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三和HD Research Memo(5):2027年3月期の営業利益は、売価転嫁により最高益の更新を目指す
2026/06/18 16:05
*16:05JST 三和HD Research Memo(5):2027年3月期の営業利益は、売価転嫁により最高益の更新を目指す
■三和ホールディングス<5929>の今後の見通し
● 2027年3月期の業績見通し
今後の世界経済は、中東地域における地政学的リスクの高まりや、それに伴う資源価格の変動などにより、先行きがさらに不透明な状況が続くものと想定される。こうした環境下において、同社グループは、2026年3月期より「三和グローバルビジョン2030」及び「中期経営計画2027」をスタートし、2年目を迎えている。基本戦略の着実な実行により、気候変動やデジタル化で変化する社会のニーズに応える高機能開口部ソリューションのグローバルリーダーへ向けた基盤を強化・拡充する。
2027年3月期の業績については、売上高677,000百万円(前期比2.5%増)、営業利益81,000百万円(同2.4%増)、経常利益82,500百万円(同2.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益60,000百万円(同0.4%増)を計画する。売上高は、各地域ともに市場環境の回復が遅れるなか、売価転嫁に取り組み増収を確保する。営業利益は、各地域において売価転嫁に取り組むことで原材料等のコストアップを吸収して、2025年3月期の80,515百万円を上回る最高益の更新を目指している。この結果、営業利益率は前期と同水準の12.0%を見込む。親会社株主に帰属する当期純利益の増益率が小幅にとどまるのは、前期の特別損益を今期は見込まないためだ。なお、中東情勢の影響については、先行きが不透明であり予想が困難であるため、業績予想には織り込んでいない。期初の業績予想は例年どおり保守的であり、想定以上の事業環境の悪化がなければ、目標達成する可能性が高いと弊社では見ている。
セグメント別の業績予想は以下のとおりである。
(1) 日本
グループの中心である三和シヤッター工業と国内子会社の業績は、売上高2,946億円(前期比1.1%増)、営業利益391.0億円(同0.1%増)を予想している。売上高は、好調なメンテ・サービスに加え、売価転嫁の着実な浸透により増収を予想する。営業利益では、売価転嫁の着実な浸透により、コストアップをカバーして、増益を予想している。コストアップは、主に採用強化に伴う人件費増だ。営業利益率は13.3%(同0.1ポイント低下)と、おおむね前期並みの水準を維持する見通しだ。
(2) 米州(ODC)
米州のODCの業績は、売上高2,442億円(前期比1.0%増)、営業利益394.0億円(同4.4%増)を見込んでいる。売上高は、開閉機や自動ドアが好調に推移する見込みであり、売価転嫁にも努めることで増収を予想する。営業利益も、売価転嫁とコスト削減に努め、増益の予想だ。昨年途中から適用された追加関税が今年はフルに影響することで、原材料コストが増加する見通しである。一方、昨年の工場統廃合に伴う混乱が収まり、コスト低下を見込んでいる。営業利益率は16.1%(同0.5ポイント上昇)になる予想だ。
(3) 欧州(NF)
欧州のNFの業績は、売上高1,244億円(前期比8.2%増)、営業利益28.6億円(同31.3%増)を見込んでいる。売上高は、市場環境は厳しいものの、販売施策と売価転嫁に取り組み、増収を予想する。営業利益は、数量回復と売価転嫁によりコストアップをカバーし、増益を予想している。昨年後半から住宅向け着工が回復しており、数量増と売価転嫁を見込んでいる。営業利益率は2.3%(同0.4ポイント上昇)になる予想である。
(4) アジア
アジア事業の業績は、売上高143億円(前期比10.2%増)、営業利益1.5億円(同46.1%増)を見込んでいる。売上高は、台湾やベトナムの数量増により増収を予想する。また、営業利益は、堅調な台湾やベトナムの数量増により増益を予想する。営業利益率は1.0%(同0.2ポイント上昇)になる見通しだ。ただ、本格的な業績回復には、大きなウェイトを占める華東事業の回復が不可欠である。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希)
