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NSW Research Memo(1):2026年3月期は営業減益ながら、期初計画を上回り着地し、大幅増配を実施
2026/06/22 13:11
*13:11JST NSW Research Memo(1):2026年3月期は営業減益ながら、期初計画を上回り着地し、大幅増配を実施
■要約
NSW<9739>は東京証券取引所(以下、東証)プライム市場に上場する独立系ITソリューションプロバイダで、技術者が従業員の9割近くを占めるエンジニア集団である。エンタープライズソリューション、サービスソリューション、エンベデッドソリューション、デバイスソリューションの4セグメントで事業を展開する。中期経営計画(2026年3月期~2028年3月期)では、成長戦略の推進により競争力強化を目指している。
1. 2026年3月期の業績概要
2026年3月期の連結業績は、売上高が52,431百万円(前期比4.8%増)、営業利益が5,290百万円(同13.5%減)、経常利益が5,533百万円(同10.3%減)、親会社株主に帰属する当期純利益が3,709百万円(同1.3%増)であった。売上高は過去最高を達成し、営業利益は期初計画どおり減益となったが計画を上回って着地した。営業利益の減少は、将来を見据えたブランド力強化に伴う広告宣伝費や職場環境改善のための地代家賃など、販管費が増加したことが主因だ。セグメント別では、エンタープライズソリューションとサービスソリューションは経費増と不採算案件の影響により、大幅減益となった。エンベデッドソリューションも経費増の影響で減益となったが、計画値以上の実績により減益幅は小幅となった。デバイスソリューションは増益を達成し好調であった。また、自己資本比率は76.9%に上昇し、業界平均を大きく上回る高い安全性を維持している。2026年3月期より配当性向の目安を30%から50%に引き上げ、1株当たり年間配当金は前期比40円増の125円とし、株主還元にも十分に配慮していると弊社では評価する。
2. 2027年3月期の業績見通し
2027年3月期の連結業績は、売上高54,000百万円(前期比3.0%増)、営業利益5,400百万円(同2.1%増)、経常利益5,450百万円(同1.5%減)、親会社株主に帰属する当期純利益3,750百万円(同1.1%増)を見込んでいる。経済環境の先行き不透明感を前提にした、慎重な予想である。また、将来の成長に向けて、事業拡大と人材強化にフォーカスして、関連する施策に積極投資を行う計画を織り込んでいる。セグメント別では、エンタープライズソリューションはサービスソリューションへの一部事業移管の影響により減益を見込む。サービスソリューションは増益の計画で、利益率の改善に取り組む。エンベデッドソリューションとデバイスソリューションでは、人件費増などを考慮して利益横ばいを見込む。同社は従来から保守的な期初予想を発表する傾向が強く、予想達成の可能性が高いと弊社では見ている。配当については、2027年3月期も配当性向の目安50%に基づき、1株当たり年間配当金は前期と同額の125円を予定している。
3. 中期経営計画
長期ビジョンでの売上高1,000億円を目指しており、推進中の中期経営計画(2026年3月期~2028年3月期)では、「DRIVE DX × Change The Standard」のコンセプトに基づき、最終年度の2028年3月期に売上高600億円(年平均成長率6.25%増)、営業利益率12%、ROE10%以上などの達成を目指す。業績目標の達成に向けて、「事業戦略」により各セグメントの注力分野を伸ばすとともに、「経営基盤戦略」により採用強化やサステナビリティ推進に取り組み、「投資戦略」により事業戦略や経営基盤戦略の実現に向けた投資を推進する。事業戦略の取り組みを着々と進めており、弊社では引き続き中期経営計画の進捗状況に注目したい。
■Key Points
・2026年3月期は増収減益ながら、計画を上回り着地。配当は、配当性向の目安を50%に引き上げて、大幅増配を実施
・2027年3月期は引き続き将来の成長に向けた投資活動による経費増を見越し、保守的に利益の横ばいを計画。配当も前期と同額を予定
・中期経営計画では「事業戦略」「経営基盤戦略」「投資戦略」を推進し、2028年3月期に売上高600億円、営業利益率12%を目指す
