さなさえの麗しき投資ライフ』)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2025年8月7日19時に執筆
皆様、おはこんばんちは。夏の風物詩でもある甲子園(高校野球)が始まって、日々、球児達に胸キュンしながら相場に向き合っていますが、そこは8月。しっかり夏枯れです。海外投資家達の勢いは感じられないものの、個人投資家の熱気はしっかりしていますね。来世こそは喫茶「南風」のオーナー・さなさえです。
さて、夕刊フジ主催・株1GPグランドチャンピオン大会・準優勝(21年度)の妙齢女性投資家が綴る当記事の連載も、はや133回目…今回も表題のコラムと共に、最近の注目株をご紹介していきます。
<造船関連株が注目されるワケ>
日米関税が合意に至った後も、その解釈についての問題が燻っているようですが、これまでの関税交渉の最中で切り札の一つとして挙げられたのが、米国が注力する造船業です。海運業で覇権を振るう中国をけん制する米国は、かつて世界最強と謳われた造船能力、産業基盤復活に向けて動き始めています。そこで日の目を見たのは日本の造船業です。
日本の造船業も1980年代まで世界最大規模を誇っていましたが、その後のコスト高で低迷…それでも非上場企業である今治造船を筆頭に、島国日本の造船業界はドッコイやってきた確かな地盤があります。特に直近では今治造船の子会社あるジャパンマリンユナイテッドは、ロシア、中国の勢力拡大に対抗しうる砕氷船の技術において注目されるなど、日米あげて造船業復活への動きが市場にも広がっているようです。
日本の上場企業で造船関連と言えば三菱重工業<7011>、川崎重工業<7012>、IHI<7013>が筆頭に挙げられますが、今回は夏枯れ相場で、個人の資金が思惑的に動く中小型株を中心に、しっかりとした上昇トレンドに入っている株をまとめてご紹介していきまっす♪
<上昇トレンドにある造船関連の中小型株>
まずは4月の当記事でもご紹介した三井E&S <7003>ですね。8月6日の決算も絶好調で投機資金の攻勢を受けています。日米における造船業への注力はまさにこれからでもあるので、同社の好調な船舶エンジンや港湾物流事業における思惑から、さらなる活気を帯びていくのではと期待しています。同様に船舶向けエンジンを手掛けるジャパンエンジンコーポレーション<6016>、赤阪鐵工所<6022>もしっかりした上昇トレンドを辿っていますので見ておきたいですね。
円高がたたって減益決算となった名村造船所<7014>は、それでもトレンドは堅調。むしろアク抜け的に上昇してきているようです。それに反して船舶事業の受注残高が前年同期比51.4%増と好調だったのは内海造船<7018>です。今週ストップ高から連騰していますが、個人好みの値の軽さからも、今夏はスポットが当たりそうです。
船舶向け配電制御システムを手掛ける寺崎電気産業<6637>も高値追い。官民向け航海計器で定評のある東京計器<7721>も8日の決算を通過してどのように動くか注目です。造船向け特殊鋼で思惑のある日本製鋼所<5631>、大同特殊鋼<5471>、そして大同メタル工業<7245>も決算は無事通過で買い安心感もありそうですね。
造船事業再生へ向けた日米ファンド設立への期待もあって、船舶向け融資において歴史と共に実績のあるひろぎんHD<7337>、いよぎんHD<5830>も見ておきたいですね。わたしとしては、「じっくり持ってそのニュースフローを待つ…」なんて投資の仕方も好きです。
最後はおまけで…4月19日に当記事でもご紹介したコメ不足関連に注目です。この記事を書いている本日の大引後に木徳神糧<2700>が絶好調な決算を出しています。そうともなればヤマタネ<9305>にも期待。さらに石破・自民党政権がコメ増産にやっとこさ、舵を切った(フリ?)ので日本農薬<4997>、井関農機<6310>を再度ピックアップしておきたいと思います。
今回は以上です。
ここ最近のわたしのブログでは、ご紹介した注目株以外にも「さなさえのひとり株1GP」として月毎の注目株をピックアップして、毎週末にその値幅を計測しています。ご興味があれば覗きに来て下さい。もちろん、株の情報以外のネタも…怖いもの見たさでもお気軽にどうぞ (笑)ではでは。Have a nice trade.
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執筆者名:さなさえ
ブログ名:『さなさえの麗しき投資ライフ』
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