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アクシス Research Memo(2):金融系に強みを持つ独立系SIer、自社IoTサービスとDX支援で成長を加速

*11:02JST アクシス Research Memo(2):金融系に強みを持つ独立系SIer、自社IoTサービスとDX支援で成長を加速
■会社概要

1. 会社概要
アクシス<4012>は、東京証券取引所スタンダード市場に上場する独立系のシステムインテグレーター(SIer)である。1991年の設立以来、金融機関向けを主軸としたシステム開発で事業基盤を確立し、現在は「システムサービス事業」と「ITサービス事業」の2つを事業を柱としている。主力であるシステムサービス事業では、金融機関や公共機関、情報通信事業者などを主要顧客とし、ITコンサルティングから業務アプリケーション開発、クラウド基盤構築までを一貫して提供している。ITサービス事業では、自社開発のクラウド型運行管理システム「KITARO」や、中小企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)を支援する「まるっとアクシス」などのサービスを展開している。

ビジョンとして「デジタルで社会に貢献する」を掲げ、以下の4つを経営理念としている。特に「全社員の物心両面の幸せを実現する」という理念は、社員からの共感が高く、組織文化の礎となっている。

1) 事業を通して、社会・人類に貢献をする
2) 全社員の物心両面の幸せを実現する
3) 公明正大に判断し、素直な心で全力で取り組む
4) 全社員が同じベクトルを持つことに努める

2. 沿革
同社は1991年6月に、コンピュータシステムの開発、販売、コンサルテーション等を目的として東京都品川区に設立された。創業以来、独立系システムインテグレーターとして、主に金融機関向けのシステム開発を手掛けながら事業基盤を構築してきた。

2010年代に入ると、事業領域の拡大を本格化させる。2012年にはシンガポールに子会社を設立し、海外への足掛かりを築いた。国内では、2014年のテクノスクエアとの資本業務提携を皮切りに、2017年には同社を吸収合併し、技術力と顧客基盤を強化した。また、同年に福岡支店、大阪事業所(現:大阪支店)を新設し、全国的なサービス提供体制を整備した。

2018年にはオークネットからクラウドサービス事業を承継し、現在のITサービス事業の基盤となるクラウド型運行管理システム「KITARO」の提供を開始。ストック型のビジネスモデルを確立し、新たな収益の柱を構築した。

2020年9月には東京証券取引所(以下、東証)マザーズ市場へ上場を果たし、社会的信用度を高めるとともに、さらなる成長に向けた資金調達力と人材獲得力を強化した。その後もM&Aを積極的に活用し、2021年にヒューマンソフトの全株式を取得、2023年には同社を吸収合併することで、事業規模の拡大とサービス領域の拡充を加速させている。市場区分については、2022年4月に東証グロース市場へ移行後、同年9月にはスタンダード市場へ変更しており、事業規模の拡大に合わせ市場を変更している。

足元では、創業以来の強みである金融機関向けシステム開発を主軸としつつ、システムインテグレーションを中心としたIT企業から、より付加価値の高いITコンサルティング企業への飛躍をテーマに事業展開している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 三浦 健太郎)



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