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オープンドア Research Memo(7):AI活用による業務最適化で事業成長とコスト削減を両立
2026/06/18 12:07
*12:07JST オープンドア Research Memo(7):AI活用による業務最適化で事業成長とコスト削減を両立
■オープンドア<3926>の今後の見通し
1. 2027年3月期の業績見通し
2027年3月期の業績予想については、日本人のレジャー旅行市場は、円安をはじめとするマクロ環境の変動幅が大きく精度の高い予測が困難であることから、現時点では未定としている。今後、合理的な算出が可能となった段階で速やかに公表する方針である。同社では、AIによるシステム開発など、全社的な業務効率の向上と最適化を推し進め、事業成長とコスト削減の両立を図ることを目指している。レジャー旅行市場の動向は、海外で添乗員付きパッケージツアーが需要をけん引する一方で、国内では活発なインバウンド需要に起因する宿泊料金等の上昇が日本人のレジャー需要の伸び悩みにつながっており、依然としてマクロ環境による不透明な状況が継続している。なお、今後の成長施策としてSEM・SEO・AIOを強化・推進することでさらなる需要獲得を図る方針であり、プロモーションについても広告運用の最適化を通じて費用対効果を向上させながら、市場の状況に合わせて検討を継続していくものと見られる。
2. 成長施策
同社は引き続きエンジニアを中心とした開発リソースの強化に注力しており、足元では全従業員の約5割に相当する約90名のシステムエンジニアを擁する。ほぼすべてのシステム開発を内製化する体制を維持することで、市場トレンドに合わせた高品質なサービス開発及び機動的な事業展開を実現している。2027年3月期は、(1) トラベルコ新メニュー、(2) AI事業、(3) 業務渡航、(4) 旅行会社向けオンライン予約システム、(5) 伝統的工芸品の越境を含めたECマーケットプレイスの領域で、成長施策を実施する。
(1) トラベルコ新メニュー
主力サービスの「トラベルコ」では、SEM(検索エンジンマーケティング)やSEO(検索エンジン最適化)に加え、新たにAIOを強力に推進することで、さらなる需要獲得を目指す。また、「2026年オリコン顧客満足度ランキング ホテル比較サイト」での3年連続総合1位や、「マイベストアワード2025」での最優秀賞受賞といった高い外部評価を背景に、既存メニューの機能強化や新規提携による商品拡充、サイトデザインのリニューアルを継続し、競合サイトとの差別化を一段と高める。新メニューとしては、需要回復が進むクルーズ旅行の比較サービスをリリース予定であり、新たな成長機会の獲得に注力する方針である。さらに、今後の需要動向に応じて、eSIMや民泊、日帰りレジャーなどの比較メニューの拡充も視野に入れている。
(2) AI事業
AI分野の開発を加速させ、従来の検索手法に加えてLLM(大規模言語モデル)を利用した自然言語による商品検索システムを構築する方針である。さらに、自社で構築したAI検索やAI FAQ、その他AIサービスのノウハウを活用し、企業向けAIサービスの提供を開始する予定である。
(3) 業務渡航システム
業務渡航市場は顕著な回復を見せており、足元ではコロナ禍前の需要を大きく上回る水準(コロナ前比131.3%)となっている。同社はこの旺盛な需要を背景に、旅行会社への業務渡航システムの導入を加速させ、さらなる事業拡大を図る方針である。
(4) 旅行会社向けオンライン予約システム
既に複数社への導入実績がある旅行会社向けフライト・ホテルオンライン予約システムについて、開発の拡充と一段の導入拡大を推進する。システムの利便性を高めることで、旅行業界全体のオンライン化・効率化を支援し、同時に同社の収益基盤の強化を図る。
(5) 伝統的工芸品の越境を含めたECマーケットプレイス
日本の伝統工芸に対する海外市場の関心は極めて高く、美術工芸品を扱う「GALLERY JAPAN」では既に海外販売額が国内を上回っている。こうした実績を背景に、同社はより市場規模の大きい日常工芸品をターゲットとする「KOGEI JAPAN」において、越境ECマーケットプレイス事業を開始する予定である。これにより、日本の伝統文化の海外発信と販売チャネルの拡大を同時に実現する狙いである。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 星 匠)
