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*13:44JST サイオス---2Qは前年比で大幅な増益、通期連結業績予想の上方修正を発表
サイオス<3744>は7日、2025年12月期第2四半期（25年1月-6月）連結決算を発表した。売上高が前年同期比19.6%減の94.86億円、営業利益が1.79億円（前年同期は0.18億円の損失）、経常利益が同288.2%増の2.21億円、親会社株主に帰属する中間純利益が同407.0%増の1.19億円となった。

プロダクト&サービスの売上高は前年同期比9.1%減の27.77億円、セグメント利益は同40.7%増の2.59億円となった。前年度に金融機関向け経営支援システム販売事業の株式譲渡を行い、構造改革を実施した影響により、セグメント全体では減収増益となった。SaaS・サブスクサービスのクラウド型ワークフロー「Gluegent Flow」は、生成AI搭載などの機能強化を行い、ユーザー数を順調に伸ばし増益に寄与した。主力自社製品である「LifeKeeper」販売は前年並みに推移した一方、米国連結子会社においてコストの見直しを実施した結果、増益となった

コンサルティング&インテグレーションの売上高は同14.9%増の17.55億円、セグメント利益は同19.9%増の2.13億円となった。セグメント全体ではIT投資の堅調な需要を捉え受注が好調に推移し増収増益となった。今後高い成長が見込めるAPIソリューション領域では、案件獲得に注力するとともに開発体制を強化したため、一部利益率の低い案件の受注、人件費等のコスト増による利益の圧迫があったが、金融機関向け及び文教向けのシステム開発・構築支援では案件獲得が堅調に推移し増益となった。

ソフトウェアセールス&ソリューションの売上高は同31.4%減の49.59億円、セグメント利益は同31.7%増の0.98億円となった。セグメント全体では前年度第1四半期に計上したRed Hat, Inc.関連商品の大型案件の売上が無くなったことにより減収となったものの、利益率を重視した活動の結果、売上総利益率が改善した。

2025年12月期通期については、同日、連結業績予想の上方修正を発表した。売上高が前期比7.6%減の190.00億円、営業利益が同526.9%増（前回予想比214.3%増）の2.20億円、経常利益が同53.4%増（同81.3%増）の2.90億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同43.1%減（同100.0%増）の2.00億円としている。なお、下期については経済・金融情勢の不透明さを踏まえ、保守的に前回予想を据え置いており、上期の増益分を反映した通期予想となっている。




＜NH＞