(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希)
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■要約
NSW<9739>は東京証券取引所(以下、東証)プライム市場に上場する独立系ITソリューションプロバイダで、技術者が従業員の9割近くを占めるエンジニア集団である。エンタープライズソリューション、サービスソリューション、エンベデッドソリューション、デバイスソリューションの4セグメントで事業を展開する。中期経営計画(2026年3月期~2028年3月期)では、成長戦略の推進により競争力強化を目指している。
1. 2026年3月期の業績概要
2026年3月期の連結業績は、売上高が52,431百万円(前期比4.8%増)、営業利益が5,290百万円(同13.5%減)、経常利益が5,533百万円(同10.3%減)、親会社株主に帰属する当期純利益が3,709百万円(同1.3%増)であった。売上高は過去最高を達成し、営業利益は期初計画どおり減益となったが計画を上回って着地した。営業利益の減少は、将来を見据えたブランド力強化に伴う広告宣伝費や職場環境改善のための地代家賃など、販管費が増加したことが主因だ。セグメント別では、エンタープライズソリューションとサービスソリューションは経費増と不採算案件の影響により、大幅減益となった。エンベデッドソリューションも経費増の影響で減益となったが、計画値以上の実績により減益幅は小幅となった。デバイスソリューションは増益を達成し好調であった。また、自己資本比率は76.9%に上昇し、業界平均を大きく上回る高い安全性を維持している。2026年3月期より配当性向の目安を30%から50%に引き上げ、1株当たり年間配当金は前期比40円増の125円とし、株主還元にも十分に配慮していると弊社では評価する。
2. 2027年3月期の業績見通し
2027年3月期の連結業績は、売上高54,000百万円(前期比3.0%増)、営業利益5,400百万円(同2.1%増)、経常利益5,450百万円(同1.5%減)、親会社株主に帰属する当期純利益3,750百万円(同1.1%増)を見込んでいる。経済環境の先行き不透明感を前提にした、慎重な予想である。また、将来の成長に向けて、事業拡大と人材強化にフォーカスして、関連する施策に積極投資を行う計画を織り込んでいる。セグメント別では、エンタープライズソリューションはサービスソリューションへの一部事業移管の影響により減益を見込む。サービスソリューションは増益の計画で、利益率の改善に取り組む。エンベデッドソリューションとデバイスソリューションでは、人件費増などを考慮して利益横ばいを見込む。同社は従来から保守的な期初予想を発表する傾向が強く、予想達成の可能性が高いと弊社では見ている。配当については、2027年3月期も配当性向の目安50%に基づき、1株当たり年間配当金は前期と同額の125円を予定している。
3. 中期経営計画
長期ビジョンでの売上高1,000億円を目指しており、推進中の中期経営計画(2026年3月期~2028年3月期)では、「DRIVE DX × Change The Standard」のコンセプトに基づき、最終年度の2028年3月期に売上高600億円(年平均成長率6.25%増)、営業利益率12%、ROE10%以上などの達成を目指す。業績目標の達成に向けて、「事業戦略」により各セグメントの注力分野を伸ばすとともに、「経営基盤戦略」により採用強化やサステナビリティ推進に取り組み、「投資戦略」により事業戦略や経営基盤戦略の実現に向けた投資を推進する。事業戦略の取り組みを着々と進めており、弊社では引き続き中期経営計画の進捗状況に注目したい。
■Key Points
・2026年3月期は増収減益ながら、計画を上回り着地。配当は、配当性向の目安を50%に引き上げて、大幅増配を実施
・2027年3月期は引き続き将来の成長に向けた投資活動による経費増を見越し、保守的に利益の横ばいを計画。配当も前期と同額を予定
・中期経営計画では「事業戦略」「経営基盤戦略」「投資戦略」を推進し、2028年3月期に売上高600億円、営業利益率12%を目指す
(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希)
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