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コニシ Research Memo(3):2026年3月期中間期は前年同期比4.7%の営業減益だが、ほぼ計画線

*12:03JST コニシ Research Memo(3):2026年3月期中間期は前年同期比4.7%の営業減益だが、ほぼ計画線
■コニシ<4956>の業績動向

1. 2026年3月期中間期の業績概要
(1) 損益状況
2026年3月期中間期の業績は、売上高65,533百万円(前年同期比0.2%減)、営業利益4,622百万円(同4.7%減)、経常利益4,865百万円(同5.8%減)、親会社株主に帰属する中間純利益3,299百万円(同1.4%減)となった。減価償却費の増加により期初から営業減益を予想していたので、ほぼ計画線の着地であったと言える。

セグメント別では、主力のボンドは新製品の新規採用と販売価格改善により増収となったが、減価償却費の増加で減益となった。化成品は、各業界向け商材が順調に推移し増収となったが、丸安産業(株)の販管費増加により減益となった。工事事業は、減収となったものの工事の進捗がほぼ計画どおりであったことから、セグメント利益は増益となった。減価償却費は1,437百万円(前年同期比486百万円増)となり、EBITDAは6,122百万円(前年同期比4.4%増)であった。

営業利益の増減要因を見ると、ボンド事業の売上総利益は86百万円増となった。内訳は原材料コストの低下で52百万円増、製造経費の増加で584百万円減(うち減価償却費の増加が397百万円)、販売数量減で451百万円減、販売価格の改善で1,069百万円増であった。化成品の売上総利益は36百万円増、工事事業の売上総利益は64百万円増であった。このほか、調整額等で7百万円減、販管費の増加で405百万円減(うち減価償却費の増加89百万円)であった。

(2) 財務状況
2026年3月期中間期末の財務状況は、流動資産は81,585百万円(前期末比4,183百万円減)となった。主に現金及び預金の減少1,422百万円、受取手形、売掛金及び契約資産(電子記録債権を含む)の減少2,773百万円、棚卸資産の増加457百万円による。固定資産は52,692百万円(同1,659百万円増)となったが、主に減価償却による有形固定資産の減少339百万円、システム開発による無形固定資産の増加753百万円、有価証券の値上がり等による投資その他の資産の増加1,245百万円による。その結果、資産合計は134,277百万円(同2,524百万円減)となった。

負債合計は、48,731百万円(前期末比1,397百万円減)となったが、主に支払手形及び買掛金(電子記録債務を含む)の減少937百万円、1年内返済予定の長期借入金を含む短期借入金の減少1百万円、退職給付に係る負債の増加13百万円等による。また、純資産合計は85,545百万円(同1,127百万円減)となったが、主に親会社株主に帰属する中間純利益の計上による利益剰余金の増加1,872百万円、有価証券評価差額金の増加764百万円、自己株式の増加3,332百万円等による。


ボンドと化成品は減益も、工事事業は増益

2. セグメント別状況
(1) ボンド
セグメント売上高は36,673百万円(前年同期比0.7%増)、営業利益は3,187百万円(同6.7%減)となった。住宅関連の一部の分野で需要が低調で数量ベースでは低下したが、全体では新規獲得や販売価格の改定効果により売上高は前年同期並みを確保した。営業利益は減価償却費の増加により減益となった。

(2) 化成品
セグメント売上高は19,115百万円(前年同期比4.4%増)、営業利益は642百万円(同9.3%減)となった。各業界向け商材が順調に推移し増収となり売上総利益は増益となったが、丸安産業の販管費が増加したことからセグメント利益は減益となった。

(3) 工事事業
セグメント売上高は9,744百万円(前年同期比11.2%減)、営業利益は773百万円(同9.8%増)となった。減収ではあったが、ほぼ計画線で推移し、工事も予定どおり進んだことから増益を確保した。

3. 2026年3月期中間期の設備投資額
2026年3月期中間期の設備投資額は、通常の機械設備等の更新も含めて2,191百万円、減価償却費は1,437百万円となった。通期での主な投資計画は、同社の栃木工場及び新基幹システム、サンライズの生産設備関連、ウォールボンド工業の新物流倉庫関連などである。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)



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