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ガーデン Research Memo(8):2026年2月期は既存店売上高の回復策と「萬馬軒」の業績寄与で期初計画達成へ

*11:08JST ガーデン Research Memo(8):2026年2月期は既存店売上高の回復策と「萬馬軒」の業績寄与で期初計画達成へ
■ガーデン<274A>の業績動向

3. 2026年2月期の業績見通し
2026年2月期の業績については、売上高18,290百万円(前期比6.6%増)、営業利益2,050百万円(同10.8%増)、経常利益1,930百万円(同12.1%増)、当期純利益1,320百万円(同9.3%増)と2ケタ増益を見込んでいる。新規出店は通期で「壱角家」8店舗、「山下本気うどん」5店舗を予定(「萬馬軒」とタイは2027年2月期から新規出店開始の予定)、下期に向けて既存店売上高を早期に前年同期並みに回復させ、売上総利益率の改善も図る。これにより、中間期の営業利益は進捗率が期初計画(通期)に対して39.3%と出遅れたが、通期予想は期初計画のまま据え置いた。

同社は下期に入店客数を回復させるため、選ばれる魅力的な店舗・商品づくりという基本に回帰する考えだ。具体的には、QSCAの強化、従業員エンゲージメントの向上のための表彰制度の拡充、インバウンド向け店外英語POPの掲出などハザードの改善、ブランド・メニューごとのアレルギー表の整備、マニュアル動画化の徹底とカメラ臨店※の強化などの策を講じ、メディア露出も引き続き積極的に実施する。時間がかかるとしても、こうした基本的な策を着実にこなしていくことが早道だと考えている。加えて、気温低下によるラーメン事業の復調や、他社の値上げが出揃ってきたことによる値上げ影響の一巡に加えて、2025年11月からは冬に強い味噌ラーメン業態「萬馬軒」の収益寄与が期待できることから、通期の売上高予想は十分射程圏にあると弊社では見ている。

※ 防犯カメラなどの映像を遠隔で確認し、店舗の状況を把握すること。実際に店舗を訪れる「臨店」の代わりに、スマートフォンやPCからリアルタイムの映像を見ることで、時間やコストを削減しながら、店舗運営の効率化や複数拠点の管理が可能になる。

利益面では、フェアを11月から一部中止する予定(「壱角家の日」は継続)で、これによる採算改善への影響は大きいと思われる。また、「萬馬軒」では、味噌の品質均質化や調理工程の標準化、スープのOEM化、人事制度の改定といった施策を既に進めており、移籍した従業員が慣れる時間も十分あるので、高収益のロケットスタートが期待される。これにより、第3四半期には主力のラーメン事業の復調を背景に利益を取り戻す方向へ転換、第4四半期には期初計画に織り込んでいない「萬馬軒」の収益寄与が見込まれる。2025年9月に「白い明太チーズクリームうどん」がジャパン・フード・セレクションで最高位グランプリを受賞したが、もちろん期間限定メニュー・新メニューの開発やコラボレーション・タイアップ企画、メディア露出も継続する。足元の10月には収益改善の兆しが現れているようで、通期で期初の営業利益予想まで回復することが期待される。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田 仁光)



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