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株式会社ケイファーマ:2026年12月期第1四半期決算説明会文字起こし(6)

*11:06JST 株式会社ケイファーマ:2026年12月期第1四半期決算説明会文字起こし(6)
ケイファーマ<4896>

続きまして、再生医療のパイプラインの説明に移ります。

これは、国内で山中先生が見出したiPS細胞の技術を用いて、実際にiPS細胞を使った再生医療の治験、あるいは臨床試験を進めているというテーマでございます。
この分野では、パーキンソン病を対象とした神経細胞の移植のプロジェクトが厚労省の部会を通過しました。また同時に、重症心不全についても2月19日に承認を受けました。iPS細胞を用いた製品としては初めての承認となりますので、これは非常に画期的な出来事であり、今後の市場形成に大きくつながるものと考えております。我々は特に神経幹細胞を用いた疾患をターゲットにしておりますので、非常に追い風となる、良い状況になってきていると感じております。

さて、我々が進めている脊髄損傷についてですが、もともと脊髄損傷とはどういう怪我であるかといいますと、脊髄が損傷することで神経が全く動かなくなり、これまでは「一生治らない」とされてきたものです。それをどうにか細胞移植によってつなげたいという想いで取り組んでおります。

現在、慶應義塾大学が進めてきた臨床研究におきましては、「亜急性期」と呼ばれる、怪我をしてから2週間から4、5週間までの期間に細胞を移植するという手法をとっております。この時期は細胞が一番定着しやすいタイミングなのですが、では、神経前駆細胞を移植することによってどのように機能が回復するのか、そのメカニズムをビデオにまとめておりますのでご覧ください。

■ビデオ音声
移植された神経前駆細胞は、主に3つの働きをすると考えられています。
1つ目は、神経前駆細胞が栄養因子を分泌することで、周囲の神経組織の保護と修復を行うとともに、軸索の伸長を誘導します。
2つ目は、神経前駆細胞が神経細胞へと分化して周囲の神経細胞と結合し、新たな神経回路を形成することです。
そして3つ目は、神経前駆細胞がオリゴデンドロサイトへと分化して新たな髄鞘(ずいしょう)を形成し、軸索を覆うことで、神経伝達の機能を向上させます。
このようにして、移植された神経前駆細胞が失われた神経機能を補い再生させることで、神経伝達が回復し、脊髄損傷による様々な障害が軽減されるのです。私たちは、脊髄損傷患者さんの障害された神経伝達をiPS細胞を用いて回復させる、世界初の脊髄再生医療に取り組んでいます。

株式会社ケイファーマ:2026年12月期第1四半期決算説明会文字起こし(7)に続く



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