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1stコーポ Research Memo(1):2026年5月期中間期は減収減益。通期は建設事業の利益率改善で増益見込む

*11:01JST 1stコーポ Research Memo(1):2026年5月期中間期は減収減益。通期は建設事業の利益率改善で増益見込む
■要約

ファーストコーポレーション<1430>は、分譲マンション建設を中心に展開するゼネコンである。マーケットの将来性が高い首都圏(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県)を主要事業エリアとし、同社独自の「造注方式」という事業モデルを通じて、事業運営の効率化と安定した利益を確保している。また、安全品質管理も徹底しており、デベロッパーからの信頼が厚く、リピート受注につながっている。

1. 2026年5月期中間期の業績概要
2026年5月期中間期の連結業績は、売上高15,258百万円(前年同期比44.0%減)、営業利益973百万円(同37.7%減)、経常利益912百万円(同39.8%減)、親会社株主に帰属する中間純利益615百万円(同39.9%減)となった。前年同期に大型の不動産販売及び共同事業が好調だった反動により、減収減益となった。一方、中核の建設事業は2ケタ増収を確保し、価格転嫁の進展や好採算案件の受注による利益率改善によってセグメント利益が2倍以上に拡大するなど、事業基盤は堅調に推移した。不動産事業及び共同事業においては、仕掛販売用不動産残高が積み上がっており、将来の収益拡大に向けた仕込みは順調に進展している。

2. 2026年5月期の業績見通し
2026年5月期の連結業績は、売上高40,000百万円(前期比7.4%減)、営業利益2,800百万円(同8.5%増)、経常利益2,530百万円(同2.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益1,750百万円(同4.8%増)を予想している。売上高については、不動産販売で大型の事業用地売却により増収を確保するものの、共同事業は販売在庫が限定的なことから減収となり、全体では減収を見通している。一方、利益面では、建設事業における利益率改善が寄与し、営業利益以下の各利益段階で増益を見通している。

3. 中長期ビジョン
同社は創業20周年を迎える2031年5月期を見据え、初の中長期ビジョン「First VISION 2031」を策定し、2026年1月に公表した。2028年5月期までのフェーズ1では売上高500億円・営業利益35億円を、続くフェーズ2では、2031年5月期に売上高1,000億円・営業利益率8%以上を目標に掲げている。成長ドライバーとして人的資本投資を最優先とし、従業員数を300名超へ拡充するほか、処遇改善・育成強化などを通じて施工キャパシティの拡大を図る。事業面では、造注方式の深化と共同事業の拡大によりバリューチェーン全体での利益獲得を目指すとともに、賃貸マンションや非住宅、再開発事業への展開を進める。安全品質管理とDX推進を基盤に、受注機会の最大化と収益性向上を両立し、持続的な成長を実現する方針である。

■Key Points
・2026年5月期中間期は減収減益も、建設事業では大幅な増収増益を確保
・2026年5月期通期業績では、減収ながら、建設事業の堅調推移により増益を確保する見込み
・中長期ビジョンを策定。売上高は2028年5月期に500億円、2031年5月期に1,000億円を目指す

(執筆:フィスコ客員アナリスト 渡邉 俊輔)



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