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propetec Research Memo(1):厳選仕入とプレミアムマンション参入が奏功
2025/08/29 13:31
*13:31JST propetec Research Memo(1):厳選仕入とプレミアムマンション参入が奏功
■要約
1. 「リアル(住まい)×テクノロジー」を通じて中古マンションの買取再販事業を展開
property technologies<5527>は、中古住宅再生事業と戸建住宅事業を展開している。主力の中古住宅再生事業では中古マンションを買い取ってリノベーションにより価値を高めたうえで再販する買取再販を、戸建住宅事業では注文住宅を中心に新築戸建住宅の請負建築を行っている。同社は蓄積してきた取引データとAIなどのテクノロジーを活用することで、中古住宅再生事業を効率的に展開しているほか、日本最大級の不動産買取ポータルサイト「KAITRY(カイトリー)」を運営するiBuyerビジネスや、不動産・金融業務を効率化するSaaSサービスも行っている。このように「リアル(住まい)×テクノロジー」を通じて、「誰もが」「いつでも」「何度でも」「気軽に」住み替えることができるサステナブルな未来の創造を目指している。
2. リアルなネットワーク、豊富なデータとAIテクノロジーによる仕組み、組織文化に強み
同社の強みは、リアルなネットワーク、データとテクノロジーによる仕組み、組織文化にある。全国23拠点(うち戸建住宅事業8拠点)のほか、仲介会社や金融機関などとのリアルなネットワークを通じて収集した取引データは膨大で、査定価格の起点になるとともに様々なシステムの開発にもつながっている。なかでもAI査定システムは、社内外向けに5秒で査定価格を提示できるなど非常にスピーディーで競争力が強く、成長が期待されるiBuyerビジネスやSaaSサービスのキーシステムとなっている。組織文化も強みで、社員がテクノロジー活用の本質を理解しているため、テクノロジーによって創出した時間を顧客目線のタスクに充てたり、テクノロジーによる高付加価値サービスを開発したりするなど、効率的な働き方につながっている。
3. 2025年11月期中間期は中古マンションなどの収益性が向上し大幅増益となった
2025年11月期第2四半期(以下、中間期)の業績は、売上高が24,202百万円(前年同期比27.4%増)、営業利益が1,077百万円(同284.0%増)と非常に好調だった。売上高では、厳選仕入などの施策効果や開発案件により中古住宅再生事業が好調で、戸建住宅事業の遅れをカバーした。利益面では、高採算の戸建住宅の構成比が下がったものの、厳選仕入によりスタンダードマンションの収益性が向上したうえ、プレミアムマンションと開発案件の採算が比較的高かったことから、大幅な営業増益につながった。トピックスとしては、みずほ信用保証(株)に「KAITRY finance」が本格導入された点が挙げられる。みずほ信用保証は評価の精度を落とすことなく業務を効率化でき、同社もSaaS収入が拡大すると同時に他の金融機関への波及効果が大きいというメリットがある。
4. プレミアムマンションの販売加速やスタンダードマンションの再拡大により中期目標も視野
2025年11月期の業績について同社は、売上高46,000百万円(前期比10.5%増)、営業利益1,640百万円(同20.4%増)を見込んでいる。中間期は高進捗だったが、特に利益が下期偏重な予算配分であることから、同社は業績予想を据え置いた。しかし下期は、スタンダードマンションの伸びが厳選仕入や長期在庫の販売強化に伴う評価損計上の効果から期待できること、高採算のプレミアムマンションが本格的に立ち上がってくることなどから、引き続き高進捗を予想するほうが合理的といえる。このため、同社が業績予想を据え置いたことは保守的に過ぎると考える。2026年11月期は、プレミアムマンションの販売加速やスタンダードマンションの再拡大などが予想され、開発案件が例年どおりに進捗すれば、中期目標の営業利益28億円が視野に入ってこよう。
■Key Points
・「リアル(住まい)×テクノロジー」を通じて中古マンションの買取再販事業を展開
・2025年11月期中間期はスタンダードマンションなどの収益性が向上し大幅増益
・プレミアムマンションの販売加速やスタンダードマンションの再拡大で中期目標も視野
