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個人投資家・有限亭玉介:大型資金の流れを読め_腰の据わった資金につく堅実投資もまたよし【FISCOソーシャルレポーター】
2025/09/20 10:00
*10:00JST 個人投資家・有限亭玉介:大型資金の流れを読め_腰の据わった資金につく堅実投資もまたよし【FISCOソーシャルレポーター】
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2025年9月15日10時に執筆
相場のムードが変わり、日経平均が史上最高値を更新しました。総裁選へ向けて投資家達の思惑が交錯しているように見えます。また以前と同じように大型株への資金流入が目立ってきました。
改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。
9月10日~12日、日経平均が3日連続で史上最高値を更新という報道で市場は賑わっているようです。ただ、お祭り騒ぎで全ての銘柄が高騰しているわけではありません。細かく個別銘柄を見ていくと値下がり銘柄の数もそれなりにありますよ。
9月12日に関しては、東証プライムの値上がり銘柄が778、値下がり銘柄が753という結果でした。スタンダード市場は、値下がり銘柄の方が多かったようです。要するに「(強気相場とはいえ)調子に乗って闇雲に手を出し過ぎると痛い目を見る」…という訳ですな。やはり過熱感のある相場ほど、冷静に投資をしていきたいものですねぇ。
9月の第一週では海外投資家も買い越しに転じました。やはり海外投資家の動きが日本株を大きく左右するのは言うまでもありません。今後も彼らがどのような日本株に手を出すのか予想しながら投資を行う必要がありそうです。日銀の利上げ観測が出てもまだまだ円安ですし、ここから更に海外投資家のマネーが流入してくるのか監視を強めて参ります。
さて、日経平均が史上最高値を更新した後はどのような値動きになるのでしょうか。利益確定売りも強まるなかで、短時間での値動きも激しさを増す可能性がありそうです。そんな予想をしながらも、今回は大型資金が介入しやすい銘柄および、既に介入している銘柄にフォーカスして参ります。
9月10日にアクティビストの米エリオット・マネジメントが大株主に浮上した事が明らかになった関西電力<9503>は、直近で年初来高値を更新しております。原発関連として美浜原発1号機の後継機についての検討をはじめ、データセンターの増加で電力需要も拡大していく見通しもあり、「思惑という名の上昇気流あり」と見ています。
ゼネコン大手の清水建設<1803>でも、米資産運用大手の日本法人であるブラックロック・ジャパンが大株主として浮上した模様。チャート(日足)も見事に上昇トレンドを形成しておりますな。業績も堅調で、どこまで下値を切り上げる注視です。
ダイカスト最大手のリョービ<5851>は、年初来高値を更新後もPBRが1倍割れとなっております。トランプ関税で自動車業界への懸念はあるものの、電動工具を手掛ける香港の創科実業(テクトロニック・インダストリーズ)が同社の大量保有報告書を8月29日に提出したとの発表がありました。
25年9月期が最高益予想となっているアイビーシー<3920>は、光通信が同社株の保有割合を5.12%に達したと伝わり思惑買いが流入したようです。小型株ながらも業績は黒字で堅調な様子。監視を強めて参ります。
日経平均が史上最高値を記録した時期と同じくして、SHIFT<3697>が日経平均の構成銘柄として新規採用されましたな。25年8月期は最高益予想で、10月14日の4Q決算発表は要チェックですねぇ。
最後は海外投資家による不動産投資で思惑のあるTHEグローバル社<3271>と全保連<5845>で締めさせていただきます。2025年1〜6月の海外投資家による国内オフィスビルなどの不動産購入額は前年同期比2倍の1兆円超で過去最高との事。不動産関連銘柄はPBRが割安のものも多く、まだこの強気相場では出遅れている印象です。
さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「アル」と共にお待ち申し上げております。
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執筆者名:有限亭玉介
ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず
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以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2025年9月15日10時に執筆
相場のムードが変わり、日経平均が史上最高値を更新しました。総裁選へ向けて投資家達の思惑が交錯しているように見えます。また以前と同じように大型株への資金流入が目立ってきました。
改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。
9月10日~12日、日経平均が3日連続で史上最高値を更新という報道で市場は賑わっているようです。ただ、お祭り騒ぎで全ての銘柄が高騰しているわけではありません。細かく個別銘柄を見ていくと値下がり銘柄の数もそれなりにありますよ。
9月12日に関しては、東証プライムの値上がり銘柄が778、値下がり銘柄が753という結果でした。スタンダード市場は、値下がり銘柄の方が多かったようです。要するに「(強気相場とはいえ)調子に乗って闇雲に手を出し過ぎると痛い目を見る」…という訳ですな。やはり過熱感のある相場ほど、冷静に投資をしていきたいものですねぇ。
9月の第一週では海外投資家も買い越しに転じました。やはり海外投資家の動きが日本株を大きく左右するのは言うまでもありません。今後も彼らがどのような日本株に手を出すのか予想しながら投資を行う必要がありそうです。日銀の利上げ観測が出てもまだまだ円安ですし、ここから更に海外投資家のマネーが流入してくるのか監視を強めて参ります。
さて、日経平均が史上最高値を更新した後はどのような値動きになるのでしょうか。利益確定売りも強まるなかで、短時間での値動きも激しさを増す可能性がありそうです。そんな予想をしながらも、今回は大型資金が介入しやすい銘柄および、既に介入している銘柄にフォーカスして参ります。
9月10日にアクティビストの米エリオット・マネジメントが大株主に浮上した事が明らかになった関西電力<9503>は、直近で年初来高値を更新しております。原発関連として美浜原発1号機の後継機についての検討をはじめ、データセンターの増加で電力需要も拡大していく見通しもあり、「思惑という名の上昇気流あり」と見ています。
ゼネコン大手の清水建設<1803>でも、米資産運用大手の日本法人であるブラックロック・ジャパンが大株主として浮上した模様。チャート(日足)も見事に上昇トレンドを形成しておりますな。業績も堅調で、どこまで下値を切り上げる注視です。
ダイカスト最大手のリョービ<5851>は、年初来高値を更新後もPBRが1倍割れとなっております。トランプ関税で自動車業界への懸念はあるものの、電動工具を手掛ける香港の創科実業(テクトロニック・インダストリーズ)が同社の大量保有報告書を8月29日に提出したとの発表がありました。
25年9月期が最高益予想となっているアイビーシー<3920>は、光通信が同社株の保有割合を5.12%に達したと伝わり思惑買いが流入したようです。小型株ながらも業績は黒字で堅調な様子。監視を強めて参ります。
日経平均が史上最高値を記録した時期と同じくして、SHIFT<3697>が日経平均の構成銘柄として新規採用されましたな。25年8月期は最高益予想で、10月14日の4Q決算発表は要チェックですねぇ。
最後は海外投資家による不動産投資で思惑のあるTHEグローバル社<3271>と全保連<5845>で締めさせていただきます。2025年1〜6月の海外投資家による国内オフィスビルなどの不動産購入額は前年同期比2倍の1兆円超で過去最高との事。不動産関連銘柄はPBRが割安のものも多く、まだこの強気相場では出遅れている印象です。
さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「アル」と共にお待ち申し上げております。
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執筆者名:有限亭玉介
ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず
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