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ODK Research Memo(4):一般業務は「アプデミー(R)」を基軸に多様なサービスを推進
2026/06/11 12:04
*12:04JST ODK Research Memo(4):一般業務は「アプデミー(R)」を基軸に多様なサービスを推進
■ODKソリューションズ<3839>の事業概要
4. 一般業務(医療関連サービス、人材育成サポート関連サービス、新規事業)
一般業務のうち医療関連サービスは、(株)ファルコバイオシステムズ(2016年8月に業務・資本提携したファルコホールディングスの事業会社)の臨床検査関連システム運用業務、医療システム用タブレット製品の販売・アプリ開発などを展開している。
また人材育成サポート関連サービスとして、eラーニングプラットフォーム「SLAP」「iStudy(R) LMS」の提供、及びeラーニング教材の開発・販売を展開している。大学受験ポータルサイト「UCARO(R)」とのシナジー創出に加えて、eラーニング・オンデマンド学習・企業研修に関するトータルソリューションを提供する。2025年10月にはeラーニング教材制作を効率化するAI教材作成ツール「iStudy(R) AI Creator」をリリースした。複数の生成AIサポートにより、教材の企画から編集までの制作プロセスを最適化し、高品質な教材を素早く作成できる。2026年4月には、AIが講師・採点者として実務を肩代わりして受講者一人ひとりに専属コーチのように寄り添う次世代プラットフォーム「iStudy(R) AI Platform」をリリースした。単なる受講管理システムの枠を超え、AI教材作成ツール「iStudy(R) AI Creator」との連携による教材作成から、対話型の学習支援、記述式課題の即時添削までをAIが一貫して担うことにより、人的リソースに依存しない「教育の完全自動化」と「学習効果の最大化」を同時に実現する。
さらに新サービス・新規事業の展開を目指し、2023年3月に「個人の体験を価値化」するWeb3.0サービスとして、次世代の自己主権型デジタルアイデンティティ基盤※「アプデミー(R)」β版の提供を開始した。「UCARO(R)」を起点にデータ連携基盤を構築し、日常的な体験や学びをNFT(Non-Fungible Token:ブロックチェーン技術により代替不可能であることが保証されているデジタル資産)などで可視化して個人の成長を支援するプラットフォームである。学生側のメリットとしては、夢や目標達成に向けた日々の努力(旅の体験など)をデータとして蓄積・分析し、就職活動や進路選択における最適なマッチングの実現や証明など、将来の様々な場面で自身の経験を活用できるようになる。企業側のメリットとしては、学生の情報をサービス横断で取得できるため、多視点で学生の趣味嗜好を把握し、より精度の高いマーケティングやマッチングが可能になり、顧客獲得コストの削減などが期待できる。
※ 特定の管理者に依存せず、本人が自身のデータを保有し、その開示範囲や利用方法を自らコントロールできるWeb3.0時代の新しいID管理の概念。ブロックチェーン等を用いることでデジタル上の情報の真正性を担保できる。
2024年4月にはメディアアーティストの落合陽一氏(筑波大学図書館情報メディア系准教授・デジタルネイチャー開発研究センター長)らとともに、日本初の合同会社型DAO※となる合同会社Table Unstable DAOを設立した。同年7月には「アプデミー(R)」が、電通グループ<4324>やパナソニック ホールディングス<6752>等の「トレーサビリティ基盤開発プロジェクト」に採用された。
※ ブロックチェーン技術であるスマートコントラクトとNFT等のトークンをガバナンス手段として活用することで、共通のミッション達成に向けて活動する組織を指す。
2025年2月には「アプデミー(R)」で得た知見を生かし、映画監督堤幸彦氏らとともに、新たなエンターテインメントの未来を大学生と創り上げていく共創プロジェクト「SUPER SAPIENSS U(略称:スパサピU)」を始動した。エンタメ業界への就職を目指す大学生を対象に、現場での経験・映像制作・撮影編集などの実践的な学びの場を提供し、キャリア形成を支援する。同年4月には留学、インターンシップ、ボランティア、イベント情報等、豊かな大学生活を送るための多様な選択肢や、学生生活に役立つ情報を集約・発信するメディア「大学生活の歩き方」をオープンした。2026年3月には体験型投資学習アプリを展開するグリーンモンスター<157A>と、大学生を対象とした金融教育の普及及び新たな学習機会の創出に向けて協業した。第一弾として新大学1年生を対象に「体験型金融教育プログラム」を実施する。また「アプデミー(R)」との連携により、金融リテラシーの証明や持続可能な収益モデル(新卒採用支援や金融機関の若年層顧客獲得支援など)の実現を目指す。