(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田 仁光)
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■要約
1. 「リアル(住まい)×テクノロジー」を通じて中古マンションの買取再販事業を展開
property technologies<5527>は、中古住宅再生事業と戸建住宅事業を展開している。主力の中古住宅再生事業では中古マンションを買い取ってリノベーションにより価値を高めたうえで再販する買取再販を、戸建住宅事業では注文住宅を中心に新築戸建住宅の請負建築を行っている。同社は蓄積してきた取引データとAIなどのテクノロジーを活用することで、中古住宅再生事業を効率的に展開しているほか、日本最大級の不動産買取ポータルサイト「KAITRY(カイトリー)」を運営するiBuyerビジネスや、不動産・金融業務を効率化するSaaSサービスも行っている。このように「リアル(住まい)×テクノロジー」を通じて、「誰もが」「いつでも」「何度でも」「気軽に」住み替えることができるサステナブルな未来の創造を目指している。
2. リアルなネットワーク、豊富なデータとAIテクノロジーによる仕組み、組織文化に強み
同社の強みは、リアルなネットワーク、データとテクノロジーによる仕組み、組織文化にある。全国23拠点(うち戸建住宅事業8拠点)のほか、仲介会社や金融機関などとのリアルなネットワークを通じて収集した取引データは膨大で、査定価格の起点になるとともに様々なシステムの開発にもつながっている。なかでもAI査定システムは、社内外向けに5秒で査定価格を提示できるなど非常にスピーディーで競争力が強く、成長が期待されるiBuyerビジネスやSaaSサービスのキーシステムとなっている。組織文化も強みで、社員がテクノロジー活用の本質を理解しているため、テクノロジーによって創出した時間を顧客目線のタスクに充てたり、テクノロジーによる高付加価値サービスを開発したりするなど、効率的な働き方につながっている。
3. 2025年11月期中間期は中古マンションなどの収益性が向上し大幅増益となった
2025年11月期第2四半期(以下、中間期)の業績は、売上高が24,202百万円(前年同期比27.4%増)、営業利益が1,077百万円(同284.0%増)と非常に好調だった。売上高では、厳選仕入などの施策効果や開発案件により中古住宅再生事業が好調で、戸建住宅事業の遅れをカバーした。利益面では、高採算の戸建住宅の構成比が下がったものの、厳選仕入によりスタンダードマンションの収益性が向上したうえ、プレミアムマンションと開発案件の採算が比較的高かったことから、大幅な営業増益につながった。トピックスとしては、みずほ信用保証(株)に「KAITRY finance」が本格導入された点が挙げられる。みずほ信用保証は評価の精度を落とすことなく業務を効率化でき、同社もSaaS収入が拡大すると同時に他の金融機関への波及効果が大きいというメリットがある。
4. プレミアムマンションの販売加速やスタンダードマンションの再拡大により中期目標も視野
2025年11月期の業績について同社は、売上高46,000百万円(前期比10.5%増)、営業利益1,640百万円(同20.4%増)を見込んでいる。中間期は高進捗だったが、特に利益が下期偏重な予算配分であることから、同社は業績予想を据え置いた。しかし下期は、スタンダードマンションの伸びが厳選仕入や長期在庫の販売強化に伴う評価損計上の効果から期待できること、高採算のプレミアムマンションが本格的に立ち上がってくることなどから、引き続き高進捗を予想するほうが合理的といえる。このため、同社が業績予想を据え置いたことは保守的に過ぎると考える。2026年11月期は、プレミアムマンションの販売加速やスタンダードマンションの再拡大などが予想され、開発案件が例年どおりに進捗すれば、中期目標の営業利益28億円が視野に入ってこよう。
■Key Points
・「リアル(住まい)×テクノロジー」を通じて中古マンションの買取再販事業を展開
・2025年11月期中間期はスタンダードマンションなどの収益性が向上し大幅増益
・プレミアムマンションの販売加速やスタンダードマンションの再拡大で中期目標も視野
(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田 仁光)
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