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■三和ホールディングス<5929>の今後の見通し
● 2027年3月期の業績見通し
今後の世界経済は、中東地域における地政学的リスクの高まりや、それに伴う資源価格の変動などにより、先行きがさらに不透明な状況が続くものと想定される。こうした環境下において、同社グループは、2026年3月期より「三和グローバルビジョン2030」及び「中期経営計画2027」をスタートし、2年目を迎えている。基本戦略の着実な実行により、気候変動やデジタル化で変化する社会のニーズに応える高機能開口部ソリューションのグローバルリーダーへ向けた基盤を強化・拡充する。
2027年3月期の業績については、売上高677,000百万円(前期比2.5%増)、営業利益81,000百万円(同2.4%増)、経常利益82,500百万円(同2.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益60,000百万円(同0.4%増)を計画する。売上高は、各地域ともに市場環境の回復が遅れるなか、売価転嫁に取り組み増収を確保する。営業利益は、各地域において売価転嫁に取り組むことで原材料等のコストアップを吸収して、2025年3月期の80,515百万円を上回る最高益の更新を目指している。この結果、営業利益率は前期と同水準の12.0%を見込む。親会社株主に帰属する当期純利益の増益率が小幅にとどまるのは、前期の特別損益を今期は見込まないためだ。なお、中東情勢の影響については、先行きが不透明であり予想が困難であるため、業績予想には織り込んでいない。期初の業績予想は例年どおり保守的であり、想定以上の事業環境の悪化がなければ、目標達成する可能性が高いと弊社では見ている。
セグメント別の業績予想は以下のとおりである。
(1) 日本
グループの中心である三和シヤッター工業と国内子会社の業績は、売上高2,946億円(前期比1.1%増)、営業利益391.0億円(同0.1%増)を予想している。売上高は、好調なメンテ・サービスに加え、売価転嫁の着実な浸透により増収を予想する。営業利益では、売価転嫁の着実な浸透により、コストアップをカバーして、増益を予想している。コストアップは、主に採用強化に伴う人件費増だ。営業利益率は13.3%(同0.1ポイント低下)と、おおむね前期並みの水準を維持する見通しだ。
(2) 米州(ODC)
米州のODCの業績は、売上高2,442億円(前期比1.0%増)、営業利益394.0億円(同4.4%増)を見込んでいる。売上高は、開閉機や自動ドアが好調に推移する見込みであり、売価転嫁にも努めることで増収を予想する。営業利益も、売価転嫁とコスト削減に努め、増益の予想だ。昨年途中から適用された追加関税が今年はフルに影響することで、原材料コストが増加する見通しである。一方、昨年の工場統廃合に伴う混乱が収まり、コスト低下を見込んでいる。営業利益率は16.1%(同0.5ポイント上昇)になる予想だ。
(3) 欧州(NF)
欧州のNFの業績は、売上高1,244億円(前期比8.2%増)、営業利益28.6億円(同31.3%増)を見込んでいる。売上高は、市場環境は厳しいものの、販売施策と売価転嫁に取り組み、増収を予想する。営業利益は、数量回復と売価転嫁によりコストアップをカバーし、増益を予想している。昨年後半から住宅向け着工が回復しており、数量増と売価転嫁を見込んでいる。営業利益率は2.3%(同0.4ポイント上昇)になる予想である。
(4) アジア
アジア事業の業績は、売上高143億円(前期比10.2%増)、営業利益1.5億円(同46.1%増)を見込んでいる。売上高は、台湾やベトナムの数量増により増収を予想する。また、営業利益は、堅調な台湾やベトナムの数量増により増益を予想する。営業利益率は1.0%(同0.2ポイント上昇)になる見通しだ。ただ、本格的な業績回復には、大きなウェイトを占める華東事業の回復が不可欠である。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希)
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