フィスコニュース


ナレルグループ Research Memo(5):建設ソリューション事業が収益の柱、旺盛な建築・DX需要が追い風(3)

*12:05JST ナレルグループ Research Memo(5):建設ソリューション事業が収益の柱、旺盛な建築・DX需要が追い風(3)
■ナレルグループ<9163>の事業概要

3. ITソリューション事業
ITソリューション事業では、SIer等の開発案件・インフラ管理業務に対して、IT技術者等の人材派遣やSES契約による受託を行っている。主には、JavaやPythonなどのプログラミング言語を用いたWebアプリケーション開発や、AWSなどのITインフラの構築・運用・保守等を行っている。

同社グループが確立してきた採用ノウハウや人材育成メソッドを横展開して低コスト採用と契約単価向上を行いつつ、システム開発における上流工程案件の受注獲得やシステム開発の案件の直接受託に向けて営業活動と技術力の強化に取り組んでいる。

同事業は子会社であるATJCが担う。ATJCのビジネスモデルは、未経験者を雇用・育成し、ITエンジニアとしてシステム開発企業に派遣・SESする形態である。同事業の基本的なビジネス構造は建設ソリューション事業と同様であり、最大の強みは「未経験者を採用し、育成して派遣する」仕組みにある。グループ全体で蓄積した採用ノウハウをATJCにも移植することで、低コストでの大量採用を可能にしている。また、未経験からスタートするため初期のベース契約単価は低いものの、育成を通じてスキルアップすることで契約単価が上昇していく「単価向上余地」を備えている点も建設ソリューション事業同様に収益性向上に寄与している。

一方、現状の同事業は多重下請け構造の下流工程(テスター等)に位置しており、DX需要における高付加価値領域にはまだ達していないという課題がある。単なる下流工程だけでは技術者のスキルアップや付加価値向上に限界があるため、同社は現在SIerから直接受注できるようなより上流工程の案件獲得に注力している。実際に、足元の契約単価は人材の育成もあいまって上昇傾向にあるが、今後はさらなる高付加価値化が期待されている。そのため、建設DXの観点からの高付加価値化・収益機会を模索することで、全社的なシナジー効果を追求していく計画である。

次に、同事業でも稼働率、契約単価、退職率、採用人数、退職人数が主要KPIになる。未経験者採用と育成による好循環により契約単価は上昇している。2025年10月期第4四半期における平均月次契約単価は526千円と、2023年10月期第4四半期の504千円から22千円の上昇となっている。インフレの影響やDX需要から建設ソリューション事業同様にポジティブトレンドが継続している。

稼働率は2025年10月期第4四半期において90.6%となっており、2023年10月期第4四半期は94.6%であったことから、小幅に悪化している。採用が好調に推移するなか、結果として稼働が低下することはあるものの、建設ソリューション事業同様に足元では営業の強化を推進している。

退職率は2025年10月期第4四半期においては、23.6%となっている。建設ソリューション事業に比べると相対的に低い水準である。一方で前期前々期はおおむね20%前半で推移していることから、大きな変化は見られず、同社は順調に採用を継続していることが見て取れる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 三浦 健太郎)



<HN>



 
【重要】株予報/株予報Proを装った偽サイト、偽アカウント、偽広告にご注意ください

株予報/株予報Pro等の当社サービスを装ったり、当社の名を騙った偽サイト、偽アカウント、偽広告が確認されております。

偽サイト及び偽アカウントは、不正サイトへの誘導、個人情報の取得及び悪用、投資詐欺に遭う可能性がございますのでアクセスされないようにご注意ください。

当社では投資勧誘は行っておりません。LINEなどのSNSを利用した投資詐欺にご注意ください。

株予報 トレンドシグナル ®

2026/02/04 15:30 現在

(更新タイミング:翌営業日8時頃)

買い   1,297 銘柄
1,873 銘柄   売り
 
 
 
7203 トヨタ自動車 買い転換
9984 ソフトバンクG 買い転換
6501 日立製作所 売り転換
8411 みずほFG 買い転換
2914 日本たばこ産業 買い転換



 
本情報の正確性には万全を期しておりますが、情報は変更になる場合があります。 また、第三者による人為的改ざん、機器の誤作動などの理由により本情報に誤りが生じる可能性があります。 本情報は、情報の提供のみを目的としており、金融商品の販売又は勧誘を目的としたものではありません。 投資にあたっての最終決定は利用者ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。 本情報に基づいて行われる判断について、株式会社アイフィスジャパンは一切の責任を負いません。 なお、本情報の著作権は、株式会社アイフィスジャパン及び情報提供者に帰属します。 TOPIX及び東証業種別株価指数の指数値及びそれらに係る標章又は商標は、株式会社JPX総研又は株式会社JPX総研の関連会社の知的財産です。 本情報の転用、複製、販売等の一切を固く禁じております。
IFIS