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情報戦略テクノロジー:実は巨大で未開拓な市場「DXの総合商社」を目指す

*13:00JST 情報戦略テクノロジー:実は巨大で未開拓な市場「DXの総合商社」を目指す
情報戦略テクノロジー<155A>は、顧客のDXを実現するシステム開発などを手掛けている。顧客とエンジニアが、提案・相談を繰り返しながら協働して開発し、ビジネスの状況変化に対応して変更可能なアジャイル型の開発手法をとる。スキルの高いエンジニアを多く抱え、上流工程に対応できる体制を整えており、一般的にIT業界には、多重下請け構造があり、同規模のSierでは2次請け、3次請けが多い中、同社は大手企業(エンタープライズ)との直接取引が実現できている。売上の約8割が売上高1,000億円以上(グループ合計)のエンタープライズで構成されており、同社業績の安定に寄与している。

エンジニアの離職率は10%程度と、業界水準より低く推移しており、特に2023年以降に入社の新卒社員の離職は、94人中わずか1人で、高い定着率で戦力化が進行している。2024年12月末の自社グループ エンジニア数は253人であり、これを今期末には370名体制にする予定だ。その進捗自体の順調さもさることながら、定着率の高さは同社の経営哲学が寄与しているものと想定される(技術の幅が圧倒的に広く選択肢が多い、高い技術能力者が多数在籍、元請け企業であるため報酬が高い、日本のシステム開発業界の変革を担うというフィロソフィーへの共感等)。同社が成長戦略に掲げる「M&Aを積極的に進め、人材の確保の多様化を実現すると共に0次DXにて取扱うサービスの幅を広げていく」土台になり得る。

SHIFTはソフトウェア開発における「テスト工程」が長年、開発の下請け工程として軽視されてきた領域と認識し、この非効率な分野に目をつけ、「テスト専門会社」として品質保証を事業化、ソフトウェアテストだけでなく、ERP・業務コンサル・DX支援・セキュリティなどに領域を拡張してきた。いずれも巨大で未開拓な市場において、独自のポジションを獲得し、テンバガーへの道を駆け上っていった。「顧客企業での内製によるサービス開発」「顧客企業での内製によるサービス開発」「自社プロダクトを活用したAIサービス開発」により、「DXの総合商社」を目指すという同社の方向性は、根っこは同じである。同社が掲げるM&Aが積極的に推進され、それを受ける土台があることから、株価上昇においてもスピード感が増す可能性がある。

コロナ禍においては、顧客との接触が制限されたことで新規顧客開拓が停滞したが、新規開拓が進むようになっており、同社の業績は極めて好調だ。5月発表の上方修正計画比で上振れの進捗となっている。



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2025/10/09 15:30 現在

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