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サイフューズ---25年12月期は売上高が前期比4.2倍と大幅増収、主要パイプラインの治験開始や戦略的提携が加速

*13:36JST サイフューズ---25年12月期は売上高が前期比4.2倍と大幅増収、主要パイプラインの治験開始や戦略的提携が加速
サイフューズ<4892>は2月13日、2025年12月期連結決算を発表した。収益面では、売上高が前期比324.3%増の2.30億円、営業損失が8.28億円(前期は8.96億円の損失)、経常損失が7.61億円(同8.69億円の損失)、当期純損失が7.63億円(同8.72億円の損失)となった。デバイス製品及び3D細胞製品の販売や各種受託の着実な進展により大幅な増収を達成し、赤字幅も事業プラットフォームの効果的な活用による開発効率化により縮小傾向にある。財務面では、パイプラインバリュー拡大へ向けた資金調達を完了するとともに、主要金融機関との連携強化により40億円規模のキャッシュポジションを確保するなど、将来の成長投資に向けた安定的な資金力を確保している。

再生医療領域においては主要パイプラインの開発が大きく進展した。世界初となる同種(他家)末梢神経再生プロジェクトでは、治験届の提出を経て2026年1月より医師主導治験を開始している。従来のシート状や液状の細胞薬とは異なる立体的な細胞構造体を移植する3D細胞製品であり、1年半程度で治験結果が得られる見通しである。将来の社会実装を見据え、クラレや千代田化工建設、ZACROSとの戦略的提携を締結するなど、オールジャパンでの産業化へ向けた事業基盤整備が加速している。

創薬支援領域においては、3D細胞製品「ヒト3Dミニ肝臓(R)」の販売体制強化により市場浸透が加速した。世界的にニーズの高い脂肪性肝炎(MASH)に対応した疾患モデルの上市に加え、国内では顧客のニーズに合わせたカスタマイズ、海外では大手製薬企業等へのライセンスアウトを見据えた展開も期待される。販売網を5社体制へ拡大したほか、食品分野への応用展開が期待される「ヒト3Dミニ腸管」の新技術開発も公表されており、収益機会の多角化が進んでいる。

デバイス領域においてはバイオ3Dプリンタの販売が大きく伸長し、研究から製造までユーザーのカバレッジ拡大が進んだ。複数の事業領域において開発成果や技術普及が進展していることで、様々なユーザーへのプリンタの導入が進むとともに専用消耗品等の継続供給によるベース収益の積み上げにも寄与するという好循環が生まれている。PHC株式会社とは、3D細胞製品の商業化に不可欠なリアルタイムモニタリングを可能とする新生産技術を共同開発するなど、生産性向上による将来の収益拡大へ向けた素地固めも進んでいる。今後は再生医療等製品の上市をマイルストーンに、早期の黒字化とさらなる企業価値向上を目指す方針である。



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