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C&R社 Research Memo(10):プロフェッショナル領域の拡大とグループシナジーの創出により成長目指す

*13:10JST C&R社 Research Memo(10):プロフェッショナル領域の拡大とグループシナジーの創出により成長目指す
■成長戦略

1. 成長戦略
クリーク・アンド・リバー社<4763>は経営ミッションとして、「プロフェッショナルの生涯価値の向上」と「クライアントの価値創造への貢献」に取り組んでおり、「プロフェッショナル分野のさらなる深耕」「プロフェッショナル人材をベースとしたプロデュース事業の展開」「異分野のプロフェッショナルを掛け合わせたプロデュース事業の展開」「グループの営業資産を組み合わせた事業承継、M&Aの推進」の4つの基本戦略に基づき、グループ会社相互の連携によるシナジーを高めることで、収益成長を目指している。同社は創業来、M&Aも活用してプロフェッショナル領域を拡大しながら、持続的な収益成長を実現してきた。事業領域が多岐に広がっていることから、株式市場ではコングロマリット・ディスカウント※の評価を受けているものの、事業ポートフォリオを多く抱えることで、不況抵抗力の強い安定した収益基盤を構築しているとも言える。今後はこれらグループのシナジー創出や、事業承継及びM&Aを活用することで収益成長を加速し、企業価値の向上を目指す。

※ 多様な事業を営む複合企業の時価総額が、それぞれの事業を独立した単独企業として評価し、それらを合算した理論上の価値よりも低くなる現象を指す。

売上高1,000億円、営業利益100億円の達成を業績目標に掲げる
2. 中長期目標
同社は、中長期の業績目標として売上高1,000億円、営業利益100億円を掲げている。プロフェッショナル領域を現在の18分野から、将来的に50分野まで広げていくことに加えて、グループ資産を生かした新規サービスの育成に注力する。プロフェッショナル人材ネットワークは現在の46.3万人から150万人に、顧客数は5.7万社から15万社に拡大することを目標としている。成長加速のカギを握る事業承継・M&Aについては、投資規模の上限を設けない方針である。案件は年間300件ペースで同社に入ってきており、このなかからシナジーが見込める案件を精査し、グループ化の可否を判断していく。



■株主還元策
配当性向30%水準を目安に配当を実施、株主優待制度も導入
同社は配当方針として、安定配当を基本に配当性向の目安を2024年2月期より従来の20%水準から30%水準に引き上げた。2026年2月期の1株当たり配当金は前期比9.0円増配の50.0円を実施した。配当性向は26.0%と目安の30%を下回っているが、特別利益の影響を除いたベースでは30%を達成した。2027年2月期は前期と同額の50.0円(配当性向31.6%)を予定している。また、自己株式の取得については、株価水準及び財務状況を踏まえて検討しており、直近では2024年2月期と2025年2月期にそれぞれ10億円弱の自己株式の取得を実施した。現在の株価水準(4月17日時点1,369円)は当時よりも下回る水準となっており、今後も低迷が継続する場合には、自己株式の取得を実施する可能性も十分に考えられる。

そのほか、株主優待制度についても新たに導入した。優待内容は、毎年2月末時点で100株以上保有の株主を対象に、高橋書店の商品(カレンダーまたは手帳等)を贈呈するという内容で、2026年2月末を初回基準日として導入した。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)




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