将来的には「アプデミー(R)」を基軸に学生のキャリア形成を支援する多様なサービス開発を推進する。蓄積したNFTなどをデジタル履歴書化し、学歴・資格等だけでなく多様な体験が個人の価値として、大学入試や留学、就職活動等に活用できる世界観の実現を目指している。
5. その他業務(グループ会社等)
子会社のポトスはHRテック事業(CABUILD(R) HRシリーズ)とRPO(採用代行)事業を行っている。HRテック事業では、人事システムをAIエージェント基盤で連携し、分断された人事データを統合して入社前後のデータを分析することにより、採用・評価・配置等において再現性の高い人事判断を支援する。RPO事業では、顧客の採用工数を削減し、母集団形成からクロージングまで、プロフェッショナルが代行する。
子会社のNINJAPANは戦略就活塾「Abuild(R)就活」を運営している。「Abuild(R)就活」は就職内定率98.2%と高水準で、上位層の学生向け就活塾で高い市場シェアを獲得している。
将来的には、両子会社のサービスと「アプデミー(R)」との連携を見据え、学生時代からの人的資本情報を連続的に蓄積し、企業の高度な人事戦略を支えるサービスへの進化を目指す。
売上高・利益とも第4四半期に偏重
6. リスク要因・収益特性
情報システム産業における一般的なリスク要因としては、企業のIT・DX投資抑制、受託開発案件の不採算化、技術革新への対応遅れなどがあるが、同社の場合はシステム運用(情報処理システムのアウトソーシング)を主力としているため、受託開発の不採算化リスクが小さい。一方で、情報セキュリティ、個人情報保護、品質管理などへの対応がリスク要因となるが、国際認証規格制度「ISO/IEC27001」などを取得してセキュリティマネジメントに取り組んでいる。
なお同社の収益に関する季節要因として、大学入試業務をはじめ売上高・利益とも第4四半期(1~3月)に偏重する特性がある。直近の2026年3月期の四半期別業績は第1四半期が売上高1,008百万円で営業利益210百万円の損失、第2四半期が売上高1,092百万円で営業利益213百万円の損失、第3四半期が売上高1,326百万円で営業利益106百万円の損失、第4四半期が売上高3,230百万円で営業利益1,137百万円だった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田 雅展)
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■ODKソリューションズ<3839>の事業概要
4. 一般業務(医療関連サービス、人材育成サポート関連サービス、新規事業)
一般業務のうち医療関連サービスは、(株)ファルコバイオシステムズ(2016年8月に業務・資本提携したファルコホールディングスの事業会社)の臨床検査関連システム運用業務、医療システム用タブレット製品の販売・アプリ開発などを展開している。
また人材育成サポート関連サービスとして、eラーニングプラットフォーム「SLAP」「iStudy(R) LMS」の提供、及びeラーニング教材の開発・販売を展開している。大学受験ポータルサイト「UCARO(R)」とのシナジー創出に加えて、eラーニング・オンデマンド学習・企業研修に関するトータルソリューションを提供する。2025年10月にはeラーニング教材制作を効率化するAI教材作成ツール「iStudy(R) AI Creator」をリリースした。複数の生成AIサポートにより、教材の企画から編集までの制作プロセスを最適化し、高品質な教材を素早く作成できる。2026年4月には、AIが講師・採点者として実務を肩代わりして受講者一人ひとりに専属コーチのように寄り添う次世代プラットフォーム「iStudy(R) AI Platform」をリリースした。単なる受講管理システムの枠を超え、AI教材作成ツール「iStudy(R) AI Creator」との連携による教材作成から、対話型の学習支援、記述式課題の即時添削までをAIが一貫して担うことにより、人的リソースに依存しない「教育の完全自動化」と「学習効果の最大化」を同時に実現する。
さらに新サービス・新規事業の展開を目指し、2023年3月に「個人の体験を価値化」するWeb3.0サービスとして、次世代の自己主権型デジタルアイデンティティ基盤※「アプデミー(R)」β版の提供を開始した。「UCARO(R)」を起点にデータ連携基盤を構築し、日常的な体験や学びをNFT(Non-Fungible Token:ブロックチェーン技術により代替不可能であることが保証されているデジタル資産)などで可視化して個人の成長を支援するプラットフォームである。学生側のメリットとしては、夢や目標達成に向けた日々の努力(旅の体験など)をデータとして蓄積・分析し、就職活動や進路選択における最適なマッチングの実現や証明など、将来の様々な場面で自身の経験を活用できるようになる。企業側のメリットとしては、学生の情報をサービス横断で取得できるため、多視点で学生の趣味嗜好を把握し、より精度の高いマーケティングやマッチングが可能になり、顧客獲得コストの削減などが期待できる。
