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トヨクモ Research Memo(3):法人向けクラウドサービス事業の単一セグメント(1)

*11:03JST トヨクモ Research Memo(3):法人向けクラウドサービス事業の単一セグメント(1)
■トヨクモ<4058>の事業概要

1. 事業内容
同社の事業は「法人向けクラウドサービス事業」の単一セグメントである。主なサービスとして、安否確認サービス、kintone連携サービス、トヨクモ スケジューラー、トヨクモクラウドコネクト、NotePMを展開している。

(1) 安否確認サービス
企業には自然災害や異常気象等による災害が発生した際に混乱を最小限にとどめ、顧客サービスを継続的に提供するための対応策が求められる。同社の提供する安否確認サービスは、災害時に従業員等の安否確認を携帯電話、スマートフォンやパソコンで行うクラウドサービスである。災害発生時の被害状況を正確に把握し、従業員等への指示を迅速に行うための機能を備えている。また、パンデミックをはじめとした非常時の情報共有ツールとしての利用や、社内ネットワークの障害時の緊急連絡用としても活用できるサービスである。

同社の安否確認サービスはクラウド型のシステムで、サーバーを柔軟に拡張することができる。災害時のアクセス増加に自動で対応する機能を有し、たとえば、気象庁から発表される地震情報等によりユーザーへのアクセスが急増する前に自動的に拡張させる機能を備えている。安否確認サービスの性質上、平時は利用される機会が少ないことからアクセス状況に応じたサーバー契約をしているため、同社は常に適切な費用負担のみで運営可能であり、競争力のある価格でのサービス提供が可能になっている。

同社は2025年9月1日に、安否確認サービスを契約中の顧客のうち2,261団体・892,734ユーザーに向けて全国一斉訓練を実施した。これにより災害時のようなアクセス負荷状況であっても、システムが稼働することを確認した。安否確認サービスにおいて他社へ乗り換える理由としてよく挙げられるのが「現在使用中のシステムは自社での訓練では稼働するが、実際の災害時にはアクセスが集中しすぎてサービスが停止してしまった」というものが多いようだ。そのため、同社が行った大規模な安否確認の訓練の意義は大きいだろう。同社の安否確認サービスへの注目度は今後も高まっていくと思われ、他社からの乗り換えを含め、需要は底堅く推移すると弊社では考えている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 星 匠)



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