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SMK Research Memo(2):100周年以上の歴史を誇るグローバル総合電子部品メーカー

*12:02JST SMK Research Memo(2):100周年以上の歴史を誇るグローバル総合電子部品メーカー
■会社概要

1. 会社概要
SMK<6798>は、コネクタ、スイッチ、リモコン、カメラモジュールなどの様々な電子部品を世界で製造・販売する総合電子部品メーカーである。2025年4月に100周年を迎えた歴史ある企業であり、創業の精神である「良い部品は良いセットを作る」を受け継ぎ、日本のものづくりを支える重要な役割を担っている。

対象市場はスマートフォン、タブレット、ウェアラブル機器などの情報通信市場から、自動車、モビリティ機器などの車載市場、白物家電、アミューズメント機器などの家電市場、再生可能エネルギー、ヘルスケアなどの産機市場まで、幅広く同社製品が使われている。

厳しいグローバル競争の環境下にある電子部品業界において、顧客企業とのパートナーシップに基づく高機能・カスタム製品を武器に勝ち残ってきた。国内と海外(北米、欧州、中国、その他アジア等)の17地域に拠点を持ち、2026年3月期は海外売上高比率62.8%、海外生産比率66.2%とグローバル化が進展している。人的資源の多様化とグローバル化が進んでおり、全従業員数3,626人のうち、78%を海外の社員が占めている(2026年3月31日現在)。

2. 沿革
1925年、初代社長の池田平四郎(いけだへいしろう)氏がラジオ部品の製造販売を目的にSMKの前身となる池田無線電機製作所を創業した。ラジオ放送が開始され、ラジオの普及が加速した時期であった。1929年には昭和無線工業(株)として登記し、当時から製品ブランドとしてSMK(ローマ字の頭文字が由来)が使われていた。1937年にはラジオ受信機「オリンピック680号」が日本ラジオ協会主催のラジオ共進会の優秀賞に入賞した。戦後は一からの再出発を余儀なくされたが、ラジオ部品を製造する町工場から、テレビ用部品をはじめとする機構部品の専門メーカーへと見事な脱皮を遂げた。1963年には富山工場、1970年には茨城工場を開設し、大量生産方式に対応した。1970年代からは海外展開を開始し、米国、香港、マレーシア、中国、フィリピン、アイルランドなどに現地法人を設立し各地域での製造・販売体制を確立した。1980年代以降はAV機器やPCの時代となり、コネクタ、ジャック、スイッチなどに加え、リモコンやタッチパネルなどの製品ラインナップを拡大した。1962年に東京証券取引所第2部に上場、1978年には同第1部へ上場、2022年には同プライム市場に移行した。2025年4月には、創立100周年を迎え、中期経営計画「SMK Next100」及び構造改革プログラムを推進しており、次の100年に向けて競争力の強化を推進している。

3. 事業内容
同社の事業セグメントは、CS(コネクション・システム)事業部とSCI(センシング、コミュニケーション&インターフェース)事業部の2本柱である。CS事業部ではコネクタ(同軸、基板対基板、FPC)、ジャックの製造販売を行う。2026年3月期の売上構成比の46.7%を占め、全社の利益を支える存在である。SCI事業部ではリモコン、カメラモジュール、センサー/センシング製品、ユニットの製造販売を行う。2026年3月期の売上構成比で53.2%を占めるものの、セグメント損失を計上している。イノベーションセンターは音声によるあたまの健康度分析技術、筋電センサーの開発・販売を行う。2026年3月期は全社売上高の構成比0.1%と小さいが、将来の成長が期待される分野である。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)



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