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■オープンドア<3926>の今後の見通し
1. 2027年3月期の業績見通し
2027年3月期の業績予想については、日本人のレジャー旅行市場は、円安をはじめとするマクロ環境の変動幅が大きく精度の高い予測が困難であることから、現時点では未定としている。今後、合理的な算出が可能となった段階で速やかに公表する方針である。同社では、AIによるシステム開発など、全社的な業務効率の向上と最適化を推し進め、事業成長とコスト削減の両立を図ることを目指している。レジャー旅行市場の動向は、海外で添乗員付きパッケージツアーが需要をけん引する一方で、国内では活発なインバウンド需要に起因する宿泊料金等の上昇が日本人のレジャー需要の伸び悩みにつながっており、依然としてマクロ環境による不透明な状況が継続している。なお、今後の成長施策としてSEM・SEO・AIOを強化・推進することでさらなる需要獲得を図る方針であり、プロモーションについても広告運用の最適化を通じて費用対効果を向上させながら、市場の状況に合わせて検討を継続していくものと見られる。
2. 成長施策
同社は引き続きエンジニアを中心とした開発リソースの強化に注力しており、足元では全従業員の約5割に相当する約90名のシステムエンジニアを擁する。ほぼすべてのシステム開発を内製化する体制を維持することで、市場トレンドに合わせた高品質なサービス開発及び機動的な事業展開を実現している。2027年3月期は、(1) トラベルコ新メニュー、(2) AI事業、(3) 業務渡航、(4) 旅行会社向けオンライン予約システム、(5) 伝統的工芸品の越境を含めたECマーケットプレイスの領域で、成長施策を実施する。
(1) トラベルコ新メニュー
主力サービスの「トラベルコ」では、SEM(検索エンジンマーケティング)やSEO(検索エンジン最適化)に加え、新たにAIOを強力に推進することで、さらなる需要獲得を目指す。また、「2026年オリコン顧客満足度ランキング ホテル比較サイト」での3年連続総合1位や、「マイベストアワード2025」での最優秀賞受賞といった高い外部評価を背景に、既存メニューの機能強化や新規提携による商品拡充、サイトデザインのリニューアルを継続し、競合サイトとの差別化を一段と高める。新メニューとしては、需要回復が進むクルーズ旅行の比較サービスをリリース予定であり、新たな成長機会の獲得に注力する方針である。さらに、今後の需要動向に応じて、eSIMや民泊、日帰りレジャーなどの比較メニューの拡充も視野に入れている。
(2) AI事業
AI分野の開発を加速させ、従来の検索手法に加えてLLM(大規模言語モデル)を利用した自然言語による商品検索システムを構築する方針である。さらに、自社で構築したAI検索やAI FAQ、その他AIサービスのノウハウを活用し、企業向けAIサービスの提供を開始する予定である。
(3) 業務渡航システム
業務渡航市場は顕著な回復を見せており、足元ではコロナ禍前の需要を大きく上回る水準(コロナ前比131.3%)となっている。同社はこの旺盛な需要を背景に、旅行会社への業務渡航システムの導入を加速させ、さらなる事業拡大を図る方針である。
(4) 旅行会社向けオンライン予約システム
既に複数社への導入実績がある旅行会社向けフライト・ホテルオンライン予約システムについて、開発の拡充と一段の導入拡大を推進する。システムの利便性を高めることで、旅行業界全体のオンライン化・効率化を支援し、同時に同社の収益基盤の強化を図る。
(5) 伝統的工芸品の越境を含めたECマーケットプレイス
日本の伝統工芸に対する海外市場の関心は極めて高く、美術工芸品を扱う「GALLERY JAPAN」では既に海外販売額が国内を上回っている。こうした実績を背景に、同社はより市場規模の大きい日常工芸品をターゲットとする「KOGEI JAPAN」において、越境ECマーケットプレイス事業を開始する予定である。これにより、日本の伝統文化の海外発信と販売チャネルの拡大を同時に実現する狙いである。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 星 匠)
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