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児玉化 Research Memo(2):自動車向けや住宅設備等の大型製品に強みを持つ樹脂加工メーカー
2025/08/20 13:02
*13:02JST 児玉化 Research Memo(2):自動車向けや住宅設備等の大型製品に強みを持つ樹脂加工メーカー
■事業内容
児玉化学工業<4222>は、わが国初の大型真空成形機を西独より輸入し大型真空成形機によるプラスチックス成形品を日本で生産開始したことが出発点となる。当時は今で言うベンチャー企業であった。その後、樹脂加工の領域で技術を積み上げ、現在は「モビリティ事業」「リビングスペース事業」を主要事業としてきた。2025年3月期の売上高構成比は、「モビリティ事業」が70.0%、「リビングスペース事業」が26.9%であり、両事業で全体の96.9%を占める。
1. モビリティ事業
各種ピラー類、ラッゲージトリムやトランクトリム、ドアトリム、スポイラー、フェンダーカバー、インストルメントパネル、フロントスポイラーやスカートなどの自動車内外装品を大手自動車メーカーに供給している。国内ではトラック及びRV車を主体とし、海外ではピックアップトラック及び乗用車を主体に展開している。
2. リビングスペース事業
主に洗面化粧鏡、キッチン、トイレ、バスなど、水回りに採用される樹脂製品を供給している。設計から生産まで一貫した完全受託生産体制を確立しており、その技術力に対する評価は高い。特に、洗面化粧鏡に強みを持ち、各大手住宅設備メーカーへ供給している。コロナ禍においてはリフォーム特需が発生し、現在はその反動による受注減や物価高による住宅着工数の減少等の逆風もあるが、長年の業歴を生かした大手住宅設備メーカーとのパイプを積極的に活用し拡販を図り、残存者利益を獲得する考えだ。
3. アドバンスド&エッセンシャル事業
ゲーム用パッケージや自動車部品用トレーなどの樹脂製品を供給している。ゲーム向けについては、コロナ禍においては巣ごもり需要を背景に収益貢献したが、本年度は大手ゲーム会社が新機種を発売し意欲作の投入が多数期待されることから、ヒット製品が飛び出した場合には収益に大きく貢献すると思われる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水野文也)
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■事業内容
児玉化学工業<4222>は、わが国初の大型真空成形機を西独より輸入し大型真空成形機によるプラスチックス成形品を日本で生産開始したことが出発点となる。当時は今で言うベンチャー企業であった。その後、樹脂加工の領域で技術を積み上げ、現在は「モビリティ事業」「リビングスペース事業」を主要事業としてきた。2025年3月期の売上高構成比は、「モビリティ事業」が70.0%、「リビングスペース事業」が26.9%であり、両事業で全体の96.9%を占める。
1. モビリティ事業
各種ピラー類、ラッゲージトリムやトランクトリム、ドアトリム、スポイラー、フェンダーカバー、インストルメントパネル、フロントスポイラーやスカートなどの自動車内外装品を大手自動車メーカーに供給している。国内ではトラック及びRV車を主体とし、海外ではピックアップトラック及び乗用車を主体に展開している。
2. リビングスペース事業
主に洗面化粧鏡、キッチン、トイレ、バスなど、水回りに採用される樹脂製品を供給している。設計から生産まで一貫した完全受託生産体制を確立しており、その技術力に対する評価は高い。特に、洗面化粧鏡に強みを持ち、各大手住宅設備メーカーへ供給している。コロナ禍においてはリフォーム特需が発生し、現在はその反動による受注減や物価高による住宅着工数の減少等の逆風もあるが、長年の業歴を生かした大手住宅設備メーカーとのパイプを積極的に活用し拡販を図り、残存者利益を獲得する考えだ。
3. アドバンスド&エッセンシャル事業
ゲーム用パッケージや自動車部品用トレーなどの樹脂製品を供給している。ゲーム向けについては、コロナ禍においては巣ごもり需要を背景に収益貢献したが、本年度は大手ゲーム会社が新機種を発売し意欲作の投入が多数期待されることから、ヒット製品が飛び出した場合には収益に大きく貢献すると思われる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水野文也)
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