※ 特定の管理者に依存せず、本人が自身のデータを保有し、その開示範囲や利用方法を自らコントロールできるWeb3.0時代の新しいID管理の概念。ブロックチェーン等を用いることでデジタル上の情報の真正性を担保できる。
2024年4月にはメディアアーティストの落合陽一氏(筑波大学図書館情報メディア系准教授・デジタルネイチャー開発研究センター長)らとともに、日本初の合同会社型DAO※となる合同会社Table Unstable DAOを設立した。同年7月には「アプデミー(R)」が、電通グループ<4324>やパナソニック ホールディングス<6752>等の「トレーサビリティ基盤開発プロジェクト」に採用された。
※ ブロックチェーン技術であるスマートコントラクトとNFT等のトークンをガバナンス手段として活用することで、共通のミッション達成に向けて活動する組織を指す。
2025年2月には「アプデミー(R)」で得た知見を生かし、映画監督堤幸彦氏らとともに、新たなエンターテインメントの未来を大学生と創り上げていく共創プロジェクト「SUPER SAPIENSS U(略称:スパサピU)」を始動した。エンタメ業界への就職を目指す大学生を対象に、現場での経験・映像制作・撮影編集などの実践的な学びの場を提供し、キャリア形成を支援する。同年4月には留学、インターンシップ、ボランティア、イベント情報等、豊かな大学生活を送るための多様な選択肢や、学生生活に役立つ情報を集約・発信するメディア「大学生活の歩き方」をオープンした。2026年3月には体験型投資学習アプリを展開するグリーンモンスター<157A>と、大学生を対象とした金融教育の普及及び新たな学習機会の創出に向けて協業した。第一弾として新大学1年生を対象に「体験型金融教育プログラム」を実施する。また「アプデミー(R)」との連携により、金融リテラシーの証明や持続可能な収益モデル(新卒採用支援や金融機関の若年層顧客獲得支援など)の実現を目指す。
将来的には「アプデミー(R)」を基軸に学生のキャリア形成を支援する多様なサービス開発を推進する。蓄積したNFTなどをデジタル履歴書化し、学歴・資格等だけでなく多様な体験が個人の価値として、大学入試や留学、就職活動等に活用できる世界観の実現を目指している。
5. その他業務(グループ会社等)
子会社のポトスはHRテック事業(CABUILD(R) HRシリーズ)とRPO(採用代行)事業を行っている。HRテック事業では、人事システムをAIエージェント基盤で連携し、分断された人事データを統合して入社前後のデータを分析することにより、採用・評価・配置等において再現性の高い人事判断を支援する。RPO事業では、顧客の採用工数を削減し、母集団形成からクロージングまで、プロフェッショナルが代行する。
子会社のNINJAPANは戦略就活塾「Abuild(R)就活」を運営している。「Abuild(R)就活」は就職内定率98.2%と高水準で、上位層の学生向け就活塾で高い市場シェアを獲得している。
将来的には、両子会社のサービスと「アプデミー(R)」との連携を見据え、学生時代からの人的資本情報を連続的に蓄積し、企業の高度な人事戦略を支えるサービスへの進化を目指す。
売上高・利益とも第4四半期に偏重
6. リスク要因・収益特性
情報システム産業における一般的なリスク要因としては、企業のIT・DX投資抑制、受託開発案件の不採算化、技術革新への対応遅れなどがあるが、同社の場合はシステム運用(情報処理システムのアウトソーシング)を主力としているため、受託開発の不採算化リスクが小さい。一方で、情報セキュリティ、個人情報保護、品質管理などへの対応がリスク要因となるが、国際認証規格制度「ISO/IEC27001」などを取得してセキュリティマネジメントに取り組んでいる。
なお同社の収益に関する季節要因として、大学入試業務をはじめ売上高・利益とも第4四半期(1~3月)に偏重する特性がある。直近の2026年3月期の四半期別業績は第1四半期が売上高1,008百万円で営業利益210百万円の損失、第2四半期が売上高1,092百万円で営業利益213百万円の損失、第3四半期が売上高1,326百万円で営業利益106百万円の損失、第4四半期が売上高3,230百万円で営業利益1,137百万円だった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田 雅展)
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