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フェローテック---1Qは2ケタ増収、電子デバイス事業と車載関連事業は2ケタ増収増益に

*14:28JST フェローテック---1Qは2ケタ増収、電子デバイス事業と車載関連事業は2ケタ増収増益に
フェローテック<6890>は14日、2026年3月期第1四半期(25年4月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比12.7%増の688.99億円、営業利益が同4.9%減の66.72億円、経常利益が同28.6%減の58.64億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同44.8%減の26.74億円となった。

半導体等装置関連事業の売上高は413.69億円(前年同期比3.6%増)、営業利益は31.08億円(前年同期比31.5%減)となった。真空シール及び各種製造装置向け金属加工製品は、米国メーカー及び中国メーカーの需要が堅調であり前年同期比で売上を伸ばした。半導体製造プロセスに使用されるマテリアル製品については、セラミックス製品の販売が堅調であった。部品洗浄サービスも、中国の半導体及びFPD工場の稼働率に連動し順調に売上を伸ばしている。一方、石英坩堝については、太陽光パネル製造メーカー向け需要の減退を受けて前期同期比で減収となり、セグメント利益面にも影響している。また、減価償却費をはじめとする新工場の立上げ費用負担増も利益に影響を与えた。

電子デバイス事業の売上高は138.74億円(前年同期比39.4%増)、営業利益は26.65億円(前年同期比38.1%増)となった。サーモモジュールは、光トランシーバー向けマイクロモジュールの出荷が引き続き好調で部門全体の収益の伸びをけん引し、パワー半導体用基板も売上を伸ばした。また、センサの収益は前年度の大泉製作所の決算期変更影響で第1四半期の収益計上がなかったのに対し、今期は収益計上しているため純増となっている。

車載関連事業の売上高は89.65億円(前年同期比53.5%増)、営業利益は13.08億円(前年同期比79.2%増)となった。パワー半導体用基板は、AMB基板の販売増もあり順調に売上を伸ばし、利益面でも貢献している。サーモモジュールは、EV車向けの車内冷蔵庫やカップホルダーの売上を伸ばした。センサは電子デバイス事業同様、前年度の大泉製作所の決算期変更影響で今期は収益計上しているため純増となっている。

その他の売上高は46.90億円(前年同期比13.0%減)、営業利益は0.31億円(前年同期は1.01億円の損失)となった。太陽電池用シリコン製品の出荷が減少し、部門全体では減収となったが、工作機械、産業用洗濯機は売上を伸ばした。

2026年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比3.9%増の2,850.00億円、営業利益が同16.2%増の280.00億円、経常利益が同1.7%増の260.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同2.0%増の160.00億円とする期初計画を据え置いている。



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