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GMOグローバルサイン・ホールディングス株式会社×著名投資家DAIBOUCHOU氏対談動画文字起こし(6)

*10:16JST GMOグローバルサイン・ホールディングス株式会社×著名投資家DAIBOUCHOU氏対談動画文字起こし(6)
GMOグローバルサインHD<3788>

このGMOトラスト・ログインが「コスパが良い」と評価される理由は主に3点あります。
1つ目は、運用コストの最適化です。安全かつ効率的なインフラ設計により、セキュリティを担保しながらスケーラブルな構成を実現しています。当社はインターネットのクラウドインフラを支える事業が原点にありますので、この分野は得意とするところです。
2つ目は、国内外リソースを活用した自社開発です。日本だけでなく海外のエンジニアリングリソースも活用し、開発コストを抑えています。電子印鑑GMOサインと同様、継続的に機能を迅速に拡充できる体制が整っている点も大きなポイントです。
3つ目は、シンプルで直感的なUI設計です。多くのSaaSでは、導入前から営業担当が付き、導入後もサポートを受けながら活用を進めるケースが一般的です。一方、当社のサービスはオンラインで簡単に申し込みでき、そのままお客様自身で利用を開始できるよう設計されています。マニュアルを見なくても使い始められるよう、UI設計を非常に重視しています。これにより、当社としてもサポートに必要なリソースを抑えることができ、結果としてコストパフォーマンスの高いサービス提供が可能になっています。

●DAIBOUCHOU
いいですね。企業に導入する際、社内にはITリテラシーの異なる方が多く、使いやすさは非常に重要だと感じています。使いやすければ管理部門の負担も軽減できますし、導入メリットは大きいですね。
また、最近は企業ごとにパスワードのルールが異なり、「特殊文字を入れる」「逆に入れてはいけない」「10文字以上必須」など、条件がバラバラです。その結果、パスワードの使い回し問題も深刻化しています。こうした背景から、シングルサインオンの必要性が高まっているという理解でよろしいでしょうか。

■GMOグローバルサインHD 青山様
おっしゃるとおりです。一般的に、企業1社あたり平均で30種類ほどのWebサービス、たとえばGoogle Workspace、Microsoft製品、Slack、Zoomなど、多数のSaaSを利用しています。
これら全てにIDとパスワードを設定する必要があるため、覚えきれずに同じパスワードを使い回すケースが多く見られます。その結果、パスワード流出が企業へのハッキングの“入り口”になってしまう事例が数多く発生しています。こうしたリスクに対し、私どもは強固なセキュリティを提供し、企業をしっかり守ることを使命としています。
また、企業のIT管理者の方々にとっては、退職者が出た際に利用していたSaaSのアカウント解約を忘れてしまい、ID・パスワードが放置されるという問題もあります。GMOトラスト・ログインでは、全従業員のアカウントを一元管理できるため、このようなリスクも防ぐことができます。簡単に全社員のID・パスワードが管理できるということで、効率化もできます。

●DAIBOUCHOU
シングルサインオンによって「誰がどのサービスにログインしているか」が分かることで、部署ごとに勝手にSaaSを契約したり、個人でサービスを利用していたりする“シャドーIT”も可視化できますよね。会社全体でIT資産がどのように使われているかを把握できるようになるという理解でよろしいでしょうか。

■GMOグローバルサインHD 青山様
はい。すべてのログイン情報を記録していますので、問題が発生した時の原因調査や監査対応にも活用できます。必要に応じて正式な証跡としてデータを提出することも可能です。

●DAIBOUCHOU
ということは、IT管理のコストや手間が削減され、企業全体を効率的に管理できるということですね。ログイン状況が見えるのは大きいですね。ありがとうございます。

では次に、証券口座の不正利用が社会問題になっていますが、こうしたセキュリティ意識の高まりによって、GMOトラスト・ログインの必要性や需要は増えているのでしょうか。

■GMOグローバルサインHD 青山様
はい。証券会社での不正ログイン問題が大きく報道されましたが、その多くは「ID とパスワードだけ」に依存したログイン方式が原因だったと考えています。従来は「ID とパスワードがあれば十分」という考えが一般的でしたが、現在ではそれだけでは守れないことが広く認識されてきました。これはセキュリティサービスを提供する立場としては当然のことで、利用者側にも理解が広がってきたのが今の段階です。
こうした意識の高まりは当社サービスにも追い風となっており、第3四半期では売上高1.4億円(前年同期比33%増)、有料ID数も26%増と、順調に成長しています。

●DAIBOUCHOU
最近はネット証券でもパスキーでのログインが増えていますが、そのような方式にも対応しているのでしょうか。

■GMOグローバルサインHD 青山様
はい。当社は2要素認証を提供しており、パスキーに限らずさまざまな認証方式に対応できます。企業ごとに最適な認証方法を選んでいただくことが可能です。さらに、高いセキュリティが求められる企業であれば、全端末に証明書をインストールするなど、多要素認証のレベルをさらに高める仕組みも導入できます。

●DAIBOUCHOU
なるほど。このパソコン以外ではログインできない、といった制限を設けることも可能なのですね。

■GMOグローバルサインHD 青山様
はい。そのような設定も可能です。

●DAIBOUCHOU
ありがとうございます。では次に、御社の技術のコアとなる「電子認証」について伺います。御社は国内1位・世界4位の電子認証局を運営されていますが、電子認証局は一般的に馴染みが薄く、どのような役割なのか分かりにくい部分もあります。電子認証局の必要性や収益構造を分かりやすく教えていただけますでしょうか。

■GMOグローバルサインHD 青山様
電子認証局という仕組みはかなり以前から存在しており、当社では1996年からサービスを提供しています。インターネットが一般に使われ始めた頃から生まれた仕組みで、企業が勝手に作ったものではなく、国際的なインターネットのルールに則って運用されている機関です。具体的には、暗号技術を用いてインターネット上で「本物であること」を証明する役割を担っています。いわばネットの信頼の基盤です。
分かりやすい例で申し上げると、オンラインショッピングをする時や、投資家の皆さまがIR情報を確認する時、皆さまが「当たり前に安心してネットを使える社会」を支えているのが電子認証局です。
また、冒頭でも触れた電子印鑑GMOサインにおいては、契約書類が「いつ・どこで署名され、その後改ざんされていないか」を証明するのも電子認証局の役割です。

WebサイトのURLが「https」から始まり、ブラウザに鍵マークが表示されることがありますが、これも電子認証局が発行する SSLサーバー証明書 によるものです。

GMOグローバルサイン・ホールディングス株式会社×著名投資家DAIBOUCHOU氏対談動画文字起こし(7)に続く



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