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フィル・カンパニー:独自のビジネスモデルで営業利益は5.5億円から12億円へ

*13:03JST フィル・カンパニー:独自のビジネスモデルで営業利益は5.5億円から12億円へ
フィル・カンパニー<3267>

8月7日に開示された株式会社フィル・カンパニー(金子麻理取締役)と個人投資家DAIBOUCHOU氏の対談では、同社の事業概要、成長戦略、競争優位性、財務方針、株主還元方針などが語られた。フィル・カンパニーは2005年設立され、2016年に東証マザーズへ上場し、現在はスタンダード市場に上場している。従業員数は100名超と拡大し、まちの“スキマ”土地を活用する独自の不動産開発で成長してきた。主力は「フィル・パーク」(駐車場上部空間を活用した商業施設)と「プレミアムガレージハウス」(ガレージ付き賃貸住宅)であり、累計実績はそれぞれ270棟、242棟に達する。両事業は請負受注スキームと開発販売スキームで展開し、オーダーメイド企画力とワンストップ体制が強み。テナント誘致補償制度や入居希望登録システムなどにより高稼働率を維持している。

コロナ禍による商業施設需要の落ち込みで業績は低迷したが、2022年を底にV字回復基調となっている。今後は「第三創業期」と位置づけ、売上を3年で2.5倍の100〜150億円に拡大する中期経営計画を策定。営業プロセスのDX化と組織改革を両輪に、人材育成やモチベーション向上を重視する。さらに新規事業やM&Aによる事業ポートフォリオ拡大にも着手している。財務面では前受金を活用し健全性を維持しつつ、自己資本比率を適正水準に下げ、借入を活用した開発や自社保有を積極化する方針。新たに「借地権スキーム」による収益基盤拡大にも取り組み、官民連携の沼津駅前プロジェクトなどを進める。

株主還元については安定配当を基本としつつ増配を継続し、自社株買いも柔軟に活用する。株価は高値から大幅に下落したが、業績回復と成長戦略を着実に推進、投資家の信頼獲得には業績目標の着実な達成が不可欠と強調されている。


■対談を受けてのフィスコアナリストコメント
・フィル・パーク事業は競合が存在しない同社独自のビジネスモデルであり、プレミアムガレージハウス事業は入居率99%以上かつ入居待ち登録件数8,900件以上の高い入居者ニーズを既に抱えている。

・足もとでは業績の安定化と拡大が進行中。中期経営計画も開示しており、2026年11月期に売上高15,000百万円、営業利益1,200百万円を掲げている。

・中計における利益は今期予想比で倍増以上となり、株価もそれに応じた上昇となろう。ストックビジネス化の進捗が眼に見えれば、約15倍となるPER評価の水準も変化してくる可能性がある。



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2025/09/10 15:30 現在

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