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C&R社 Research Memo(6):自己資本比率が低下するもネットキャッシュは潤沢

*11:06JST C&R社 Research Memo(6):自己資本比率が低下するもネットキャッシュは潤沢
■クリーク・アンド・リバー社<4763>の業績動向

3. 財務状況と経営指標
2026年2月期中間期末の資産合計は前期末比20,777百万円増加の47,856百万円となった。高橋書店グループを連結対象に加えたことが主な増加要因となる。流動資産では現金及び預金が14,101百万円増加したほか、受取手形、売掛金及び契約資産が1,968百万円増加した。固定資産では有形固定資産が1,276百万円、無形固定資産が451百万円、投資その他の資産が2,244百万円それぞれ増加した。なお、高橋書店グループの全株式取得資金約95億円の大半は金融機関からの借入れで賄った。発生したのれんは634百万円で、5年均等償却を行う。

負債合計は前期末比19,364百万円増加の30,430百万円となった。有利子負債が13,894百万円増加したほか、返金負債が1,753百万円、預り金が1,656百万円、支払手形及び営業未払金が996百万円それぞれ増加した。純資産合計は同1,413百万円増加の17,426百万円となった。配当金891百万円を支出した一方で、親会社株主に帰属する中間純利益2,214百万円を計上したことによる。

経営指標では、経営の安全性を示す自己資本比率が前期末の58.6%から35.9%に低下し、有利子負債比率が26.2%から105.0%と大きく上昇するなど財務体質が悪化したように見えるが、M&A資金の大半を短期借入金で充当したことが主因となっている。ただ、短期借入金については2026年2月期中に返済される見込みであり、期末時点ではこれら指標も改善しているものと思われる。また、ネットキャッシュ(現金及び預金−有利子負債)を見ると8,846百万円と前期末比で206百万円増加しており、実質的な財務内容については引き続き良好な状態を維持しているものと弊社では評価している。なお、同社は潤沢な手元キャッシュの使途について、今後も成長投資やM&A資金、株主還元などに充当する方針だ。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)



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