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アドバンクリエ Research Memo(5):2025年9月期中間期は、広告収入の大幅減や一時的費用により減収減益

*13:05JST アドバンクリエ Research Memo(5):2025年9月期中間期は、広告収入の大幅減や一時的費用により減収減益
■アドバンスクリエイト<8798>の業績動向

1. 2025年9月期中間期の業績概要
2025年9月期中間期の連結業績は、売上高で前年同期比39.3%減の2,720百万円と大きく落ち込み、営業損失1,037百万円(前年同期は92百万円の利益)、経常損失1,138百万円(同82百万円の利益)、親会社株主に帰属する中間純損失1,622百万円(同332百万円の損失)を計上した。

売上高は広告収入が減少したことに加え、PV計算における変動対価の精緻化によりPV売上が359百万円減少したこと※、アポイント取得数が伸び悩み協業店の実績が低迷したことが、減収要因となった。外注費の削減により売上原価が同31.0%減少したほか、販管費もコールセンター部門の人員最適化に取り組むなど固定費の削減や支払手数料の削減を進めたことで同9.2%減少したが、減収による利益減を吸収しきれなかった。2025年9月期中間期末の従業員数(派遣社員等含む)は前年同期比95名減の369名とスリム化を進めたが、主にコールセンター部門で48名減の111名、IT部門(ビジネスIT推進部、ダイレクトマーケティング部インシュアテック課、同メディアイノベーション課)で46名減の58名と削減を行った。

※ 保険代理店事業における手数料収入の計上方法について、同社は2025年9月期中間期に見積もりの変更を実施した。従来、不確実性が高い保険契約の自動更新分を除いた将来キャッシュ・フローに、保険会社より提供された契約継続率を前提とした割引率を用いてPV売上を計上していた。しかし、2025年9月期中間期において一定の過去実績が蓄積され、自動更新率等の実績及び継続率の実績の新たな情報入手により、一段と精緻な変動対価の見積もりが可能となったため、見積もりの変更を実施した。この変更に伴い、売掛金残高が395百万円減少し、売上高・営業利益・経常利益・税金等調整前中間純利益が、それぞれ359百万円減少した。今回の売上減額の影響は一過性のもので、下期の業績には影響を与えない。

営業外収支は前年同期比89百万円悪化した。主に前年同期に計上した投資有価証券売却益92百万円がなくなったことによる。また、特別損失として減損損失144百万円に加えて、過年度業績の訂正に関わる費用130百万円や特別調査費用34百万円、債務保証損失引当金繰入額95百万円、保険解約損35百万円などを計上した。なお、変動対価の精緻化によるPV売上の減少やその他一時費用の計上など特殊要因を除いた中間純損失は710百万円となった。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)



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